裏ぽた・00年3月


3月31日(金) 初日

 今日が新セクションへの初出勤日である。せめて初日くらいは早く行こうと、フレックスを使わずに九時に出社。

 まずは九時半から新しい仕事についての打ち合わせ。新チームは四人編成、私より二つ年上の人がチームのリーダーで、あとの二人は後輩である。今まではリーダーと後輩一人の二人でやっていたそうだが、今日から私と、同じく他セクションから異動してきた後輩一人が加わって一気に戦力倍増、これで某商品の年内発売を目指すわけだ。
 打ち合わせは午前中で終了し、午後からは過去の資料をひもといて勉強。そうこうしているうちに二時半になり、またもや打ち合わせに突入。出張で工場から来た人を交えて、デザインや製造方法についての話である。これがけっこう長引いて定時までかかってしまった。

 本格的に仕事を始めるのは来週から、ということにして今日は早めに帰宅。夕食は『王将』で焼肉定食+餃子だった。



3月30日(木) 引っ越し

 コートなし三日目。どうやらもう寒くなることはなさそうだ。コートは週末にクリーニングに出すか。

 今日も午前中は会議。昨日の続きで後輩Aの仕事関連の会議である。まったくいつまで続くのか、と思っていたら、どうやら昼休み前に一段落した。来週になったらまた新たな動きがありそうだが、もう私は引っぱり出され……る可能性はあるなあ。ううむ。
 午後からは自分の仕事の引き継ぎ会議。技術的な点で色々とツッコミを受けたが、なんとか四時前に終了。
 それからいよいよ引っ越し作業に取りかかる。新しい部署へ持って行く荷物一式を段ボールに詰め、パソコンも電源を切って接続を外す。新しい部署は同じ三階でここからは百メートル弱離れているのだが、そことの間を台車を使って二往復。というわけで、五時前には引っ越しが完了した。元のデスクへ戻ってきても何もすることがない。仕方がないのでフロアをうろうろして「ヒマだなあ」と言いながら他人の仕事ぶりをのぞき込んだりしていたら鬱陶しがられてしまった。しくしく。
 定時前にセクションの全員が集まり、今回他セクションへ異動する者(私を含めて五人)があいさつをした。これでこのセクションでの全ての仕事は終了である。……のはずなのだが、さっそく後輩Aが「明日メールで資料を送るのでチェックしてください」などと言っておるぞ。

 定時後は新セクションの方へ行き、とりあえずパソコンのセットアップだけして帰宅。


今日買った本:
『西遊妖猿伝』16巻・羅刹女之巻(諸星大二郎、潮出版社)
『非存在病理学入門』4巻(須賀原洋行、竹書房)



3月29日(水) ひたすら会議

 今日もコートなしで出勤。昨日よりは心持ち気温が低いようだが、まあ快適の範囲には入っている。

 出社するなり、いきなり会議に突入。昨夜の会議の続きである。これが昼休みまで続いた。
 午後になってようやく自分の仕事に取りかかった。といっても、もうほとんどやることは残っていないのだが。引き継ぎ用資料をちょこっと修正し、プリントアウトして整理しておく。これは明日の引き継ぎ会議で使うのだ。
 そして午後四時過ぎからまた会議の続き。これが定時をはさんでまたもや十時前まで続いた。ふう、さすがに疲れたぞ。昨日より一本早い電車で帰宅。

 ううむ、明日も一日中会議のような気が……。



3月28日(火) 整理整頓

 そして今日はコートなしで出勤。これでちょうどいい気温だ。

 午前中は昨日に引き続き、引き継ぎ用の資料を作成。これがほぼ完成したところで昼休みになり、食堂で海老ドリアときんぴらごぼうと味噌汁を食べる。
 デスクに戻ると新しいセクションの上司からメールが来ていた。移動の件だが、予定より一日早くなって三十日に荷物移動、三十一日からあちらで仕事開始、とのことである。まあ本来なら三月二十一日付けであちらへ異動しているわけで、まだこちらで仕事をしていられるのは「好意」に過ぎないわけだからいいか。幸い、三十日ですべての仕事は完了するようにスケジュールは組んである。
 そして午後からは整理整頓。といっても、もっぱら「捨てる」のがメインである。デスクの上や中に溜まった書類やら資料やら雑誌やらフロッピーやらうちわやらをどんどん……まあ、一応内容を確認してから……捨てていく。書類はリサイクルペーパーとして再利用されるので、ちゃんと分別して捨てなければならないのだ。白黒印刷の紙は上質リサイクルペーパー、色つきの紙は普通リサイクルペーパーである。白黒の紙に赤ペンで一本線が引いてあるだけで普通リサイクルペーパーになるので注意が必要だ。そんなこんなで捨てるものと先輩Cに引き継ぎで渡すものを除いて、持っていくものは五分の一ほどになった。すでに定時が近い。
 定時後、帰ろうかと思ったら捕まってしまった。後輩Aの仕事関連の会議である。スケジュールの話で、要は「私が抜けた穴をどうやって埋めるか」という内容であるから参加しないわけにもいかない。これがけっこう長引いて会社を出たのは十時前だった。



