裏ぽた・00年2月


2月29日(火) 間違いメール

 まだまだ寒い。今日も小雪が舞っていた。

 午前十時から後輩Aの仕事関連の会議。出席者は、私・後輩A・先輩C・上司……のはずだったのだが、なかなか面子が揃わない。先輩Cも上司も「やっといてくれ」とのことで遅れている。仕方なく私と後輩Aの二人だけで開始、昨日チェックしたツッコミどころについてぼちぼちと話しはじめる。十一時半を過ぎて、ようやく先輩Cと上司が登場した。ここからが本番、といった感じで盛り上がり、結局昼休みまで食い込んでしまった。ううっ、昼ご飯食べるのが遅れたよお。

 夕方になって、社内の誰かから一通のメールが届く。差出人の名前に聞き覚えはないし、中身を見ても心当たりがない。何かの資料を添付ファイルにして送ってきたようだが。
 どうやらこれは間違いメールのようだ。実を言うと、隣のセクションにも私と同じ名字の人がいるのだ。こういう間違いメールはたまに来ることがある。社内メールアドレス帳をいいかげんに検索したのだろう。
 とはいえ、別の間違いの可能性もある。だからこういう返事を出した。
「このメールの内容には心当たりがないのですが。ひょっとして、隣のセクションのうえださんとお間違えでは?」
 しばらくしてその人からまたメールが届いた。
「そうです間違いでした。さっきのメールは隣のセクションのうえださんに転送してください」
 ううむ、なんだこれは。「転送してください」はないだろう。もともと私は、単に間違いメールを送られてしまっただけでこの件には何の関係もないのに。無関係の人間の手をわずらわせるなって。そう、今までも似たような間違いメールは何通か来たが、私の指摘に対してみんな「すいませんでした。送り直しておきました」と返事をしてきたぞ。これが当然の対応、やっぱり自分で再送するのがスジだろうが。もう少し常識をわきまえなさい。
 ……というような内容を、なるべくソフトに伝えるにはどんな文章で返事を書いたらいいか、あれこれ考えていたら定時になってしまった。ううむ、親切心を出して「隣のセクションのうえださん云々」などと書いたのがまずかったかなあ。「心当たりがありません」だけにしておけば、この差出人ももう一度きちんとメールアドレスを確認して自分で再送していたかもしれない。って、しかし、なぜ私がこんなことで悩まなければならないのか。黙って転送してやれば楽は楽なのだが……。まあいい、さっさと返事を書いてとっとと帰ろう。

 というわけでちょっと不機嫌になって家路に着いたのだが、本屋でお気に入りのシリーズ物の新刊二冊を見つけて回復♪


今日買った本:
『エイリアン蒼血魔城』(菊池秀行、ソノラマ文庫)
『魑魅(すだま)』2巻(小山田いく、ソニー・マガジンズ)



2月28日(月) あぜ道

 例によって月曜日の朝は眠いが、気力を振り絞って起床。今日は北風が冷たい。

 午前中は後輩Aの仕事関連の会議。いろいろあって時間がかかってしまい、昼休みになって時間切れ引き分け。……いや、別に引き分けではないのだが、結局また明日の午前中も関連の会議をすることになってしまった。
 午後からは本来の仕事に戻り、ひたすらデスクワーク。どうにも調子が出ないなあ、などと思いつつ、やたらと喫煙室とデスクを往復しているうちに定時になる。定時後、明日の会議の資料に目を通してツッコむポイントを書き込んでから会社をあとにする。日が暮れると、また一段と北風が冷たい。
 夕食は『天下一品』で餃子定食。食べている最中はいいのだが、店を出るとやっぱり寒い。寒いので近道をしようと、駅の方向へ向かいそうな狭い路地に入ってみる。一度も通ったことのない道だ。道なりにすすんで行くと、なぜか田んぼのあぜ道に迷い込んでしまった。街路灯はないし、足下がややぬかるんでいるぞ。ぐすん。
 そんな道だが、いちおう近道ではあったようでなんとか駅には到着できた。



2月27日(日) アタック

 午前十一時に起床、今日は少し暖かい。

 昼食にはワンタンメンにキャベツとタマゴを入れたものを食べる。その後は掃除と洗濯。今日は特に予定もないので、家でのんびりと未読本の山でも片づけるとしよう。ううむ、山田正紀が三冊ほど溜まっているなあ。
 午後三時過ぎに、玄関のチャイムが鳴った。出てみると若い男女である。一軒置いてとなりの部屋に引っ越してきました、ということであいさつの粗品を持ってきたのだ。新婚さんだろうか。いらっしゃ〜い。などとボケをかましながら封を切ると花王のアタックであった。ありがたやありがたや。
 そして夕食は野菜炒めを作成。ちょっと野菜が少なくてバランスが悪かった。というのも、キャベツの芯が大きくて食べるところが少なかったのだ。ううむ、キャベツはもっと吟味して買わねば。


