裏ぽた・98年3月


3月31日(火)

 残念ながら、幽霊は見たことがない。
 見たい見たいと思ってはいるのだが、なかなか私の前にはあらわれてくれないのだ。実際にこの目で見たら、すぐにでも信じる用意はあるのだが。
 そんな事情で、私はいまだに幽霊否定論者である。

 超常現象には無縁の私だが、かつて、心底怖い思いをしたことがある。高校二年の時の話だ。
 私の通っていた高校には、「ホームルーム合宿」なるものがあった。遠足の延長のようなものだが、一クラス四十数人が、担任の教師と共に近場のユースホステルなどに泊まって親交を深めよう、という合宿である。
 季節は初夏。クラスの合議により、その年の行き先は摂津峡と決まった。森の中にぽつんと建ったユースホステルで夕食を終え、日もとっぷりと暮れてくると、やることは決まっている。肝試しだ。出席番号順に男女一人ずつペアになり、ユースホステルを出発して森の中を歩き、短い洞窟を抜け、神社まで行って帰ってくる……そんなルートだった。
 クラスメートと共に宿を発つ。顔は知っているが、ほとんど話もしたことのない女子である。その子と並んで山道を歩いていき、問題の洞窟にたどり着いた。長さはせいぜい十メートル。岩山をくり抜いて作った、人工の洞窟のようだ。昼間ならば子供たちの格好の遊び場になるのだろうが、今は不気味な雰囲気を漂わせている。あたりには街灯もなく、洞窟は途中で屈曲していて出口は見えない。その洞窟へと足を踏み入れる。私たちは、知らず知らずのうちに手をつないでいた。
 中は真の闇だ。何も見えない。なんとか手探りでその洞窟を抜けたとき。
 正面に、犬がいた。
 全身真っ黒の犬だ。微かな月明かりだが、なぜかその姿ははっきりと見えた。犬は、立ち止まったままこちらを見つめている。
 なに、単なる野良犬だろう。と思ったが、なぜか違和感を感じる。私は、あらためてその犬をよく見た。違和感の原因は、足だった。その犬には、足が三本しかなかったのだ。右の前足がない。
 そのことに気付いたとき、私はいいしれぬ恐怖を感じた。知らず、彼女の手を強く握りしめていた。
 どれくらいの時間が経過したのか。その犬は、興味をなくしたかのように私たちに背を向けると、ゆっくりと去っていった。

 神秘体験を共有した男女は恋に落ちることが多い、とは誰の言葉だったか。しかし、残念ながら、私とその彼女の関係はそれ以降も単なるクラスメートであり続けた。
 現実は、そんなものである。



3月30日(月)

 毎年この時期になると、人事異動にともなってフロアのレイアウト変更がおこなわれる。
 今年はちょっと大がかりで、十人ほどが別のセクションに移っていった。部長曰く「よそに出しても恥ずかしくない人材だけ、異動させることにしている」とのことだ。そういえば、私もこのセクションに来て随分長いなあ。やっぱり出すと恥ずかしいのか。しくしく。
 まあそれはいいとして、レイアウト変更となると面倒なのがパソコンの移動だ。私のセクションでは一人平均1.5台くらい持っていて、それがすべてネットワークに繋がっている。さらにプリンタやらスキャナやらCADやらメールサーバやらデータサーバやらなんだかよくわからない妖しげなサーバやらがごちゃごちゃと繋がっていて、これを繋ぎ直すとなると一日仕事なのだ。
 そういうわけで、今日は朝からネットワークがストップ状態。これでは日記を読みに行くこともできない。これは真面目に働けという神託だとあきらめて、仕事にいそしむことにした。いやあ、ネットに繋げないとはかどるのはかどらないの←どっちだよ←はかどりました、はい。

 26日に書いた「左利き用マウスカーソル」の件は、みやちょから情報をもらった。
 なんでも、C:¥WINDOWS¥CURSORSの下にある*.CURというファイルを、リソースエディタで書き換えればいいそうだ。明日やってみよう。



3月29日(日)

 京極夏彦の新刊を求めて近所の本屋に行ったが、売ってない。梅田や京都、奈良でさえ売っている(らしい)というのに。で、結局梅田まで出ていって購入した。
 ついでに、唐沢なをきを何冊か。やっと『カスミ伝』が手に入ったぞ〜!>ねぎ

 このところ、毎週日曜に「オモテ」の方を更新していたのだが、今日は渇望久しい京極の新刊を読み耽っていたので延期。というか、そもそもネタを考えていないのだが。

 麻婆豆腐を作ったのだが、失敗。どうも、豆腐の中まで火が通るタイミングと、具の方に火が通るタイミングの調整が難しい。しくしくしく。と言いつつ、全部食べたけど。
 くそお、○美屋め!(←伏せ字になってませんが)

今日買った本:
『塗仏の宴 宴の支度』(京極夏彦、講談社ノベルス)
『The KITARO』(水木しげる・京極夏彦、講談社)
『怪奇版画男』(唐沢なをき、小学館)
『カスミ伝(全)』(唐沢なをき、ASCII)
『カスミ伝S』(唐沢なをき、ASCII)
『非存在病理学入門』3巻(須賀原洋行、竹書房)