3月27日(月) コート

 相変わらず月曜の朝は眠い。コートを着て家を出たが、ううむ、さすがにちょいと暑いか。

 今日は引き継ぎ用の技術検討書をしこしこと書き続けて一日が終わってしまった。そういえば、デスクの中も整理しておかねばならない。パソコンは新しいセクションへ持って行くが、デスクは置いていくからなあ。ヤバい書類は早めに処分……あ、いやいや、そんなものはないぞ。ないったらない。
 などと言いつつ、一日中パソコンとにらめっこだったので目が疲れた。定時早々に帰宅。

 帰り道、ダイエーへ寄って昨日買ったスーツを受け取る。日も暮れたというのに、歩いていたら暑い。やっぱり明日からコートなしにしよう。



3月26日(日) スーツ

 午前十一時に起床。そして、例によって車でダイエーへ。って、昨日と全く同じやんか。

 衣料品売場をうろうろしていたら、『土日スーツ半額セール』のポスターが目に入った。そうか半額か、ちょうど合い物のスーツが一着欲しいと思っていたところだ。ここで買ってしまおう。まあスーツなど出張の時くらいしか着ないのだが、今持っている合い物のヤツはお腹のあたりがきつく……あ、いや、もう古くなっているからなあ。
 というわけで、グレー系のを一着選び、試着して裾上げをしてもらう。仕上がりは明日だが、さてダイエーが開いている時間に帰ってこられるかどうか。ついでにウーロン茶コーヒージュース類を購入して帰宅。
 帰宅してからは、テレビを見つつアイロンがけなど。その後はだらだらと過ごすいつもどおりの休日だった。


 そして今日は「オモテ」を更新。



3月25日(土) 同時発売

 午前十一時に起床。彼岸も過ぎたというのに、まだ肌寒い日が続く。

 例によってダイエーへ買い物に行こうとしたら、車がえらく汚れている。まるで泥をかぶったような状態……って、そうか昨日の黄砂のせいか。あとで洗いに行こうかと考えながら、とりあえずはダイエーへ。
 本屋を物色していたら、新刊コーナーに『それはエノキダ!』が並んでいた。3巻が一冊に4巻が二冊。この前買ったのは2巻だったから、これは3巻4巻同時発売か。連載終了した漫画ではタマにあることだが……って、ひょっとして終わってしまったのか? と手に取ってみたが、表紙などを見てもそんな雰囲気はしない。ホッとして3巻4巻を一冊ずつレジへ持って行く。しかし、とここでふと考えた。私がこれを買ってしまったら、残るのは4巻が一冊のみだ。これでは、あとから買いに来た人が困るのでは? 「ああっ、4巻が出ているけど私は2巻までしか持っていない。3巻はいつ発売されたのだ? うっかりして買い逃してしまったのか? ううっ、しくしく」とか悩んでしまったりして。ううっ、すまん。
 いやしかし、よく考えたら私が悪いわけではないな。同時発売の3巻4巻を一緒に買うのは極めて普通の行動だ。こういう場合は同じ冊数だけ入荷するだろうから、残り冊数が合わないということは3巻だけ買っていった者がいるということだ。そう、悪いのはそいつである。いや、悪いとまで言ってしまっては語弊があるか。一冊買うだけの金しか持っていなかったのかもしれないし。するとやはり書店側の問題か。あらかじめこういう客がいることを見越して、3巻の方だけ数冊余分に仕入れておけばよかったのだ。いや、むしろ書店の問題というよりも、取り次ぎや出版社がもっと気を配って……。
 ……などと(エノキダが憑依したかのような)くだらないことをくどくどと考えながら酒と食材を購入。帰ろうとしたら雨が降ってきた。ちょうどいい、これで黄砂が洗い流されるぞ、と思って帰宅。しかし雨はすぐにやんでしまった。ううむ残念、次の雨を待とう。

 帰宅してからは掃除と洗濯、そして夕食はカレーチャーハンを作成。


今日買った本:
『デビルマンレディー』13巻(永井豪、講談社)
『それはエノキダ!』3巻(須賀原洋行、講談社)
『それはエノキダ!』4巻(須賀原洋行、講談社)