 そして今日は「オモテ」を更新。



2月26日(土) かつおのたたき

 起床はいつもの休日より早くて午前九時半。雨が降ったようで地面が濡れていた。

 車に乗って高槻市役所向かいの田村書店へ行き、新刊を物色する。新装開店して本の配置が変わってしまって以来いまだに勝手がつかめなくて戸惑ってしまうのだが、それでもなんとか幻冬舎文庫の新刊を二冊購入した。その後は例によってダイエーへ。
 フードコーナーでカレーうどんを食べたのち、酒と食材を購入に向かう。今週はうどんすきとカレーチャーハンではなく別のメニューにしなければ、と思いつつまずは野菜のコーナーへ。野菜炒め用・酢豚用・シチュー用など、カット済でビニールでパックされている野菜が並んでいる。そうだ久しぶりに野菜炒めにしよう、と思ったが、どうもこのパック野菜は割高っぽいなあ。というわけでキャベツ・ピーマンを個別に購入。タマネギはまだ先週買ったのが残っているのだ。
 野菜炒めは明日の夕食にするとして、今日の夕食は何にするか。よし、湯豆腐鍋にしよう。と決心して豆腐を買う。ついでに近くに並んでいたミニ豚まん3個入りをかごに入れ、鮮魚コーナーを通り過ぎようとしたらかつおのたたきが目についた。これも購入。これもカット済のものは(野菜と同じく)割高なので節おろしのものにする。炭火焼きのものと藁焼きのものがあって藁焼きの方が高いのだが、違いがよくわからないので炭火焼きの方にする。しかし、よく考えたらまだ初鰹にはちょっと早かったか。
 さらに牛肉、鶏肉、ウーロン茶、ジュース類、ビールを買って帰宅。ミニ豚まんはおやつに食べてしまった。
 そして夕食はビールを飲みつつ湯豆腐鍋。これはけっこう美味しかったのだが、よく考えてみたらうどんが豆腐に変わっただけであとはほとんど同じような気がするぞ。まあいいか。
 入浴後はさらにかつおのたたきを肴にビールを飲む。ううむ、今日はちょっと食べ過ぎかも。

 本日の発見。このかつおの節おろしは右利き用である。左手に包丁を持つと非常に切りにくいのだ。


今日買った本:
『螺旋(スパイラル)』(山田正紀、幻冬舎文庫)
『トンデモレディースコミックの逆襲』(唐沢俊一&ソルボンヌK子、幻冬舎文庫)



2月25日(金) 新人

 相変わらず冬型の気圧配置は続く。今日もまた小雪が降ったりやんだりの一日。
 昼過ぎ、喫煙室の窓から外を見ていると、かなり激しく降り出したがさいわい積もるほどではなくすぐにやんだ。夕方を過ぎると天気はよくなったが風は冷たい。

 夕食を食べにいつもの『王将』に入ると、見かけない顔が一人。二十歳くらいの丸顔の男性である。どうやら新人のようで、まだまだ動作がぎこちない。作りかけのラーメンを持って行こうとして「ああ、それはまだまだ」と言われたり、洗い物をしようとして「混んでいるときは、それは後回しだ」と怒られたり。ビールの栓を抜く手つきもおぼつかない。先週来たときはいなかったからまだ数日、いやひょっとしたら今日が初日かもしれない。
 そしてその新人が、私の注文した焼肉定食と餃子を持ってきた。慣れない上に狭いところで小走りになるから足がもつれて転びそうになる。おいおい、こぼすなよ。
 まあ幸いこぼすこともなく、なんとか無事に夕食が食べられたわけだが、これで一つ楽しみができたな。毎週ここへ来て、新人の成長具合をひそかに確認するのだ。ふふふ。



2月24日(木) あられ

 今日はまた冷え込んだ。天気予報は雪と言っていたが、午前中に小雨。しかしこれはすぐにあがり、陽が射してきた。
 と思ったら、午後三時ころになって、外からぱらぱらという音がする。あられだ。しかしこれもすぐにやみ、再び晴れてくる。そして夕方になって今度は雪がちらほらと舞いはじめた。もちろん、これもすぐにやんだのだが。