3月28日(土)

「融けていくような、癒されていくような、こんな感じって、初めて。すごく優しい……あなたの指」
 それは、激しく玩ぶと、君の躰も……君の心も、壊れてしまいそうだったから。



3月27日(金)

 最近、ちょっと江戸時代の都々逸に凝っていて、いろいろ調べたりしているのだが、都々逸にはけっこう艶っぽい歌が多い。つまり、えっちな歌、ということだが。
 それらの「艶歌」の中で一つのパターンとして定着しているのが、三句目までは艶歌と思わせておいて、四句目で「実は艶歌でなかった」というオチをつけるものだ。たとえば、こんなやつ。

 入れてもらえば 気持ちはよいが ほんに気兼ねな もらい風呂

 出来たようだと 心で察し 尻に手をやる 燗徳利

 久しぶりだよ 一番やろう 早く出しなよ 将棋板

 ゆうべしたのが 今朝まで痛い 二度とするまい 箱枕

 横に寝かせて 枕をさせて 指で楽しむ 琴の糸

 山のあけびは 何見てひらく 下の松茸 見てひらく

 ……はっ、最後のやつは「ホントの艶歌」だったか。
 まあ、こういうものを読んでうれしがっているわけである。このあたりは、ネタとして昇華できればいずれ「オモテ」の方にも書きたいと思っている。



3月26日(木)

 どうもWindowsマシンが使いにくいなあ、と思っていたら、やっと理由に気付いた。マウスのカーソルの矢印が左斜め上を向いているからだ。
 前も書いたと思うが(←ものすごく前だぞ)私は左利きで、マウスは左手で使うのである。ボタンは左利き用に左右反転させたのだがカーソルはそのままだった。
 左手で使うときは、矢印は右斜め上を向いている方がはるかに使いやすい。なぜかというと、うーむ……人間工学的な理由とかいろいろあるのだろうがよくわからないので、とりえあえず「カーソルはマウスを持った手の人差し指をシミュレートしているから」ということにしておこう。(この場合はエミュレートの方が正解か?)
 Macのカーソルは、ちゃんと右斜め上を向いている。「Pi's Left Mac Cursor」というツールがあり、これを機能拡張フォルダに入れておけばカーソルが右斜め上向きになるのだ。
 で、当然Windowsにも似たようなツールがあると思って、フリーウエア・シェアウエア集「窓の杜」や「VECTOR SOFTWARE PACK」を探してみたのだが、それらしいものは見つからなかった。しくしくしく。
 Windows版の「左利き用にマウスカーソルを右斜め上向きにするツール」をご存じの方は、是非とも私に教えてください。ぐすんぐすん。

 ……うーむ、Windowsネタで引っ張るのも三日が限度かなあ。

今日買った本:
『明治不思議堂』(横田順彌、ちくま文庫)
『ミカドと世紀末』(猪瀬直樹・山口昌男、小学館文庫)
『アルコール問答』(なだいなだ、岩波新書)



3月25日(水)

 昨日は、MacとWindowsマシンを1台のディスプレイに繋ぎ、スイッチでどちらを表示するかを切り替えられるようにしたのだが、実際にやってみるとスイッチ操作がけっこうめんどくさい。なるべくスイッチ操作なしで仕事がしたい、と考え、Windowsマシンの方を「メインに使うマシン」とすることにした。本当はMacの方が慣れているし作業も速いのだが、これから開発する予定のソフトの開発環境がWindowsにしかないので仕方あるまい。

 で、Windowsマシンの方の環境整備を始める。
 まずはメーラーであるが、これはWinbiffをインストールした。EudoraとはHMIがかなり違うので戸惑うが、まあ、InternetMailよりはマシだろう。
 余談。HMIとは、Human-Machine-Interfaceの略である。昔はMMI、Man-Machine-Interfaceと言っていたのだが、「女性差別的だ」との理由でHMIと言うのが主流になりつつある。日本語には「人」という男女どちらにでも使える言葉があるのに、わざわざ英語で言うからそういうややこしいことになるのだ。日本語で「人機媒」とでも言っておけばよかったのである。……って、しかし、「人機媒」という字面もなんだかおどろおどろしいな。いい訳語はないものだろうか? 余談終わり。
 次にエディタ。私の周囲ではけっこう評価が高い秀丸エディタを入れた。
 問題は日本語FEPだ。頭の悪いMS-IMEには悩まされているので、ATOKを入れようと思ったが見あたらない。仕方がないので次善の策として、Mac版のATOKで使っていた辞書(PC98の時代から引き継いでいるから、すでに十年近く使い込んで経験値を上げている)から登録単語だけをテキストファイルに落とし、MS-IMEの辞書にマージした。これで少しはマシになるだろう。
 重要なのはブラウザだ(←理由は言わずもがな)。もちろんInternetExplorerは入っているのだが、あまり使う気がしない。やっぱりNetscapeNavigatorだな、ということでNetscapeのサイトに繋いでダウンロードを始めたのだが、途中で切れる切れる。全然終わらない。どこかにNavigatorはないのか〜、と課のサーバーのハードディスクの奥の方をごそごそと探してみると、ありました、2.02jaが。とりあえず、応急措置としてこれをインストールしておくか。で、Macのブックマークファイルを持ってきてなんとか完了。

