裏ぽた・98年12月


12月30日(水)

 今日は澁澤龍彦風にしてみた。←どこがやねん!

 もう30日だというのに、正月の準備、というものはほとんどしていない。車を洗ってワックスかけたくらいか。
 でも年末年始になると、テレビのお笑い番組が増えるのでうれしいのだ。それもバラエティではなく、漫才落語の類、こっちの方が好みである。



12月29日(火)

 起きたのは昼前。例によって例の如く車でダイエーまで出掛け、年末年始用の食材やら食材やら食材やらを買い込む。

 昨日予告したとおりニラレバ炒めを作成。モヤシも安かったので大量にぶち込む。ううむ、ちょっと量が多かったか。しかし全部食うのだ。

 カレーを作るのは、年が明けてからにしようかな。←食い物の話ばっかりやんけ!


今日買った本:
『京極夏彦読本・超絶ミステリの世界』(野崎六助、情報センター出版局)



12月28日(月)

 本日が仕事納め。すでに冬休みに突入している会社も多いせいか、電車もいつもよりすいている。
 ああしかし、よりにもよって最終日に午後から半日会議をすることはなかろうに。ぶつぶつ。

 というわけで、定時後は挨拶もそこそこに速攻帰宅。ラーメンチャーハンセットなどを食いつつ、明日の食事は何を作ろうかな、などと考えていた。そういえば、ここ一年ほどレバニラ炒めも作ってないなあ。←また炒め物か。



12月27日(日)

 25日の夜に帰阪。昨日と今日は雑文祭参加作品などを読みつつごろごろと。
 久しぶりにまともな料理を作った。といっても野菜炒め程度だが。

 明日は京都研究所へ出勤、今年の仕事納めである。年明けは10日まで大阪にいる予定。



12月25日(金)

『邪馬台国はどこですか?』(鯨統一郎、創元推理文庫)読了。
 もともとこの作品を読む気はなかったのだ。なぜかというと、複数の書評で「歴史にあまり詳しくない人向けの歴史ミステリ」などと書かれていたからである。それを今になって読んだのは、『このミステリーがすごい'99』の年間ベストで8位にランクインしていたからである。
 で、感想はと言うと……ううむ、読むんじゃなかった。

 確かに着眼点は面白い。ネタはいいのだ、ネタは。でも、「小説」としては評価できない。このネタなら、もっと面白い小説が書けるはずなのに、なぜこの程度のものにしかならないのだろうか。
 評価できない最大の理由は、早乙女静香という登場人物の造形にある。
 この小説の基本設定は、「あるバーの常連である歴史学の専門家三谷教授と早乙女助手、そして在野の研究家宮田が歴史談義を繰り広げ、宮田の出したトンデモない説に二人が論破される」というもの……のはずなのだが、早乙女助手はまったく論破されていないのだ。早乙女は最初は宮田の説に反対し……そして、最後まで反対したままなのである。異説を唱える者を最後まで納得させられない名探偵、が未だかつて存在しただろうか?(存在したような気もするなあ……)ともかく、登場人物さえ納得させられないようでは、読者が納得するはずはない。読む側としては、トンデモないホラを吹いて、「これこそ真実だ!」と断言してもらってはじめてカタルシスを味わえるのである。
 そして、この早乙女助手、論争相手としては役者不足である。宮田の出した説を、理由を聞こうともせずに「バカ」だの「アホ」だの「病院へ行け」だの罵詈雑言を吐くばかりで、徹底的に馬鹿にしきっている。早乙女は設定では「歴史学における新進気鋭の天才」のはずなのだが、とてもそうは見えない。このような自分の意見を絶対だと信じ切っている「天才」ではなく、もう少しまともな相手と論争してこそ面白くなるはずなのに。
 とにかく、この早乙女の言動は不快でしかない。もう少し魅力のある登場人物を創造できなかったのだろうか? ネタ自体は魅力的なのに、書き方で失敗しているという典型例だろう。

 む。そういえば、明石散人の小説に対しても同じような感想を持った記憶が……。

 で、『このミス』での論争の中で言及されている「セルダン危機」という言葉の原点、アシモフの銀河帝国シリーズを急に読みたくなったりして。確か中学生か高校生の頃、創元推理文庫版で読んだ記憶があるのだが、内容はほとんど忘れているのだ。今回はハヤカワ版でそろえることにした。


今日買った本:
『ファウンデーション』銀河帝国興亡史1(アイザック・アシモフ、ハヤカワ文庫)
『ファウンデーション対帝国』銀河帝国興亡史2(アイザック・アシモフ、ハヤカワ文庫)
『第二ファウンデーション』銀河帝国興亡史3(アイザック・アシモフ、ハヤカワ文庫)



12月24日(木)

 雑文祭用原稿、なんとか完成。
 展開も結末も決めずにとりあえず書き始めてみたのだが、これが奇妙なのだ。登場人物がどんどん勝手に動き出し、勝手なセリフをしゃべる。自分で書いていて、なぜこんな展開になるのかさっぱりわからない。ところが、結末に至ってその謎が解けた。そうか、そういうことだったのか! と、書いた本人が驚いていたら世話はない。登場人物が勝手に動き出して話ができあがる、ということもあるのだなあ。
 ……と、まあ、作家や漫画家などがよくこんなことを言ったりしているが、あまり信用しない方がいいだろう。


今日買った本:
『クーデター』(楡周平、宝島社文庫)



12月23日(水)

 朝、目覚まし時計に起こされて、ああ会社行かなきゃと思って布団から這い出した直後、そうだ今日は天皇誕生日だったのだと思い出して再び布団にもぐり込む時。まさに至福の瞬間である。天皇誕生日の、なんとありがたいことよ。人が天皇陛下の御恩を感じ信奉者になるのはこんなことがきっかけなのかもしれない。←なに言ってるんだか。

 昨日仮題だけ出しておいた「アンケート」を、さっそく上梓。……って、上梓ではないか。しかし、こんなものを書いている余裕はあるのか? 雑文祭用の原稿はどうなっているのだ?