 仕事は例によって一日中デスクワーク。今日は特に邪魔も入らなかったのだが、内容自体ちょっと行き詰まり気味かもしれない。ううむ、ここらでひとつ、社内有識者の知恵を借りようかなあ。などとシミュレーション結果をExcelでまとめたものをながめつつ悩んでいると、課長が給与明細を渡しに来た。そうか、明日は給料日か。
 悩み事はとりあえず置いておいて、給与明細の封を切る。今月は通勤手当三ヶ月分が含まれているのでいつもより多い。しかし相変わらず年金やら税金やらでごっそり引かれているなあ。この「経費精算1100円」ってのは何だったっけ。ああそうか、この前後輩Aと綾部に行ったときの出張手当だ。などと細かいところまでチェックしていたら定時になった。

 定時後もちょっと仕事をしてから会社をあとにする。
 駅へと向かう道で、突然外人女性が声をかけてきた。ああっ英語は苦手なのに、と一瞬びくびくしたが、幸いなことにカタコトの日本語だった。どうやら、私の会社への道順を聞いているらしい。ううむ、住宅街の中に建っているから道順はけっこうややこしいんだよなあ。目印になるものも少ないし。それでもなんとか複雑な道順を教えてあげたが、うまくたどり着けたか心配である。


今日買った本:
『デビルマンレディー』12巻(永井豪、講談社)



2月23日(水) 山伏

 風がないので、少し暖かい。ような気がする。

 今日も一日中デスクワーク。午前中に後輩Dが、午後三時ころに後輩Fがちょっとした相談を持ってきたが、それ以外は平穏無事、落ち着いて仕事ができた。後輩Aも昨日今日と大人しく仕事をしているようだ。そんなわけで、ここに書くこともあまりないのである。
 最近はかなり日も長くなってきた。定時後、喫煙室で外をながめながらぼーっと煙草を吸っていることが多いのだが、だんだん日暮れが遅くなってくるのがよくわかる。一月中は定時前にすでに真っ暗だったのに、今の時期はまだ明るい。そろそろ春だろうか。……と思ったら、明日はまた冬型の気圧配置で雪が降りそう(由紀が不利そう、と変換されたぞ)という予報である。

 帰りの電車の中で、山伏二名を目撃。いや、まあ、それだけなんだけど。



2月22日(火) あんかけ

 陽が射して天気はいいけど、やはり風は冷たい。しかし、昨日よりは少しはマシか。

 午前中、社内ネットの掲示板で食堂のメニューを見る。本日のスペシャルメニューは「豚肉のてんぷら、じゃことキュウリの酢のもの」と書いてあった。豚肉のてんぷらってのもなかなかよさそうだな、これを食べようかと思って食堂へ向かう。ところが、サンプルケースのスペシャルメニューのところには何だか妙なものが陳列してあるのだ。メニューと違うやんか、何やこれは? と思ってよく見ると、「豚肉のてんぷらのあんかけ」と書いてある。八宝菜のようなものがかかっているのである。
 ううむ、なぜわざわざあんをかけるかなあ。豚肉のてんぷらだけで十分おいしいのに。やはりこの食堂、やたらと奇をてらったメニューを出す癖は直っていないようである。このあんかけは流石に食べる気がしなかったので、結局豚カツにブラウンソースをかけたもの(これもちょっとどうかと思うが、まああんかけよりはマシだ)を取った。
 食堂の壁を見ると、『サービス強化月間』などというポスターが貼られている。『日頃のご愛顧にお答えして』って、別にご愛顧しているわけではなくてここでしか食事ができないからなんだけどなあ。『これからも新たな領域にチャレンジしていきます』って、せんでええせんでええ。新たな領域はいいから、もっとオーソドックスなメニューを出してくれ。

 仕事の方はいつもどおり、ずっとデスクワーク。昨日とほぼ同じ時間に帰宅。



2月21日(月) またまた雪

 例によって月曜日の朝は眠いが、なんとか起床して出勤。今日も風が冷たい。

 午前中は後輩A関連の会議が一本。本来は後輩Aが一人でやるはずの仕事について、である。こうやってだいたい週一回のペースで上司・後輩A・私の三人で会議を開いて進捗状況や今後の作業をチェックしているのだ。まあ、放任しておくとどうなるかわからない、ということなのだろう。上司と私の間でちょっと意見の相違がありごたごたしかけたが、なんとか昼食前に終了した。
 昼休み、喫煙室の窓から外をながめていると雪が降り出した。かなり激しく降っていたが、十分ほどでやむ。ううむ、なぜか最近はこうやって昼休みに雪が降ることが多いなあ。……と感じるのは、昼休みくらいしか外をながめていないからか?