 ……うーむ、今日は全然仕事をしていない気が……。



3月24日(火)

 以前から何回か書いていたが、「Macを廃棄してWindowsに統一しろ」という会社方針が出されて以来、Macユーザは常に迫害されてきた。有形無形の圧力にも負けず、社内で細々とMacユーザの灯をともし続けて来たのだが、ついに今日、強権が発動されたのだ。
 私のデスクの上からは、Macが消えた。
 ……消えたMacはどこに行ったのか、というと、実はデスクの下にあるのです。

 いやあ、なんとか持ちこたえましたわ。とりあえず、今のテーマが終わるまで(夏ごろか?)Macは生きながらえました。しかし、デスク上にWindowsマシンとMacが置いてあるのは邪魔だ、ということで、ディスプレイのみ捨てることにしました。
 デスク上には、イイヤマのディスプレイ1台のみ。これは入力端子の切替ができるので、D-SUBの方にWindowsマシンを、BNCの方にMacを繋いだ。前面についたスイッチでどちらを表示するかを瞬時に切り替えられる。
 で、本体は両方ともデスクの下へ。これでMacの姿も目立たなくなったし、上層部にも申し訳が立つ、というものだ。
 なんだか典型的なその場しのぎのような気もするが、これでいいのだ、うん。

 本日、新井素子の『くますけと一緒に』(新潮文庫)読了。
 両親を事故で亡くした成美という女の子と、ぬいぐるみのくますけの物語。成美以外の人は知らないことだけど、くますけは動いたりしゃべったりできるのだ。ふふふっ。……という話。
 これはいい。解説に「可愛くて、怖い話」とあったが、まさにそのとおり。特にラストの会話なんて、むちゃくちゃ怖い。ホラー好きとぬいぐるみ好きの人にはおすすめである。



3月23日(月)

 次回のパラリンピックからは、「薬物中毒部門」が新設されるそうだ。
 ……というネタを、今日思いついた。うーむ、これは『ドーピングを考える』の回に入れておくべきだったな。

 さて、先週に引き続き、週刊少年ジャンプの話。
 やはり、冨樫義博の『HUNTER×HUNTER』が気になる。舞台は18〜19世紀のヨーロッパを思わせる異世界、ここで「魔獣」を狩るハンターたちのアクション物……だと思っていたのだが、どうも違うようだ。戦いは、力比べではなく知恵比べなのである。
 思えば、『幽遊白書』の仙水編からこの傾向はあった。先週も触れた「言葉が消えていく」話など、その最たる物である。しかし、編集部の意向は少し違っていたようだ。アクションを描かせたい編集部と、パズルのようなトリッキーな話を描きたい作者。その齟齬が決定的になったのが、魔界編だろう。ここで作者が描きたかったのは、幽助・飛影・蔵馬の三人による戦略勝負、すなわち三国志ではなかっただろうか。そして、それを気に入らない編集部のテコ入れにより、突如「魔界の王争奪トーナメント」などというものを始めさせられてしまい、冨樫義博はキレた。強引にダイジェストでこのトーナメントを終わらせ、連載を終了させたのだ。
 ……というのは作品に描かれたことのみから推理した私の考えだが。このあたりの事情は、例の『消えたマンガ家』という本に書いてあるのかもしれない。読んでないけど(←読んでから書けよ)
 で、『HUNTER×HUNTER』の話に戻る。
 この作品は、冨樫義博が本来描きたかった作品にかなり近いのではないか。『幽遊白書』終了間際の絵に比べて、線に躍動感がある。楽しんで描いている、という雰囲気が伝わってくるのだ。(背景が少ないのは相変わらずだが……)
 ひとつ気になること。ハンターに狩られるべき存在であるはずの魔獣が、「ナビゲーター」としてハンターを目指す者たちに協力しているのはなぜか? この「矛盾」は、いずれ解かれるべき伏線と思っておこう。



3月22日(日)

 昼前に起きて、掃除・洗濯・買い物。
 買い物は大体ダイエーに行くのだが、店内に置いてある煙草の自動販売機には、「機械の調整上、500円玉の使用は中止させていただいております」との敬語過剰の貼り紙がある。ニセ500円玉事件が起きて以来ずっと貼ってあるから、もう何カ月になるだろうか。
 で、今日試しに500円玉を入れてみたら、ちゃんと使えたぞ。

今日買った本:
『大東京四谷怪談』(高木彬光、光文社文庫)
『くますけと一緒に』(新井素子、新潮文庫)
『ルンナ姫放浪記』(横山えいじ、早川書房)
『彼女の自由』(陽気婢、ワニマガジン社)



3月21日(土)

 今日は月夜堂さんとデート。きゃ〜。

 恵比須町で待ち合わせて、まず月夜堂さんがMac用のCD-ROMドライブを購入。それから、「同人誌販売」という看板などを物色しながら(←?)なんばへ移動。喫茶店に入り、約束のポストペット製品版を進呈。その後はひたすら話す。ここには書けないような話から、ここに書くとヤバいような話まで。って、結局全部書けないのか。面白かったんだけどなあ。
 しかし、ほとんど月夜堂さんが一人でしゃべって、私は聞いているだけだったような気がするぞ。