3月24日(金) 解散会

 午前中は黄砂を含んだ雨が降ったり急に晴れたりして変な天気。そして今日はセクションの解散会である。

 定時後、阪急電車に乗って京都河原町まで。そこからさらに東に歩き、八坂神社の横が宴会場である。もっと駅から近いところにすればいいのに、と思いつつ宴会場に到着。総勢五十四人という大所帯だが、開始時間になっても集まっているのは半分強か。まあ仕事が残っていたりして遅れているのだろうが、とりあえず集まった者だけで第一次の乾杯。
 料理は寄せ鍋。魚やら鶏肉やら牛肉やらエビやら盛りだくさんである。出汁は味噌味だ。食べ始めてしばらくたったとき、先輩C後輩Aが到着した。今日は岡山工場の方へ出張に行っていたのだ。しかし、なんだか後輩Aの元気がないような……。というわけで、食べるのも一段落ついたころにビールのコップと灰皿を持って様子を見に行く。どうやら、今日の会議で各方面からかなり叩かれたようだ。ううむ、また今後いろいろと面倒なことになりそうだなあ。先輩Cは、「うえださんの異動を一ヶ月待ってもらってサポートしてもらいましょうか」などと気楽なことを言っているし。そんなことはできないってば。しかし……絶対とは言えないのが怖いところである。
 最後になって、セクション外へ異動する人たちのスピーチ。当然、私もである。このセクションでやった仕事や思い出などを語り、さらに「色々とやり残したことはあるが、あとのことは後輩Aにまかせておけば心配ないでしょう」と言う。しかし、これはちらほらと笑いが起こっただけであまりウケなかった。ううむ、ここで笑わないと、あとは笑うところないのに。

 そんなこんなで解散会も終了し、午後十一時過ぎに帰宅。



3月23日(木) また会議

 結局、まだコートは着ている。昼から雨という予報だったので傘を持って出勤。

 今日は朝から引き継ぎに向けての技術検討。昨日見つかった「新たにアプローチする方法」を検討するため、複雑な計算式をひねりまわす。昼休みをはさんでひねりまわした結果、なんとか方程式を立てることが出来たのだが……。方程式は三つ。変数は四つ。ううむ、これはひょっとして解けないのでは? どこかで間違えたのかなあ。しくしく。ともう一度計算過程を見直していたら、先輩Cに呼ばれた。後輩Aの仕事について、納期に間に合わせるためにどんな手を打ったらいいか会議をしているので参加してくれないか、とのことである。ちょっと気分転換するか、と思って会議室へ向かった。
 会議室に集まっていたのは、後輩A先輩C他四人。課のソフト技術者勢揃いである。そうそうたるメンバーだ。で、私が呼ばれたのは、「これから検討しなければならない項目」がどれだけあるか、このメンバーでは詳細までわからなかったからである。他の人たちは「ソフト開発のプロ」として参加しているだけで後輩Aの仕事の話を聞くのは初めてに近いのだから仕方ないとしても、後輩A自身がわかっていないのはちょっと情けないぞ。まあ、慣れない仕事であるのは確かなのだが、隣でちょっとアドバイスしているだけの私の方がよくわかっているというのもなあ……。
 で、とりあえず私が中心となって項目の洗い出しをおこなう。これに基づいてスケジュールを引いてみると……後輩Aの場合、勉強しながらということになるので……案の定、かなり納期をオーバーする。この場合、手といえば二つしかなく、新たに人を投入して納期に間に合わせるか、後輩A一人でおこなって納期遅れを承認してもらうか、である。人を投入するにしても、ここにいるメンバーはそれぞれ自分の仕事を抱えている身だし、この仕事に関して予備知識のない人を投入してもかえって効率が悪い。なかなか適当な人材がいないのだ。で、後輩D曰く「うえださんが一ヶ月手伝えば解決するのでは?」。
 まあそれは確かにその通りなんだが、私がこのセクションにいるのもあと一週間だしなあ。異動先のセクションに「一ヶ月待ってくれ」と言うわけにもいかないし。と思っていたら、後輩Aが寂しそうな笑顔でこちらを見ている。ひょっとしたら、ひそかに私のサポートを期待していたのか? 私の異動で一番ショックを受けているのは後輩Aかもしれないなあ。すまぬ。
 というわけで会議は定時過ぎまで続き、結論は出ず。人を投入するか納期遅れを取るかは、後日上司に判断してもらうことになった。

 帰路は雨。『王将』で焼肉定食+餃子を食べて帰宅した。



3月22日(水) 第一次引き継ぎ会議

 気温は昨日と同じくらいか。コートを着ると暑いし脱ぐと寒いし、微妙なところである。

 今日は午後から第一次引き継ぎ会議。いま私がかかえている仕事の内容を、先輩C後輩B後輩Aといったメンツに伝授するのである。ホントは完全にケリをつけてから異動したかったのだけどそれは時間的に無理なので、キリのいいところで引き継ぎということになったのだ。
 で、現在の進捗と成果と課題をいろいろと説明。後輩Bの鋭いツッコミを受けて返答に困ったりもしたが、三時間かけて第一次引き継ぎ会議は終了した。課題に対して新たにアプローチする方法も見つかったし、あと一週間かけて最後の技術検討をおこない、三十日に第二次引き継ぎ会議を開催してすべては終了。の予定。