 午後からは本来の仕事に戻り、ずっとデスクワーク。午後七時ちょうどに会社をあとにした。



2月20日(日) 散髪

 今日も午前十一時に起床。起きたら雨はすでにあがっていた。

 きんぴらとタマゴと味噌汁で昼食を食べてから外出。そろそろ前髪が鬱陶しくなってきたので駅前の散髪屋まで。ついでにタコ焼きを買ってきておやつにする。
 夕食は豚肉とタマネギでカレーチャーハン。その他の具は冷凍のミックスベジタブル(にんじん・コーン・グリーンピース)である。もちろんお米はあきたこまち。けっこう美味しくできたけど、どうも最近週末の食事がパターン化しているような……お好み焼きと焼きそば、うどんすき、カレーチャーハン、それにタコ焼きということが多い。ううむ、来週はもう少し別のパターンを模索するか。


 そして今日は「オモテ」を更新。



2月19日(土) ホイールキャップ

 久しぶりにゆっくりと寝て、午前十一時前に起床。

 例によって車でダイエーへ向かい、まずはお好み焼きと焼きそばのセットで昼食。本屋を物色して特にめぼしい新刊がないのを確認したのち、酒と食材を買い込む。またまたうどんすきの材料一式を買ってしまった。
 帰り道、踏切で遮断機の上がるのを待っていると、すぐ左手にある豚カツ屋の駐車場から一台の車が出てきた。その車は、私の車とそのすぐ後ろの車の間を通り抜け、右折して反対方向に行こうとしてる。ところが、その車が右折しようとしたとき、何やらガリガリと引っかくような音が。バックミラーで確認すると、角度的にどうやら左前輪が歩道の縁石に接触したようだ。ううむ、曲がりきれなかったのか。そしてその車はいったんバックし、タイヤを切り返して今度はちゃんと走り去っていった。
 いや、「ちゃんと」ではなかった。走り去ったあとに何やらコロコロと道路を転がる物があったのだ。しばらく転がって止まった物をよく見ると、なんとホイールキャップである。そうか、さっき縁石に接触したときに外れてしまったのか。ううむ、気付かずに走り去るかなあ。しかし道の真ん中にホイールキャップが転がっていては危険では? 車を降りて拾いに行こうかと思ったら、原付に乗っていた兄ちゃんが拾い上げて歩道の隅に放り投げていた。まあさっきの車も、ここで落としたことに気付けば拾いに来るだろう。

 帰宅してからは掃除と洗濯、そして昼寝。夕食はビールを飲みつつうどんすきだった。



2月18日(金) また雪

 まだまだ寒い日が続く。

 三日ぶりに京都研究所に出社、さぞかし書類やメールが溜まっているだろうと思ったら案の定だった。しかし、それらを処理する間もなく会議に突入。午前中はこれで潰れてしまった。
 昼休み、食堂の窓から外を見ているとまた雪が降っている。それも、かなり強い降りだ。こりゃまた積もるかなあ、と思っていたが、幸い一時間ほどでやんだ。
 午後からは溜まっていた書類やメールを処理。そして、先ほどの会議で私が作成することに決まったドキュメントの参考資料を求めてネット上を徘徊。要は競合他社のカタログ等を探していたわけだが、これがアメリカとイギリスの会社なのである。まずは日本語のページを探そうと日本の販売代理店あたりをうろうろしたのだが見つからず、やむを得ず本国のページにアクセスした。当然ながらすべて英語である。なんとか目当ての商品を探し出してカタログをダウンロードし、必要な項目をチェックしてまとめる、これで本日は定時になった。

 その後、一時間ほど居残りをしてから帰宅。夕食はまた『天下一品』に行ってしまった。



2月17日(木) 食堂談義

 研修二日目、今朝も京都はうっすら雪化粧である。

 朝食は研修センターの食堂で、塩鮭・ひじき・タマゴと味噌汁の和食。ううむ、こういう伝統的な和食の朝食も久しぶりだなあ。この研修センターは食堂の食事がけっこう美味しくて、研修のときはそれも楽しみの一つなのだ。食堂の美味しさで言えば、熊本研究所と並んでトップクラスだろう。京都研究所はダメだな。かなりレベルが落ちる。岡山工場は、昔は上位に位置していたのだが、数年前に業者が変わっていきなりレベルダウンした。噂では、つくば研究所もけっこういけるとのことなので、一度行ってみたいものである。ううむ、出張の話でもないかなあ。
 などと食堂談義も織り交ぜつつ研修開始。そして昼食は、ハヤシライス・豚カツ・サラダにシュークリーム。これも美味しかった。京都研究所は、カレーライスはまだマシなのだがハヤシライスはとても食べられたものじゃないからなあ。などと再び食堂談義を繰り広げて研修は午後も続き、予定どおり五時で終了。

