第257回   軌道観覧車「くちぐるま号」  1999.5.16





 遊園地の花形といえば、やっぱり観覧車。でも、観覧車なんてどこの遊園地にもあるのでなかなか他所と差異化ができない……。そんな悩みをお持ちの経営者のあなたに最適です。


 遊園地の花形マシンといえば、今も昔も観覧車です。ジェットコースターやフリーフォール等の絶叫系マシンの台頭にもかかわらずファミリーやカップルを中心に根強い人気を保っており、遠くからでも見えるその優美な姿は広告塔としても重要な役割を果たしています。
 しかし、その人気のおかげであちこちの遊園地に観覧車が立ち並んでいるため、特色になりにくいのが問題です。今や「世界最大の観覧車」が日本国内だけで10機以上も存在し、直径100m程度の大きさでは見向きもされないのが現状です。なんとか他の遊園地に差をつけたいのに、アピールポイントが思いつかない……これが、遊園地経営者の共通の悩みでしょう。

 そんなニーズに応えたマシンが、当社が開発した軌道観覧車「くちぐるま号」です。当社独自の超硬鋼製造技術と最先端の荷重分散制御システム(特許出願中)により、従来では考えられなかった大直径の観覧車の建造が可能になりました。100mや200mなどとケチなことは言いません。「くちぐるま号」の回転直径は10000mから50000mまで。直径の違うシリーズ16機種の中から自由に選定していただけます。
 雲海を越えて上空にそびえる巨大なホイールは、まさに21世紀にふさわしい姿、ゴンドラの窓から見える鳥、飛行機、スペースシャトル、偵察衛星などは、乗客をファンタジックな夢の世界に誘ってくれることでしょう。

 大直径にあわせて、ゴンドラの数も大幅に増加しました。最大で甲子園球場の3倍を超えるその収容人数は、もはやちょっとした都市と言っても過言ではありません。これだけのキャパシティを持っていれば、お客様をお待たせすることなどなくなり、中でいちゃつきたいカップルのための「1台おきサービス」など柔軟な運用が可能です。
 さらに、従来の観覧車と違い、ホイールの回転速度も自由に設定できます。設定範囲は、時速10cmから亜光速まで。閑散期・繁忙期など、負荷に合わせて調整していただくことで消費電力も抑えられ、経済的に運用できます。

 また、軌道観覧車「くちぐるま号」は安全にも十分留意して設計されています。各ゴンドラには非常脱出用の縄ばしごが備え付けられており、機関停止等のトラブルで最上部に取り残されても、安全に避難が可能です。

 これだけ素晴らしい特長を持った軌道観覧車「くちぐるま号」を設置すれば、あなたの遊園地は必ず世界一と呼ばれることになるでしょう。来園者も大幅に増加し、万年赤字も解消されます。もはやためらっている時ではありません。さあ、いますぐ当社にご連絡を!

仕様
名称軌道観覧車「くちぐるま号」
類別遊戯機械
型式PLCX-5507シリーズ
回転直径10000m〜50000m
ゴンドラ数6400台〜32000台×6名
乗員数38400名〜192000名
動力AC400V 3相 550KW〜1925KW
規格UL規格・CSA規格・VDE規格取得申請中
販売価格応談


※危険ですので、高度8000m以上の高空では窓を開けないでください。
※最高速で運転した場合、ゴンドラの色が変化して見える、乗客の時計が遅れる等の現象が発生する場合があるのでご注意ください。
※敷地面積等の関係で軌道観覧車の設置が困難な施設には、当社の小型観覧車「ぷちぐるま号」をお勧めします。




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