 その後、月夜堂さんは25年越しの親友(←生まれる前からの親友か?←おい)が家に遊びに来るとのことなので、なんばで別れる。

 月夜堂さんは、ポストペットには是非ペンギンを入れてほしい、と言っていた。ペンギンマニアのようである。そういえば、セーターもペンギン柄だった。

今日買った本:
『黄金の鍵』(高木彬光、光文社文庫)
『一、二、三――死』(高木彬光、光文社文庫)



3月20日(金)

 だから、定時を過ぎてからミーティングを始めないでくれ〜。しくしくしく。
 まあ、仕事が終わってからもデスクに座ってだらだらと日記巡りなどをしていた私も悪いのだが、上司に捕まってしまい結局9時まで会議。やはり、定時後の会議は身が入らない←定時内もそうです←すまぬ。

 しかし、半導体製造装置ってのは、FCVとかCVDとか略語ばっかりでさっぱりわけがわからんぞ!

 というわけで、今日はこれだけ。



3月19日(木)

 最近、職場ではMacとWindowsの両刀使いである。デスクの上に2台置いて使っている。
 会社の方針として、今後はWindowsに統一していく、とのことなので、Macはハードもソフトも新規購入などできない。それどころか、維持費がかかるので早く廃棄しろ、とせっつかれているくらいである。
 一応、「過去に開発したソフトの資料がMac上にある」という口実でなんとか抵抗しているのだが、それもいつまでもつか。とにかく、今後開発するソフトの資料は、すべてWindowsで作成しろ、ということになっている。
 しかし、一からWindows上で作成するのは効率的でない。そこで、Mac上の資料をWindowsに持ってきてそれを修正して使おう、ということになる。今は、この作業をやっているところだ。
 ソースファイルはテキストファイルだから問題ない。ワープロで書かれたドキュメントも、なんとか変換できる。ExcelもOK。ファイルメーカーProも、Mac版とWindows版があるので大丈夫。問題は、マックフローだ。
 マックフローはその名のとおりフローチャートを書くツールで、階層構造を表現できるので重宝している。ところが、こいつのWindows版が存在しない。というよりも、Windows上のソフトで、フローチャートの階層構造を表現できるものが存在しないのだ。
 仕方がないので、ワープロやペイントツールをなんとかやりくりして使おうとしているのだが、非常に手間がかかる。
 一応、Mac上のデータが移植できないかどうか試みてみた。フローチャートを画像ファイルに落とせば持ってこれるのだが、これでは階層構造が再現できないのでほとんど意味がない。
 というわけで、結局一から作らなければならなくなったのだ。ううむ。

今日買った本:
『本が好き、悪口言うのはもっと好き』(高島俊男、文春文庫)



3月18日(水)

 ポストペットは、月夜堂さんに進呈することに決定。

 最初、希望者はりえさんだけだったのだが、〆切間際になって月夜堂さんが名乗りを上げてきた。これで迷ってしまったわけだ。
 まず、りえさんだが、この方とはつい最近掲示板で何度か話した程度で、つきあいは浅い。日記猿人関係の知り合いだ。
 これに対して月夜堂さんは、私のページの常連で、オフミでも会ったことがある。ミステリ関係の知り合いだ。
 しかも二人とも、掲示板で「応募した」ということを明言している。いったい、どっちに進呈すればいいのか? これ、悩むでしょ? 皆さん。
(すでに「容量が3番目に多いメール」という話はどっかに行ってしまっている。だって希望者二人だもんなあ)
 ……とまあ、二進も三進も(←にっちもさっちも、と読むのだよ明智君)行かなくなっていたところに、りえさんからメールが届き、ポストペットはみやちょから貰えるようになった、とのこと。
 ふう、よかった。みやちょのポストペットはりえさんに、私のポストペットは月夜堂さんに、ということで丸くおさめることができた。善哉善哉。

 アメリカ海軍の話。
 米西(スペイン)戦争のころ、アメリカ海軍が入隊の勧誘をするときに、「ニューヨークで暮らすよりも海軍に入った方が安全だ」と主張したことがあった。根拠は死亡率である。
 当時の海軍の死亡率は、1000人につき9人。これに対してニューヨーク市の死亡率は、1000人につき16人。なるほど、海軍の方が死亡率が低い!
 ……などという話にだまされる人はいないだろう。確かに、死亡率だけを単純に比較すればニューヨーク市の方が高い。しかし、海軍はほとんどが健康な若者で構成されているのに対し、ニューヨークには老人・病人・赤ん坊もたくさん住んでいる。死亡率が高くなるのは当たり前なのだ。



3月17日(火)