 帰路、阪急の特急に乗ったらついうとうとしてしまい、あやうく乗り過ごすところだった。いかんいかん。



2月16日(水) 研修

 今日と明日は一泊二日の集合研修である。場所は京都市内の研修センター。朝はいつもより一時間早く起きて電車に乗る。昨日に引き続いて寒い。
 京都市内はさらに寒く、雪がうっすらと積もっていた。午前八時半過ぎに研修センタに到着。

 雪の影響で東京方面からの参加者が数人遅れているようだが、研修は午前九時に開始。昼食と夕食をはさんで午後九時まで続いた。ふう、疲れた。
 そして、その後に懇親会と称した飲み会。ふだんは交流のない全く別の事業部からの参加者とかがいて、いろいろと珍しい話が聞けてなかなか面白い。ううむなるほど、建設省相手の商売ってのは××××で×××が××××しないといけないのか。すごいなあ。

 そして研修は明日も続くのだ。



2月15日(火) キャンセル

 今日はまた一段と冷え込んで、風も強い。午前中は雪がちらほらと舞っていた。

 午後からは会議の予定が二本あったのだが、そのうち一つは延期になった。大阪支社から出席予定の人が、緊急の仕事が入ったとかで来られなくなってしまったのだ。出席者はその人と私、そして私の上司の三人だけの予定だったので、これでは会議をしてもあまり意味がないなあということで延期である。あらためて、金曜日に開催する予定。
 この会議のために会議室を予約していた。デスクの近くにある二つの会議室は私の部署の管理で、これは無料で使えるのだがすでに他の者に予約されていたので、事業所管理の会議室を予約していたのだ。こちらは使用料を取られる。使用料は部屋の広さによって変わるのだが、一番狭い部屋を予約していたので一時間あたり六百円である。これを使用する部署から徴収するのだ。たとえ数百円といえども無駄金を使うわけにはいかない、と、この予約をキャンセルしようとネットワークの会議室予約システムにアクセスした。しかしキャンセルできない。「当日の予約の変更・取消はできません」というメッセージが出たのである。
 ううむ、ホテルの予約とはわけが違うだろう。社内の会議室だぞ。もう少し融通を利かせられないものか。使用料を取られること自体いまひとつ釈然としないのに、キャンセルできないとは困ったものである。誰も使っていない部屋にただただ使用料だけが加算されていく、というのも虚しいものだ。いっそその会議室に書類を持ち込んで仕事してやろうかとも思ったが、それはもっと虚しいかもしれないのでやめておいた。
 そして、もう一本の会議は予定どおり開催。これは定時まで続いた。それから一時間ほどちょこちょこと仕事を片づけてから帰宅。

 やっとグインサーガの最新刊を入手できた。阪急駅前の駸々堂が潰れてしまったので、わざわざJR駅前の書店まで行ったのだ。ううむ、駸々堂倒産の影響はでかいなあ。


今日買った本:
『豹頭王の誕生』グインサーガ70巻(栗本薫、ハヤカワ文庫)



2月14日(月) 静寂

 三連休のあとの月曜日、やはり朝は眠い。

 今日は一日中デスクワークで本来の仕事に専念していた。ずいぶん周囲が静かだなあと思ったら、そういえば後輩Aは上司とともに名古屋方面に出張に行っていたのだった。この出張も本来なら私が後輩Aと一緒に行くことになりかねなかったのだが、最近ちょっと本来の仕事への影響が無視できなくなってきたので、なんとか上司に押しつけたのである。今後は……ううむ、あと何回かは私の方に回って来そうだなあ。
 というわけで、落ち着いて仕事をしてから帰宅。夕食は『天下一品』で餃子定食を食べた。

 そして今日は「オモテ」を更新。タイトルだけ『大阪ほんわかテレビ』のコーナー名より拝借した。



2月13日(日) 後楽園ゆうえんち

 東京行最終日、今日は後楽園ゆうえんちである。
 今回の目玉は特別興業、『荒俣宏の幻鳥迷宮』と『楳図かずおのおばけ屋敷』だ。まあ大したことはないだろうと思っていたら、これが意外と怖かったのである。しくしく。
 そして地下のジオポリスのジェットコースターとゾンビパラダイス。ジェットコースターは、怖いというよりなんだか少し酔ってしまった。ううむ。ゾンビパラダイスは、まあこれ自体はあまり怖くはなかったのだが、出口付近に来たときに突然人影が前方を横切ったのだ。前の席に座っていた女性三人組がきゃあきゃあ悲鳴をあげていた。で、よく見るとその人影は、車両を止めに来た係員だったのである。ええい、そんなとこで怖がらせてどうする!