 そして今日は『天下一品』で夕食。って、二日連続でラーメン食べとるやんか。



3月21日(火) あと二週間

 少しは暖かくなったようだ。コートを着て歩いているとちょっと暑い。

 午前中は後輩Aの仕事関連の会議。週一回のペースで定期的に開かれている会議であるが、ううむ、この会議に出席するのもあと一回で終わりか。納期が迫っていてまた色々と問題が出てきているようだが、もう私が手助けすることもできなくなる。残り二週間のうちに教えられることはできるだけ教えて、あとは先輩Cに任せよう。
 午後は自分の仕事にかかりきり。あと二週間でなんとか一区切りつけて気持ちよく先輩Cに渡したいのだが、こっちの方はなんとかなりそうである。

 夕食は例によって『天下一品』で……と思って行ったら定休日だった。そうか今日は火曜日か。すっかり月曜日の感覚だった。仕方がないので『らーめんふぁみりー』で唐揚げラーメンセットを食べて帰宅。



3月20日(月) 暑さ寒さも

 午前十一時に起床。晴れてはいるが、風が強くて寒い。暑さ寒さも彼岸までというが、本当に明日から寒くなくなるのだろうか。

 味噌汁・タマゴ・海苔の佃煮・ごはんで昼食を食べたのち、掃除と洗濯。その後はテレビで『輝く上方漫才大賞列伝』などを見つつだらだらと過ごす。外出したのは、煙草を買いに出たときだけだった。


 そして今日は「オモテ」を更新。



3月19日(日) 雨

 午前十時に起床。外は雨。かなり強く降っている。

 車でダイエーへ行き、まずはフードコーナーでお好み焼き+焼きそばのセットで昼食。本屋を物色したのち、酒と食材を購入する。野菜のコーナーに先週までは並んでいた「うどんすきセット」のパックが姿を消している。そうかもう春か。って、こんなところで春を感じるのもどうかと思うが。しかし私は春であろうがなかろうがうどんすきを食べるのだ、ということで白菜しいたけえのき長ねぎ鶏肉うどんを買う。その他こまごましたものを買って帰宅。
 昨日出勤したせいか、なんとなく今日は土曜日のような感覚がしていたのだが、テレビで『新婚さんいらっしゃい』をやっているのを見てようやく日曜日だと実感する。

 そして夕食はうどんすき。ゆっくり風呂に入って、その後はビールを飲みながらのんびりする休日だった。



3月18日(土) 休日出勤

 午前九時に起床。眠い。
 車で行こうか電車で行こうかちょっと悩んだが、結局電車で行くことにした。車だと、行くときはいいのだが帰りの国道171号がかなり混んでいるのだ。下手すると電車よりも時間がかかってしまう。というわけで電車で出勤。
 さすがに休日だけあって出勤している人は少ない。さらに暖房も止まっている。パソコンのハードディスクの音がよく聞こえるほど静かだ。おかげで仕事ははかどるが。
 昼食は近所の『第一旭』で味噌ラーメンを食べ、午後七時前まで仕事をしてから帰宅。夕食は『王将』で焼肉定食+餃子。餃子は五十円引きセールをやっていた。


今日買った本:
『嵐のルノリア』グイン・サーガ71巻(栗本薫、ハヤカワ文庫)



3月17日(金) 全容

 家を出るときは降っていなかったのだが、駅から会社へと向かう道は雨。その後も急に晴れたり急に降ったり、落ち着かない天気だった。

 ようやく今回の異動の全容が判明した。このセクションから出て行く者は、私を含めて五人。そして四人が新たに異動して来るらしい。残りはセクション内での異動である。ううむ、思ったより少なかったなあ。とりあえず、送別会……案内メールは『セクションの解散会』という名目で回っていたが……は、来週の金曜日の予定だ。
 そんなこんなで、あと二週間のうちに今の仕事を収束方向に持っていかねばならない。ならないのだ。ならないというのに、今になって新しく技術検討などを始めてしまった。困ったものだ。まあ仕方ない、この検討が終わらないと中途半端な状態で引き継ぎをすることになるからなあ。引き継ぐのは先輩Cなのだが、先輩Cも自分の仕事を抱える身、なるべく負荷を軽くしてあげなければ。

 というわけで、明日も出勤なのであった。


今日買った本:
『火星人刑事』3巻(安永航一郎、集英社)



3月16日(木) 辞令

 朝はちょっと強い雨。しかし昼前にはあがって、昼過ぎから晴れてきた。

 そして今日は辞令をもらった。転属である。四月からは、同じ京都研究所内だがまったく別の部署に行くことになる。後輩Aともこれでお別れかと思うと、嬉しいような悲しいような。まあ、同じ建物内にいるわけだからしばしば顔は合わせるだろうが。
 内示は先週のうちに出ていたのだが、辞令をもらったのは今日。実際に新しいセクションへ異動するのは四月三日になるだろう。これから三月末までは残務整理やら引き継ぎやらが待っている。
 辞令をもらったのは私だけではない。昨日も書いたとおり四月には大幅な組織変更があり、今のセクションも一部三課から二部五課に再編成される。入ってくる人出て行く人もかなりいるだろうが、誰がどうなったのかまだ把握しきれていないのだ。とりあえず後輩Aはこのまま残って引き続き同じ仕事だ。