 ポストペット希望者が、〆切間際にもう一人登場。これで二人。しかも、二人とも女性。うーむ、どっちにあげよう? 迷うなあ。

 捜査権、について。
 警察官以外にも、犯罪の捜査をおこなう権限を与えられている役職がある。刑事訴訟法では、司法警察職員・検察官・検察事務官に捜査する権限が与えられていて、司法警察職員はさらに一般司法警察職員と特別司法警察職員に分けられ、普通の警察官は前者である。後者には、海上保安官や麻薬取締官などが含まれる。
 ……とまあ、ここまでは知っていたのだが、その他にも限定付きながら捜査権を持つ役職があることを、『知らないと危ない「犯罪捜査と裁判」基礎知識』(河上和雄、講談社文庫)を読んでいて初めて知った。
 まず、営林署の職員。森林法に関する警察権を持っているので、違法伐採者などを逮捕することができるのだ。そういえば、知り合いの某嬢が一時逮捕権を持っていた、と言ってたなあ。
 次に、村長。意外だが、警察官のいない小さな村の村長にも警察権があるそうだ。しかし、警察官のいない村、というのはいまどき存在するのだろうか?
 そして、船長。航行中に船内で犯罪が起これば、船長が捜査をおこなうことができる。

 海上保安官や麻薬取締官は、よくミステリにも登場するが、その他の役職はどうだろうか? 森林探偵・村長探偵・船長探偵。意外とかっこいい……のかなあ? まあ、森林探偵はともかく、村長や船長はあまり若い人はいないだろうなあ。



3月16日(月)

 ポストペットのCD-ROMプレゼントは、まだ一人も正式な希望者がいないぞ。くすん。
 考えてみれば、日記方面の知り合いはもうほとんど製品版を持っているし、ミステリ方面の知り合いはポストペットなど使ってないみたいだし、そもそもポストペットの旬は過ぎてるからなあ。
 このままだと、takaさんに送ることになってしまうかも。しくしくしく(←イヤなのか?←いやいや)

 久しぶりに、今日発売だった週刊少年ジャンプの話でもしてみようか。

『地獄先生ぬ〜べ〜』:番外編ということで、江戸時代の絵師・鳥山石燕の話。京極夏彦作品などでおなじみの石燕が登場するのは意外……でもないか。ところで、この石燕の子孫が鳥山明だという説があるが、まあデマだろう。
『HUNTER×HUNTER』:心を入れ替えた(のかどうか知らんが)冨樫義博の作品だが、連載3回目にして早くも悪い癖が出始めている。どんどん背景が少なくなって来ているのだ。アシスタントのなり手がいないのか? しかしこの作家、熱烈な筒井康隆ファンのためか、「言葉遊び」のネタが多い。そういえば、『幽遊白書』でも、筒井康隆の『残像に口紅を』を元にした「言葉が消えていく」話があった。まあ、漫画だから小説よりもはるかに難易度は低いのだが。
『るろうに剣心』:ようやく雪代縁一派との戦いが始まったが、このままなし崩し的にバトルの連続で結末まで突っ走ってしまうのだろうか。もう少しストーリーに起伏をつけて欲しいのだが……。
『ONEPIECE』:これが意外と面白い。少年漫画の王道、という感じで。
『遊戯王』:これも最近、けっこう面白い。最初のころは食わず嫌いで読んでなかったのだが……うーむ、単行本を集めてみるか。
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』:いつも思うことだが、この漫画の読者層はどのへんにあるのだろう? 今回のベーゴマの話など、私にとっては面白いのだが、今の子供にウケるとは思えないしなあ。
『少年探偵Q』:最近始まったミステリ漫画。しかし、どうもこれといったウリがなく、地味な印象を受ける。普段は頼りないが推理になると頭が冴える主人公、ってのも使い古されたパターンだし。ま、しばらく見守っていよう。
『BASTARD!!』:なんで萩原一至は、こんなにへたくそになってしまったんだろう? 絵も話も同人誌レベル。昔はもっと面白かったぞ。こうなったのも高河ゆんのせいか?(←?)
『ジョジョの奇妙な冒険』:第1部・第2部は非常に面白かったのだが、第3部以降はどうも趣味に合わない。というか、読みにくい。スタンドの表現ってのが、絵にするとわかりづらいからだろう。でもいまだに読み続けているのは、たまに「おおっ」とうならせるネタが出てくるからだ。
『封神演義』:巻末に追いやられてはや数週。打ち切られないか心配だ。今のところ、ジャンプではこれが一番面白いのに。やっぱり子供にはウケが悪いのか……「政治と戦争」の話だからなあ。私としては、中国が舞台というだけで満足なのだが。

 ……とまあ、いつも読んでいる漫画はこれくらいである。



3月15日(日)

 ううむそうか、みやちょもポストペットデラックス(製品版)を買ったのか。実を言うと、私も買ってしまったのだ。ひょっとしてシンクロニシティーか?
 そういうわけなので、私もみやちょと同じくCD-ROMを1枚、誰かに進呈することにしよう。詳しい応募要項はみやちょの「おまけ日記」を参照のこと……って、そういうわけにもいかないか。ここを読んでる人の中には「おまけ日記」を知らない人もいるからなあ。

 ちょっと説明すると、ポストペットの製品版は同一のCD-ROMが2枚入っている。どっちのCD-ROMでも正式にユーザ登録ができるので、胸を張って使用できるのだ。これはMac/WinハイブリッドCD-ROMなので、どっちを使っている人でもOK。
「1枚は、友達や恋人にプレゼントしよう!」ということらしいので、私の友達だという人、私の恋人だという人は希望メールを送ってください。ポストペットメールでなくてもOKとしよう。
 希望者多数の場合はどうしようかなあ……うむ、「容量(バイト数)が3番目に多いメール」を送ってきた人にプレゼントすることにしよう。ただし添付書類は除く。〆切は3月17日当日消印有効。