 夕方の新幹線で帰阪、そしてタコ焼きを食べる。



2月12日(土) オフミ

 昼間はうだうだうだうだと過ごしてから、夕方からオフミで渋谷へ。ねぎねぎ・大竹・たかの・taka・フナイ・しおりん・いけがわ・新屋・だーりん・たまきんといったメンツである。『ReadMe!』の同窓会、とかいったふれこみであるが、まあ何だかよくわからない会合である。
 何だかよくわからないうちに眼鏡をはずしていたら、原田大二郎に「目とダジャレ」が似ていると言われた。ううむ、目はともかくダジャレはなあ。
 そして、新屋さんと雑文関係の話をしていたら大阪万博とか沖縄海洋博とかつくば科学博とかの話題になり、万博ネタで雑文を書けないかという話になった。ここはやはり、架空の万博をでっちあげるべきだろう。たとえば札幌雪と氷の博覧会とか。もっとマイナーな場所、たとえば足寄で開催してもいいかもしれない。足寄には貴族が住んでいるのだ。足寄男爵。というネタは新屋さんにはウケていたようだが、気のせいかもしれない。
 他にもいろいろと話題はあったようだが、思い出せるのは(または、ここに書けるのは)これくらいである。



2月11日(金) 焼肉

 というわけで、この三連休は東京である。

 今日はいつもより遅い新幹線なので、朝はゆっくりできた。京都駅で昼食にビーフカレーを食べ、新幹線に乗り込む。関ヶ原付近で少し雪が舞っていたが走行に影響するほどではなく、東京駅には時間どおりに到着。
 そして夕食は例によって上野の『叙々苑』で焼肉。なんだか東京に来るたびに『叙々苑』に行っているような気がするが、まあいいだろう。この焼肉が明日の活力の源である。



2月10日(木) 残雪

 今朝はちょっと暖かかった。とはいえ、まだ気温は平年並みか。会社の周りには、まだ雪がところどころ残っている。

 朝から後輩A関連の会議が一本。昨日の実験結果の報告である。いつもなら報告内容に対してああでもないこうでもないああすればいやこうしたらなどと紛糾するのだが、昨日は珍しく(というのもどうかと思うが)いいデータが取れたのであっさりと終了。いつもこうだと楽なのに。
 午後からはデスクワーク。久しぶりに本来の仕事に専念することができた。

 さあ、明日からは待望の三連休だ。


今日買った本:
『心霊写真』(小池壮彦、宝島社新書)



2月9日(水) 雪景色

 今朝は一段と寒い。五センチほどの積雪であたりはすっかり白一色、さらに道路のあちこちが凍結していて歩きにくいことはなはだしい。こんな日に出張である。

 細心の注意を払って阪急の駅まで歩き、いつもとは反対方向、大阪行きの電車に乗る。通常の通勤時間帯なので、かなり混んでいる。しかしちょっと混みすぎでは? と思ったら、「大阪モノレールは凍結のため運転を見合わせています」とのアナウンスがあった。そうか、そっちの乗客も阪急に流れてきているのか。
 地下鉄に乗り換えて大阪支店へ。ビジネス街の真ん中なのだがここもずいぶん雪が残っている。大阪でこんな雪景色を見られるのは年に数回のことだろう。それにしても寒い。

 大阪支店で後輩Aおよび営業担当者と待ち合わせて午前九時ジャストに社有車で出発、阪神高速に乗る。初めは順調に走っていたのだが、阪神高速から近畿自動車道へのインターチェンジ付近の道路が凍結しておりタイヤが滑る。ううっ、怖いよお。などと言いつつ三十分ほどで客先に到着。
 機材をセットし、さあ実験を始めようかという段階になって、後輩Aが「うえださん、ペン持ってませんか?」と聞いてきた。こらこら、持ってこなかったのか。この前も取説やら電卓やらを忘れただろうが。「いやあ、電卓は持ってきたんですけどね」って、毎回かならず何かしら忘れてくるなあコイツは。仕方なく、持っていたボールペンを貸す。
 幸い、ペンを忘れた以外は実験は順調に進み、すべてのデータを取り終えて午後四時半には終了。客先の担当者にあいさつをし、正式な報告書は後日作成して送付するということにして帰路についた。さすがにもう道路に雪は残っていない。