 定時後。今日中にどうしても上司に見てもらわなければならない資料があったのだが、肝心の上司がどこへ行ったのか行方不明である。ようやく八時過ぎに捕まえて読んでもらう。若干修正が入り、それが終了して会社を出たのは九時過ぎだった。



3月15日(水) 噂話

 コートを着ればやや暑く、コートを脱げばやや寒い中途半端な陽気。もう少し暖かくなればコート不要になるのに。

 今日は一日中デスクワーク。今年度中に片付けなければならない仕事が山積、それもなんだかやたらとこまごました仕事が多い。三月末までは忙しそうだ。
 昼過ぎ、喫煙室で煙草を吸っていると先輩Mが入ってきた。大阪支社の方にいる人で、今日は出張で来たようだ。ゆっくり話すのは久しぶりである。で、四月からの大幅な組織変更についての噂話。あのセクションはどうなって、このセクションはあっちへ行って、この事業所が縮小されてあそこに営業所が新設されて、あの人があそこに行ってなんとあの人はあんなところに! ……などと盛り上がっていたら、いつの間にか三十分もたってしまった。あああ、こんなことしている暇などないというのに。
 定時直前になって上司に呼ばれ、会議。まあ会議と言っても二人きりだが。ややこしい内容でちょっとごたごたしてしまった。この上司、来週から二週間ヨーロッパ方面へ出張する予定なのだ。ううむ、年度末でただでさえ忙しいのに急に出張が入ってきてイラついてるのかなあ。

 その後、八時過ぎまで仕事をしてから帰宅。



3月14日(火) 中庭

 朝、収集所にゴミを出してから出勤。この寒さだと、まだコートが必要だ。

 午前中にデスクワークをいくつか片付け、午後からはセクションの全メンバーが集まった発表会。一部三課で総計八十人ほどいるので大変だ。京都研究所で一番デカい会議室(使用料は一時間二千円だったか)が一杯になる。これだけ人が多いと、やっぱり暑いなあ……って、ひょっとして暖房入れているのか? しくしく。
 発表会なので、基本的には「聞いているだけ」である。これが半日も続くのはきつい。どうしても眠くなってしまうのだ。途中、何度か意識を失いかけるが、何とか鉄の意志で耐える。ふとももにシャーペンを突き立てたりはしなかったが。
 休憩時間、気分転換にと中庭に出て煙草を吸う。やっぱりまだ外は寒い。中庭には桜の木が三本、これはまだ丸裸である。そして小さな紅梅が一本、これは満開だ。しかし満開といっても花はぽつりぽつりとしか付いていない。もう少し盛大に咲いてもよさそうなものだが。この桜の木の陰になっているからかなあ。
 などと考えているうちに休憩時間も終わり、発表会再開である。結局、定時前までかかってしまった。

 先週の木曜日に後輩Aが書いた資料群をチェックしたのだが、それの修正版ができあがってきた。かなり完成度は上がったものの、まだまだツッコミどころはあるなあ。定時後はその資料群をひととおりチェックしてから帰宅。



3月13日(月) 第3会議室

 日中はずいぶん暖かくなったが、朝夕はまだまだ冷え込む。

 午前中は後輩A関連+αの会議。フロアにある会議室が予約されていたので、あちこち探したあげく「第3会議室」を予約した。ううむ、この会議室を使うのは何年ぶりだろうと思って一階に降りて第3会議室へ向かう。しかし、あるべきところに会議室はなかった。第4会議室は以前と同じ場所に存在し、その隣が第3会議室のはずなのだが、違うようだ。ドアに取り付けられていたはずのプレートがない。おそるおそるドアを開けてみると、そこは機材等が詰まった倉庫と化していた。
 これはどういうことだ。私は異世界に迷い込んでしまったのか。それとも、第3会議室など初めから存在しなかったのか。私は今まで夢を見ていたのか。……って、さすがにそんなことは考えはしなかったが困ったことは確かだ。まあ、この研究所の場合、会議室や実験室の移動や新設はよくあることだ。以前、長年使っていた第7実験室がある日突然名前だけ第9実験室に変わってしまったこともあった。そういえば、実験センターの周囲には細かい部屋がいろいろとあったなあと思ってそちらへ向かう。
 廊下をうろうろしていたら第1会議室を発見した。その隣には第2実験室が。近いぞ。角を曲がるとそこが第3実験室だった。ふう、ようやくたどり着いた。やっと会議が開催できる。

 午後からは金曜日の技術交流会の議事録作成。この議事録はかなり上の方の人まで回るので、さすがに後輩Aには任せられない。それから細かい仕事をちょこちょこと片付けて定時早々に帰宅。