 ……とかいって、希望者が一人もいなかったら寂しいなあ、とほほ……。



3月14日(土)

 というわけで、「もりぼん完成記念オフミ」の当日である。
 出席者は、KAZ・そりまち・うえだたみお・のりまつ・松本楽志・まるは・まさよしともこ・あつき・あしだて・しょう・一人囃子(いろは順←意味なし)の11人。さて、ここで問題です。このうち、女性は何人でしょう?(正解:日本人←基本のボケ←ホントの正解は5人)
 集合は、阪急梅田駅の茶屋町口。今回、はじめてここを待ち合わせに利用したのだが、意外とすいていて穴場かもしれない。ビッグマンの方はいつでも混んでるからなあ。
 定刻の15分前に到着。まだ誰も来ていない。待つこと5分ほど、最初に登場したのは予想を裏切って(←失礼)まさよしともこさんだった。お久しぶりっ!……でもないか。2月22日に会ってるなあ。定刻5分ほど前になると、続々とメンツが集まってくる。今回はじめて会うのは、のりまつさんとしょうさんの2人である。のりまつさんは真面目そうな大学生、しょうさんは知的でチャーミングな女性、というところか。それにしても、KAZさんはますますロリータファッションに磨きがかかったようで、可愛い♪
 しかし、定刻を5分過ぎてもまるはさんが来ない。携帯に電話してみようか、と思ったとき、まるではかったようにまるはさんから一人囃子さんの携帯に電話。「あと100メートルで着く」とのことなのでしばし待つが一向に来る気配なし。見捨てることにして、1次会の会場へ歩き出すと、路上でばったり出会った。

 ……まずい。このペースで書いていくと、みやちょ並みに長くなってしまう。

 というわけで、先を急ぐ。
 1次会は恒例のカラオケハウス。一曲も歌わずに、ひたすらしゃべる。話題は……連立方程式って何?・Macユーザはなぜタカ派が多い?・ゆーりさんのスキャナは動いたのか?・今月の講談社ノベルスの新刊はつまらんぞ・島田荘司は何をやっておるのか・数学の研究者の研究方法とは?・京大ミス研のノートにはヤバい書き込みが山ほど……とりあえず、思い出せるのはそのくらい。
 2次会はアジア料理店に移動して飲み会。飲む組と飲まない組に別れたが、女性はほとんど飲み組へ。そりまちさんがあしだてさんを酔い潰そうとしていたが成功せず。
 2次会の店を出たところで、タイミングよくゆーりさんから電話。今天保山にいる、とのこと。ここでそりまち・松本楽志・まるは・あしだての4名が帰宅。残りのメンバーはとりあえず、泉の広場の駸々堂コミックランドでゆーりさんが来るのを待つことにする。店内では、ゴルゴ13のやおい本の話題で盛り上がる(←迷惑だな)
 ゆーりさんが来てから喫茶店へ移動。ここでは、なぜか諏訪野の話題で盛り上がる(注:諏訪野とは、森博嗣作品の登場人物で、西之園萌絵の執事の老人である)これについては詳しく書けない。なぜなら、「すわぼん。」を作るときのネタだからだ(……って、ホントに作るのか?それ)
 1時間ほど話してから解散。早めに解散したのは、明日インテックス大阪に行かねばならない人が多いからである。



3月13日(金)

 うちの会社の食堂は、ドライカレーに味噌汁がセットで付いてくる。

 13日が(他の曜日ではなく)金曜日になる確率は、七分の一よりわずかに大きい。……という説を聞いたことがあるが、どうも信用できない。

 ポストペットを使っていると、宝箱にいろいろと妙なアイテムがたまってくる。現在、私のペット「わびすけ」の宝箱にあるのは、ガラス玉・キー・かしこさの種・こころ・サッドマック。

 htmlファイルを作成する際に使っているエディタは、YooEditとJedit。

今日買った本:
『青い雨傘』(丸谷才一、文春文庫)
『知らないと危ない「犯罪捜査と裁判」基礎知識』(河上和雄、講談社文庫)



3月12日(木)

 午後からは、ずっと会議。
 退屈な、あまり意味のない会議である。しかし、こんな会議でもいろいろとしがらみがあって出なければならないのがつらいところだ。
 会議では、「眠らないでおくこと」に全霊を傾けていたため、気力体力を使い果たしてしまった。七時過ぎ、早々に帰宅。ホントは今日中に終わらせるべき仕事があったのだが……ええい、明日じゃ明日!