 大阪支店で解散し、駅前の『王将』で焼肉定食+餃子を食べて帰宅。



2月8日(火) 競合品

 昨日とは一転して寒くなった。風が強いので余計に寒く感じる。

 今日も例によって飛び込み仕事は続く。って、これだけ時間を取られるともはや飛び込みとは言っていられないのだが。この仕事の一貫として他社の競合商品の調査があり、これを後輩Kが担当している。で、サンプルとして購入する予定の競合品のリストを持ってきたのだ。これを上司とともにチェックしていたのだが、すべて購入するとなると百五十万くらいになりそうだ。ううむ、高いなあ。
 しかし、これらのカタログをながめているとどうも見覚えのある商品がある。実験室に転がっていたのを見たような気が……と思って実験室まで行き、ごたごたと積まれた棚の中を捜索してみると、出てくる出てくる、購入予定の商品の半分くらいは発見することができた。
 というわけで無駄な金を使わずにすんだわけだが、これはこれで困ったものだなあ。これらの競合品はおそらく以前に誰かが同じような目的で購入したものだろうが、そういう情報がきちんと伝達されていないのだ。今回はたまたま私が気付いたからよかったようなものの、気付かずに二重買いをしてしまうケースがけっこうあるのではないか? 競合品サンプルはもっときちんと管理せねば、と思った。
 ええと、とりあえず今日のところは思っただけである。

 夜になるとさらに冷え込み、午後十時を過ぎると雪が降り始めた。午後十一時現在の積雪量は、約三センチ。



2月7日(月) また会議

 雨もあがり、暖かい一日。とは言えやはり月曜の朝は眠い。

 午前中にちょっとデスクワークを片づけたのち、午後からはひたすら会議。この陽気だというのに、会議室には暖房が効いていて暑い。窓を開ければいい風が入ってくるのだが、今度は窓のすぐ外にあるエアコンの室外機のせいでうるさいのだ。困ったものである。結局、そんな悪環境下で会議は定時過ぎまで続いた。
 デスクに戻ってみると、わずか数時間のうちにメールがずいぶん到着している。こいつらをひととおり処理してから帰宅。さすがに陽が落ちると少し肌寒くなった。



2月6日(日) 大阪府知事選挙

 午前十一時に起床、外は雨。

 昼食を食べたのち、大阪府知事選挙の投票に行く。投票所は徒歩一分のところにあるので楽だ。しかしこの雨だと投票率も低くなりそうだなあ。天気がいいとみんな朝から出掛けてしまうので投票率が低くなり、雨が降っていてもみんな家にいるので投票率が低くなる。一番いいのは、午前中が雨で午後から晴れるというパターンで、雨なので出掛けられないから家にいる。しかし退屈だ。雨もあがったし、いっちょ投票でも行ってくるか。というわけで投票率が高くなる。
 ……という説を聞いたことがあるのだが、ううむ、どうも単純化しすぎているような気もする。
 そして今日もダイエーへ行き、牛肉タマネギ他を購入。夕食はチャーハンに挑戦する。珍しく、カレー味ではない普通のチャーハンである。ちょっとガーリックが効きすぎたようだが、まずまずの出来だった。
 午後九時から十一時までNHKで大阪府知事選・京都市長選の開票速報をやっていた。府知事選の方は速報一発目でいきなり当確が出たけど、ううむ、もう少しもつれてくれた方が面白かったのになあ。


 そして今日は「オモテ」を更新。



2月5日(土) うどんすき

 久しぶりにゆっくりと寝て、午前十時に起床。今日は少し暖かい。

 エンジン始動時の異音の直った車でダイエーに行き、まずはお好み焼きと焼きそばのセットで昼食。本屋を物色したが収穫なし。そして、酒と食材を仕入れる。
 今日はパックのうどんすきを買ってみた。といっても、この前買った、インスタント食品のコーナーに並んでいてアルミ製の容器に入っておりそのまま火にかけられるものではない。野菜売場に並んでいたパックである。中身は、白菜・白ねぎ・春菊・えのき・にんじん・油揚げ・しいたけ・うどん。肉は入っていないので、鶏肉は別途購入した。そして欠かせないのが麩である。これも別途購入。

 帰宅してからは掃除と洗濯。そして夕食はうどんすきである。うん、これはけっこういけるかも。欲を言えば、白菜がちょっと足りなかったなあ。



2月4日(金) にわか雪

 昨日車検に出した車を受け取ってから出勤。立春とは言え、昨日よりも寒い。

 昼休み、急にすごい勢いで雪が降り出した。おおっ、これは積もるか? と思ったら十分くらいでやんですぐに陽が射してきた。ううむ、にわか雪だったか。
 午後からは会議が二本。なんだか最近会議が多いなと思いつつ、それぞれ一時間程度で終わったのでまだマシだった。残り時間で本来の仕事をちょっと進めておいて、午後七時ころに会社をあとにする。