3月12日(日) またダイエー

 昨夜はよみうりテレビの『平成紅梅亭』を見ていた。トリの桂米朝『らくだ』が終わったのは午前三時五十分。それから寝たので起床は午前十一時だった。
 味噌汁・タマゴ・海苔の佃煮・ごはんで朝食兼昼食を食べたのち(あと塩鮭があれば完璧だったのだが)、昨日と同じく車に乗ってダイエーへ。何も二日連続で行くことはないじゃないかと思うかもしれないが、トイレットペーパーが残り少なくなっていることに昨夜気付いたのだ。来週末までになくなることは確実である。というわけでトイレットペーパーと、ついでにウーロン茶コーヒーなどを買い込む。さらに綿パンを一本購入し、裾上げをしてもらってから帰宅。
 帰宅してからは掃除と洗濯、その後テレビで『プロ野球サントリーカップ・阪神対ダイエー』で阪神の辛勝を鑑賞し、夕食は豚肉とタマネギを使ったチャーハン。ついでに余っていたジャガイモ一個を使い切ってしまったら満腹になった。


 そして今日は「オモテ」を更新。



3月11日(土) また雨

 午前九時に起床。意外に早く目が覚めた。

 なぜ早く目が覚めたのか考える。そうか今日は午後から雨という予報だったな。これはつまり、午前中に買い物に行っておけと本能がささやいているのだ。ならば買い物に行かねばならない。ということで、車に乗ってダイエーへ。
 フードコーナーでお好み焼き+焼きそばの朝食を食べ(まだ十時半だから朝食でいいのだ)、本屋をのぞいてから酒と食材を仕入れて帰宅。
 昼過ぎから雨が降り始める。午後はずっと家にいることにして、テレビなど見つつだらだらと。十二時から『吉本新喜劇』、一時から『満開!ハッスル家族』、二時から『春一番!漫才100%!』、四時から『プロ野球オープン戦・阪神対オリックス』、五時から『スポーツドーム/野村監督生出演!新戦力分析』、って、全部毎日放送やんか。しくしく。いや別に泣くことはないか。

 夕食はまたしても、うどんすきの誘惑に負けてしまった。



3月10日(金) 技術交流会

 今日は技術交流会。某社の人々がやってくるのは午後からである。しかしやっぱり、午前中からばたばたしてしまった。

 某社からは五人来る予定だったのだが一人キャンセルが入ったり、揃え忘れた資料をコピーしようとしたらコピー機が故障中ではるばる隣のセクションまで出張したり、『PowerPoint』のバージョンが違ってファイルが読めなかったり、工場から来た人が持ってきたノートパソコンがクラッシュしたり。さらに、総合司会でパソコン・プロジェクター等機器の操作も担当するはずだった上司が「やっぱり自信がない」などと言い出して機器の操作は先輩Cに白羽の矢が立ったりしたのだった。
 そんなこんなでなんとか準備も終わり、某社の人々が到着した。社長とか取締役とか、すごい肩書きの人々である。けっこう大きな会社だし、そういう会社のトップの人たちに純粋な「技術」の話をしてもええんかいなとも思ったのだが、それが先方の希望なのだ。で、プレゼンルームで技術交流会が始まった。
 話は進み、工場から来た担当者が説明している途中、先方の社長が言い出した。その辺の高度な話にはなかなか着いていけないので、もうちょっと基本的なところから話してくれ。そして、出番はもう少し先のはずだった私のところへお鉢が回ってきたのだ。ううむ困った。私の方も、「基本的なところは理解している」と聞いていたから、最新の技術や応用法について話すつもりで準備してきたのだ。どうも、営業担当者を通す過程でその辺の情報が混乱してしまったらしい。
 まあ、基本的なところのOHPなども一応持ってきてはいるが、全然整理されていないぞ。かといって逃げるわけにもいかないし。というわけで、仕方なくその場でOHPなどをごそごそと探しながら説明を始める。話す内容も整理していないから、ほとんどアドリブだ。ううむ。しかしまあなんとか、理解してもらえたようだ。用意していた「最新の技術」については結局時間切れで説明できなかったが。
 そんなこともあったが、技術交流会自体は無事終了。ふう。今後引き続き検討していくテーマもいくつか出たし、某社の人々も満足していたようである。

 なんだか疲れ切ってしまったので、定時早々に帰宅。



3月9日(木) まだまだ雪

 まだまだ寒い日は続く。今日も昼過ぎには雪がちらほらと舞っていた。

 二日間留守にしていたので、メールや書類がずいぶん溜まっている。それを処理するだけで午前中が終了した。
 午後からは、明日の技術交流会の準備にかかる。説明用の資料は、過去にあちこちで使ったものが沢山あるので、それらを取捨選択して一つにまとめる。「捨てた」方の資料も一応出す準備だけはしておいて、まあこれだけあれば大抵の質問には回答できるだろう。
 それから後輩Aの書いた資料群のチェック。ソフト仕様書の類なのだが、書くのが初めてということもあってか、ツッコミどころが多すぎる。資料にはペンでチェックを入れておいて、その後あらためて後輩Aに説明した。途中、私にもわからないところがあったので、その件に詳しい後輩Iのところへ後輩Aを引き連れて行く。で、後輩Iにいろいろと質問をしていたら、隣にいた後輩Lに「うえださん、あんまり世話焼かないで、後輩Aに自分でやらせないとダメじゃないですか」などと叱られてしまった。ぐすんぐすん。まあ、それはわかっているんだけどさあ。