今日買った本:
『鬼面の塔』グイン・サーガ外伝13(栗本薫、ハヤカワ文庫)
『ドカベン・プロ野球編』17巻(水島新司、秋田書店)



3月11日(水)

 今日はひたすらお仕事。特筆すべき事もないのだが……。

 昨日、「輪廻転生」あらため「まりもボード」あらため「喜久子のあやしい伝言板」あらため「気弱な大家の伝言板」(ええい! BBSの名前をころころ変えるんじゃない!)で、まりもちゃんに『トンデモ超変態系』を紹介した。
 これは、ブレンダ・ラヴ著、船津渉訳、唐沢俊一監修(←なぜかここにも唐沢が……)の本で、まあ、「普通じゃないセックス」の百科事典、と言ったところか。異常な行為を、あくまで冷静に淡々と解説しているところが面白い。
 具体的な内容は……まあ、とてもここには書けるような内容ではないのだが、たとえば(って、結局書くのか)オートペデラスティってのは男性が自分のペニスを自分のアヌスに挿入する、という行為のことで、「しかし、ペニスの位置および完全に勃起できないという関係で射精は不可能である」などとマジメに解説しているところが笑える。
 あと、理想像妄想愛、というものもあり、これは「今セックスしている相手よりもさらに望ましいパートナーを妄想しないとオーガズムに達することのできないこと」なのだが…………ううっ、これについてのコメントは差し控えます。しくしく。(←なぜ泣く?)

 で、紹介した翌日にさっそく購入するまりもちゃんもえらいなあ。気に入ってくれたようで、重畳重畳。



3月10日(火)

 事業部長と飲む。
 去年の十月からの新任の事業部長なのだが、「車座」という企画で、事業部のメンバーを数人ずつ集めて酒でも飲みながら本音の意見を聞こう、というものだ。今回、ようやく私のところにお鉢がまわってきた。事業部全員というと、二百人はくだらないから事業部長もご苦労である。
 事業部長というと雲の上の存在と考える人もいるだろうが、実はこの事業部長、私が入社した当時の開発室の部長だった人だ。当時から言いたいことを言ってきたし、まったく緊張しないですむ。
 で、私と同世代の者数人と事業部長とで宴会。仕事の話だか何だかわからない馬鹿話に終始した。ヨーロッパに出張したとき、酒の勢いでとんでもない商品を作ると約束してしまい、結局そのツケが開発室に回ってきた話。ラブホテルに設置した空室管理システムの動作チェックと称していそいそと出かけていった話。それに、先日逮捕された二人についての「噂の真相」も聞いたのだが……ううっ、さすがにこれは書けない。ものすごく面白い話なのになあ。

 現在、私の周囲ではにわかにポストペットが流行中。なぜか、カメを飼っている人が多い。かくいう私もカメなのだが。



3月9日(月)

 昨日買ってきた、唐沢なをきの短編集『ハラペーニョ』を読む。これに収録されている『G口平次捕り物控』が面白い。G口ってのは、地口のことだ。そういえば、いしいひさいちの作品に『B型平次』ってのがあったが、これと関係がある……のかもしれない。
 で、G口平次だが、すごいのは「ほとんどすべてのコマに、一つはダジャレが入っている」というところだ。たとえば……。
「どうやらあの塔がやつらのアジトですよ」
「アジト青春の旅立ち」
「アジト驚くタメゴロー」
「アジトは野となれ山となれ」
「アジトはアジトの風が吹く」
 ひとつひとつは大したことなくても、これが一ページに十数個も入っているのだ。壮観である。警視壮観。強制壮観。壮観せんべい。←こいつらは私のオリジナル←主張するほどの出来ではないな←主張言葉にご用心←主張お見舞い申し上げます←わたしのラバさん主張の娘←こいつらも大した出来ではないな←アメリカ大したん←もうええっつーに。
 しかし、今まで私が使ってきたネタとけっこうかぶっているのに気がついた。ひょっとして、私の原点はG口平次にあるのかもしれない……って、今日はじめて読んだんだろうが。

 しくしくしく、せっかく書いたのにso-netが機器障害で繋がらないわ……。というわけで、0時25分、ようやく更新。



3月8日(日)

 来週、3月14日はもりぼん完成オフミである。店の予約をしに、梅田まで出た。
 どんな店がいいか、いろいろと迷ったのだが、結局、行ったことがあり、場所がわかりやすい店、ということで1次会はカラオケハウス、2次会はアジア料理の店を確保。まあ、いくら行ったことがあるからといって、あ〜んな店やこ〜んな店で開催するわけにはいかないだろう。
 ついでに本屋に寄り、唐沢俊一・唐沢なをきの本を大量に購入。この二人の本は、大きな本屋でないと置いてないからなあ。梅田にでも出たときでないと入手できないのだ。
 さらにMacの増設メモリ32MBも買う。ポストペットをインストールしたので、ちょっとメモリが不安になったからだ。さっそく増設した。う〜む、快調……のような気がする。

今日買った本:
『カルト王』(唐沢俊一、大和書房)
『カルトな本棚』(唐沢俊一、同文書院)
『楽園座(パラダイスシアター)』(唐沢なをき、講談社)
『ハラペーニョ』(唐沢なをき、アスキー)
『鉄鋼無敵科學大魔號』(唐沢なをき、アスキー)



3月7日(土)