 ふう、やっと一週間が終わったか。今週はなぜかずいぶん長く感じたなあ。



2月3日(木) 車検

 そう、そろそろ車検の時期なのだ。今朝はマツダの販売店の人に車を取りに来てもらい、キーを渡してから出勤した。昨日よりは少し暖かい。
 十時過ぎに、そのマツダ店から電話があった。どこかのパイプが破れているから修理してもいいか、とのことだ。もちろん修理してもらおう。そういえば、最近エンジンをかけるとなんとなく妙な音がするなあと思っていたのだ。十秒くらいでおさまるからあまり気にしていなかったのだが……ううむ、いかんなあそういうことでは。もっと注意しなさい。はい、すいません。反省。

 今日は午前と午後に会議が一本ずつ。その合間に、この前の飛び込み仕事の資料などを作成していた。相変わらず本来の仕事に専念できないなあ。
 夕食は『天下一品』で餃子定食を食べて帰宅。



2月2日(水) 出張

 というわけで、今日は出張である。

 大阪支社で後輩Aおよび営業担当者と待ち合わせ。車で一時間ほどかけて堺方面の客先へ到着。
 さて実験を始めようか……としたら、いきなりトラブルが発生してしまった。後輩Aが、持ってくるはずの装置の取説を忘れてきてしまったのだ。これがないと配線ができない。困ったものである。仕方なく会社に電話して、同僚に後輩Aの机の上から取説を探し出してもらって端子配列を聞き出す。ううむ、この同僚もえらい迷惑やなあ。
 昼食はその客先の近所の回転寿司で食べて、午後も引き続き実験。幸いその後はなんとか順調に進み、五時過ぎには終了した。客先の担当者に今日の結果を報告し、車で大阪支社まで戻る。

 夕食は、駅前の「王将」で唐揚げ定食を食べて帰宅。……はっ、また唐揚げを食べてしまった。



2月1日(火) 駸々堂

 後輩Aは、今日は出勤していた。風邪は治ったようだが、なんだか腰を痛めているらしい。階段が上り下りできないようで、エレベーターを使っている。ううむ、何をしているのだか。
 午前と午後と、会議が二本。その午後の会議の中で、急遽明日の出張が決まってしまった。これも後輩A関連の仕事である。この仕事では、現在大阪方面の客先二社に協力してもらってデータ取り等の実験をおこなっているのだが、そのうちの一社に明後日の木曜日に後輩Aと二人で行く予定になっていたのだ。ところが今日になってこの会社から来週に延期してくれとの連絡があった。そうか、するととりあえず今週は出張はないな、と思っていたら、もう一社の方から明日ならデータ取りができるという連絡があり、急遽行くことになったのだ。なんだかややこしい話だが、実はこの二社、社名もよく似ていて間違えやすいのだ。まったくもってややこしい。
 で、明日の出張だが、本来ならそれほどむずかしい話にはならないはずなので、行くのは後輩A一人でよかったはずなのだ。ところが後輩Aは腰痛である。重い荷物を持って行ったり装置の周りを動き回ったりできないだろう、との上司の判断で私もついていくことになったのだ。ノートパソコンは私が持って行くのである。よく冗談で「私は後輩Aのお供です」などと言っていたのだが、本当にお供に成り下がってしまった。ぐすん。
 と泣いていても仕方ないので、定時後に出張の準備。七時半ころに会社をあとにした。

 そうそう、今朝の新聞に『駸々堂が自己破産申請』という記事が載っていた。関西圏以外の人には馴染みがないかもしれないが、馬の首暗黒星雲が二つ並んだマーク(ちょっと違うか?)で有名な書店チェーンである。会社最寄り駅の駅前にあったので私もよく利用していたのだ。それが自己破産とは……。
 帰り道に確認してみたが、シャッターが閉まっている。ううむ、この本屋がなくなると不便になるなあ。いちおう、自宅最寄り駅の駅前にも同程度の品揃えの本屋があるにはある。しかし、こちらはなぜか新書版ノベルスの入荷が遅いのだ。まあ、文庫や漫画はこちらで買うことが多いのだが。

 というわけで、明日は堺方面へ出張。


今日買った本:
『活字探偵団 増補版』(本の雑誌編集部編、角川文庫)





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