 などとやっているうちに本日の仕事も終了。ああ、また今日も本来の仕事ができなかった。



3月8日(水) まだ雪

 研修二日目、今日の朝食は純和風で、塩鮭・切り干し大根・卵・焼き海苔・味噌汁・ごはん。おまけにふりかけは使い放題である。そんな朝食を食べてから研修開始。

 午前中のカリキュラムをこなし、十二時から昼食。メニューは、イカの姿焼き・卵とグリーンピースのそぼろ煮・タケノコの水煮・味噌汁・かやくごはんである。ううむしかし、食事のメニューばかり頭に残って、研修の内容が頭に残ってないような気がするなあ。
 食堂の窓から外をながめると、またもや雪がちらついている。寒そうだから今日は御所を散歩するのはよそう、と思ってロビーに行くと、テレビの前に何やら人だかりができている。寄って行ってのぞき込むと、地下鉄日比谷線脱線事故のニュースだった。ひどいことになっているようだ。そのニュースを見ているうちに昼休みも終わり、研修室へ戻った。
 そしてさらに研修は続き、予定どおり五時半に終了した。いろいろと資料やら本やらをもらったので鞄が重い。

 地下鉄と阪急を乗り継いで帰り、駅前の『らーめんふぁみりー』でラーメンチャーハンセットを食べた。



3月7日(火) 御所

 というわけで、集合研修一日目である。

 朝はいつもよりちょっと早く起き、阪急と京都市営地下鉄を乗り継いで研修センターまで。午前九時より研修開始である。今回の参加者は二十一人、その中で知ってる顔は五人くらいか。同期が二人いた。
 昼休みは、すぐ近くの京都御所までちょっとお散歩。昨日までは暖かかったのに、今日は風が冷たい。それでも梅はもう咲いているなあ。紅梅白梅をながめてから研修センターに戻る。
 午後からもさらに研修は続き、夕食をはさんで午後九時まで。その後は懇親会と称して研修センターの地下のラウンジで飲み会。一見無料で飲んでいるように見えるが、やっぱりこの酒代も研修費用の中に含まれていて、私のセクションから引き落とされるんだろうなあ。まあ、私のふところが痛むわけではないが。
 それから入浴して裏ぽた執筆、今日も同室者は男性だった。ううむ残念。

 そして研修は明日も続く。



3月6日(月) 眠気

 月曜の朝が来た。やっぱり眠い。

 そして午前中は会議である。いや、会議というより発表会のようなもので、ひとが前に出て話すのを聞いているだけなのだ。これでは眠ってくれと言っているようなものである。グウ……。いや、さすがに熟睡はしなかったが、途中で何度か意識を失いかけたのは確かだ。
 午後、デスクで仕事をしているとプレゼンルームから上司に呼ばれる。プレゼンルームというのは応接室の一つで、ビデオ・OHP・プロジェクタなどが揃った一番豪華な部屋である。今週金曜日の技術交流会にこの部屋を使う予定で下見に来たのだが、プロジェクタの使い方がよくわからないから助けてくれ、というのだ。ううむ、仕方ないなあ。とはいえ、私もプレゼンルームの機器は触ったことがないぞ。
 ということでプレゼンルームへ行く。マニュアルを片手にあちこちいじり、三十分ほどかけてようやくノートパソコンの画面をプロジェクタでスクリーンに映し出すように設定できた。ううむ、まあ、事前に確認しておいてよかった。来客の前でこんな醜態をさらすわけにはいかないからなあ。
 定時後、帰ろうとしたら先輩Cに捕まった。水曜日に東京方面へ出張があり、そこで商品の仕様や使い方について質問されるかもしれないのであらかじめ教えておいてくれ、というのだ。ううむ、仕方ないなあ。というわけで分厚い総合カタログを前に色々と質問に答えアドバイスする。一時間半ほどしてようやく解放された。

 さあ、明日あさってはまたまた一泊二日の集合研修だ。



3月5日(日) 無気力

 何をする気力も起きず、ただひたすらぼーっとする一日。
 夜になって、ようやく少し回復した。


 というわけで、昨日のうちに書いておいた「オモテ」を更新。



3月4日(土) 雨

 午前十一時に起床。外は雨だ。

 例によって車でダイエーへ。雨足がかなり強い。こういう雨の日の買い物はちょっと憂鬱である。荷物を持っていると傘がさしにくいからなあ。とはいえ、買い物に行かないわけにもいかないのだ。
 屋上の駐車場に車を停めて、『プレステ2の当日販売はありません』との貼り紙のある階段を下りて一階の食料品売場へ直行。またもや懲りずにうどんすきの材料を買ってしまう。まあいい、暖かくなったら食べられないのだから、今のうちにせいぜい食べておかねば。その他アサヒスーパードライ一箱(350ml×24)などを購入して駐車場へ向かう。
 ここからが問題なのだ。傘を開く場所は屋根があるのだが、車のところにはない。両手に荷物と傘を持ちながらポケットからキーを取り出しドアを開ける。後部座席に荷物を放り込んで傘を畳み運転席に座るまでの間にやっぱりかなり濡れてしまった。家の駐車場では以上の動作を逆におこない、ようやく帰宅。