 きゃー、ここの更新要求メールが来たわっ。しくしくしく。

 もともとこの「裏ぽた」は毎日更新するつもりはなかった。そして、週に一回くらいほそぼそと書いていたときは更新要求メールなど来なかったのだが、ここのところ結構まめに更新していたからなあ。一日休んだ(休もうとした)だけでこれである。
 これはつまり、アレですな、「ふだん優等生だった者が掃除当番をサボるなどのちょっとした悪事ですべての信頼を失い、どうしようもない不良が捨て猫を可愛がるなどのちょっとした善事で大いなる賞賛を得る」ということですな。←ちょっと違うぞ。←だいぶ違うかも。

 で、更新をサボって何をしていたかというと、ポストペットの設定(正確にはprocmailの設定)である。
 のほほほほ、なんとかポストペット用アドレスが動くようになりましたわ。というわけで、ペットを飼っている人はさっそくウチまで派遣するように! ここ読んでる人でペットを飼っているのは、ねぎねぎ・しおりん・takaさん……いや、たぶんもっといるだろうけど把握してないのよ。
 ポストペット専用アドレスはこちら。→tammy@potalaka.com

今日買った本:
『天皇になろうとした将軍』(井沢元彦、小学館文庫)



3月6日(金)

 本日休業。すまぬ。ぐー。



3月5日(木)

 パラリンピックの開会式を見て思い出したこと。
 私は今、某社(バレバレだけど)の京都研究所で仕事をしているのだが、ここでも障害者が何人か働いている。その中に、車椅子に乗っている男がいる。私より5〜6才年下だろう。
 で、実は、この車椅子に乗っている男は喫煙者なのだ。ある日、休憩コーナーで彼が同僚何人かとタバコを吸いながらくつろいでいるのを見て、違和感を感じてしまった。そして一瞬後、こんどは、自分が違和感を感じたことに対して違和感を感じてしまったのだ。
 自分も喫煙者だから、他人の喫煙に対して「○○○のくせにタバコなんか吸いやがって」と思うことはほとんどない。女性に対しても、未成年者に対しても、だ(まあ、未成年者はやめた方がいいが……)。むしろ、吸ってくれた方が気を使わなくてすむからありがたいくらいだ。なのになぜ、彼の喫煙に対しては違和感を感じてしまったのか。おそらく、「障害者は体に悪いことはしない」という先入観があったのだろう。そういえば、仕事上でもプライベートでも障害者とはけっこうつきあいがあるが、タバコを吸う人に出会ったのは彼が初めてである。酒が好きな人はけっこう多いんだけどなあ。
 障害者だからといって、普通の人間と変わりはない。頭のいい人もいれば悪い人もいる。天然ボケもいればスケベもいる。その程度のことは理解しているつもりだったのに。どうやらまだ、なにがしかの偏見は残っていたようだ。

 ちょっと忙しかったので、ポストペットの設定は進まず。

今日買った本:
『封神演義』8巻(藤崎竜、集英社)
『BASTARD!!』19巻(萩原一至、集英社)
『世界地図の楽しい読み方』(ロム・インターナショナル、河出書房新社)



3月4日(水)

 さっそく、ポストペットをダウンロードしてくる。(←すぐに流行に左右されるヤツ)
 こいつを標準のメーラーとして使用するのはちょっと無理があるので、ポストペット専用のアドレス(****@potalaka.com)を作ろうとして.procmailと格闘中。うーむ、なかなかうまくいかないぞ。
 そういうわけなので、まだ送ってこないように!



3月3日(火)

 昨日書いた「いとしのストーカー」にギャグをひとつ入れ忘れた。他の話に流用できるようなネタでもないので、こっそり書き加えておくことにしよう。

 さて、今日は岡山の工場へ出張。岡山へ行くときはだいたい6時半には起きないといけないので、朝がつらい。しかも、一日中会議の予定である。
 会議の内容はここに書くわけにはいかないので省略して、昼休み。食堂では、昨日のニュースの話題で盛り上がっていた。

「二人逮捕されたなあ」
「若い方、28才ってことは僕の同期ですよ」
「課長はともかく、こっちには同情の余地があるぞ」
「しかし、7回で47万円ってことは1回あたり7万円弱か……セコい賄賂だな」
「金額で小糸工業に負けとるやんか。情けない」
「えーっ、一体何があったんですか?」
「ばかもん、新聞くらい読め!」

 うーむ、こういうことを書くのもけっこうヤバいかもしれない。



3月2日(月)

 オモテを書き上げた後、ちょっとショックな事が……。ええ、ニュースを見ていた人はわかるかもしれません。
 まあ、従業員一万人を越える企業だと、中には犯罪者もいる、ということです。しかしなあ……。



3月1日(日)

 今日から3月。「1月は犬、3月は猿、じゃあ2月は雉ですか」というのは誰のギャグだったか、うーむ。

 特に予定のない日曜日。昼前に起き、本屋(田村書店)とスーパー(ダイエー)へ行き、帰宅してからは掃除と洗濯。その後はテレビで「祝40年!吉本新喜劇・懐かしの大同窓会」などを見ながらごろごろと。久しぶりにゆっくりできたような気がする。

今日買った本:
『共生の生態学』(栗原康、岩波新書)
『学園天国』(唐沢なをき、集英社)
『犬家の一族』(とり・みき、徳間書店)
『SF大将』(とり・みき、早川書房)





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