 その後は外出することもなく、テレビで阪神対オリックスのオープン戦などを見つつだらだらと過ごす。そして夕食はうどんすき。洗い物をしているときに、以前アサヒスーパードライのおまけでもらったコップを割ってしまった。ぐすん。



3月3日(金) 『モノづくり解体新書』

 まだ暖かい日が続く。このまま春になってくれたら……と思うけど、どうやら来週はまた寒くなるという予報。

 今日は昼から会議。実は、来週の金曜日に某社のエライさんたちがやってきて技術交流会なるものが開催されるのだ。その準備のための会議である。私も含めて何人かが入れ替わり立ち替わりプレゼンテーションをするので、つい社外秘のことを喋ってしまったりお互い矛盾したことを言ってしまったりしないためにあらかじめ打ち合わせをしておこう、ということだ。
 工場から来る予定の人の午前中の仕事が長引いたので、ちょっと遅れて開始。まずは、発表用の資料を持ち寄って内容をチェック。その後、発表の順番を決め、時間の関係で何を残して何を切るかを決め、開発中の技術はどこまで喋るかを決めて特に問題もなく終了。

 定時後は資料室へ向かう。その某社の作っている製品の製造工程について、少しは予備知識を仕入れておいた方がいいだろう、ということで資料を探しに行ったのだ。とはいえ今から専門書を読んでも仕方ないので、手に取ったのは日刊工業新聞社の『モノづくり解体新書』。イラストや写真が豊富で、日用品から工業用品までさまざまな製品がどうやって作られているのかがNHK教育テレビ的なノリでわかりやすく説明されている。けっこう売れているのか、シリーズ物で8冊くらい刊行されているのだ。私の家にも何冊かある。
 その本の目次を「一の巻」からながめていく。輪ゴム・歯ブラシ・電球・金属バットあたりから、人工芝・太陽電池・ドライアイス・ダム。おおっ、コンドームの作り方まで載っているではないか! ……いやいや、そんなものを探しに来たのではなかった。目当ての製品が載っている巻を借りてきて帰宅。

 夕食は一週間ぶりに『王将』へ。しかし、先週の新人くんはいなかった。残念。ううむ、勤務時間が変わったのか、それとも早くもクビになったんじゃあないだろうな。



3月2日(木) オムライス

 昨日と同じく、今日も暖かい。そろそろコートも不要だろうか?

 午前中はデスクワーク。合間に社内ネットで食堂のメニューを見てみると、今日はオムライスである。ここの食堂では数少ない「まともな味」のメニューの一つだ。今日はこれを食べよう、と喜々として食堂へ向かう。うん、確かに美味しかった。しかし、オムライスにセットで味噌汁が付くのはちょっとセンスがないと思うぞ。
 午後からは会議。最初のころは割とまともに意見の交換ができていたのだが、後半は上司が興に乗ったのか、一人で喋りまくっていた。ほとんど独演会である。まあ独演会でも面白ければいいのだが(って、そういう問題か?)この上司の場合はなあ。話があちこちに飛んで、聞いていてもよくわからないのだ。普段はちゃんと話が通じる人なのだが、この状態になるとどうしようもない。終わるのを待つだけだ。
 で、定時十分前に終了した。その後、細かい仕事をちょこちょこと片づけて帰宅。

 ううむ、陽が落ちるとまだ肌寒い。やっぱりコートが必要である。



3月1日(水) 足の裏

 今日から三月。と聞けばなんとなくもう春になったような気がしてくるが、気のせいでなく今日はかなり暖かい。

 喫煙室の窓を開けていても寒くない。それどころか、差し込む陽射しで暑いくらいだ。デスクの周辺も暑い。って、これは暖房が入っているからだが。ううむ、相変わらずこの社屋の全館空調は微調整ができないなあ。それとも、ホントはできるんだけどサボっているだけか。
 などと文句を言いつつ今日もデスクワーク。会議の予定もなく、間違いメールが届くこともなく、仕事に専念できた一日だった。

 帰宅して風呂に入っていると、急に左の足の裏がかゆくなってきた。ぼりぼりとかきつつ見てみると、虫に刺されたような跡がある。ううむ、どこで刺されたのだろう。会社か家か。会社ではときどき靴を脱いでくつろいでいるからなあ。
 確か虫さされの薬があったはず、と思って救急箱を探したら出てきたのは佐藤製薬のセロナ軟膏。とりあえずこれでも塗っておこう。





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