今日買った本:
『邪馬台国はどこですか?』(鯨統一郎、創元推理文庫)
『エロイカより愛をこめて』24巻(青池保子、秋田書店)



12月22日(火)

 十時から定時までひたすら会議、というとんでもない一日。特に、OHPを使うために照明を落としたりされてはもうダメだ。これは、眠ってくれ、と言っているようなものである。ぐうぐう。←せめて「うとうと」にしておけって。

『コミケ殺人事件』を読み始める。まだ序盤だが、これは、面白い面白くない、という以前の問題として、読んでいるとなんだか妙に「恥ずかしい」ぞ。ううむ。

 雑文祭用原稿は未だ完成せず。やっぱり「しばり」のある文章は難しい。
 そして、こういう文章を書いていると、なぜか別のネタを思いついてしまうのだ。忘れないように、仮題だけでもここに書いておこう。「うそ」「アンケート」「宝石」。



12月21日(月)

 雑文祭用原稿執筆のため、本日休業。


今日買った本:
『世界の謎と不思議』(平川陽一、扶桑社文庫) ←といいつつ、こんなアヤしげな本を買ってるんじゃないって。



12月20日(日)

 なるほど。しかし、スーダラ節のスーダラはサンスクリット語のシュードラであるという説があるように、ホンダラ行進曲のホンダラも補陀落のことかもしれない>みずちさん
 ううむ、青島幸男あなどりがたし。

 今日はひたすら惰眠をむさぼる。起きたのは昼過ぎ。外出していつもどおりに本屋とスーパー巡り。帰ってきてごろごろしつつ買ってきた本などを読んでいるとまた眠くなってきたので夕方から一眠り。再び目覚めたのが六時過ぎで、晩飯食って風呂入って現在に至る。

 雑文祭用の雑文は、オチの決まらないまま見切り発車で書き始めた。さて、間に合うのか?


今日買った本:
『トンデモノストラダムス解剖学』(志水一夫、データハウス)



12月19日(土)

 む。なにやら近ごろ日記猿人では「相互リンク依頼メール」の話題で盛り上がっているようだ。そのメールは私にも来たぞ。わーい。←喜ぶな!
 こんなのである。

 相互リンクして下さい(>▽<)

 はじめまして、○○○の○○○と申します。
 Read me!のリンクで、補陀落通信を知り・・・
 是非、相互リンクして欲しく思い、メールしました。

 うえだたみお様、もしOKでしたら、メールして下さいませ。
 宜しくお願いします(>▽<)

 下の二つが、読み物系のHPとなっておりますので・・・
 好きな方に、リンク張ってもらえると嬉しいです。

 (以下URLが書いてあるが省略)

 この日記で紹介されているのと同じ文面である。
 そもそもこのメール、tamio@ga2.so-net.or.jpあてに送られているのだ。ここのところ私が使っているアドレスはtamio@potalaka.comかtamio@ga2.so-net.ne.jpで、「so-net.or」のアドレスはRead me!の登録に残っているだけである。さらに、私のところにはリンクページがない。こりゃもう、ページも読まずに手当たり次第にメールを送りつけていることはバレバレだな。


今日買った本:
『佐野洋短篇推理館』(佐野洋、講談社文庫) ←短篇1000作か。すごい。
『コミケ殺人事件』(小森健太朗、ハルキ文庫)
『VOW ALLSTARS』(宝島社)



12月18日(金)

 うーむ、今日はちょっとイラつき気味。上司の理不尽な言葉に対する反発である。
 それを私に言ってどうなるのだ? その件に関して私には何の権限もないのだから、手の打ちようがないではないか。なぜ私に言うのだ、と聞くと、そういう事実がある、ということを認識しておいてくれ、との返事。認識しても手の打ちようがないのに。わざわざ人を不快にさせる「だけ」のことを言ってどうする? それとも、単に愚痴をこぼしたかっただけか?
 ああ、詳しく書けないのがもどかしい。

 で、そんなことはさっさと忘れることにして、『二重螺旋の悪魔』読了。これは面白かった。
 やっぱりこの本は、永井豪の『デビルマン』を意識してる……よなあ?
 というわけで、さっそく梅原克文の第2作を購入。さっき読み始めたところだ。←早ぇよ。


今日買った本:
『ソリトンの悪魔』上巻(梅原克文、ソノラマ文庫NEXT)
『ソリトンの悪魔』下巻(梅原克文、ソノラマ文庫NEXT)



12月17日(木)

 昨日「仕事がマンネリ化している」などと書いた報いか、今日は危機一髪だった。

 営業担当者と同行して、横浜にある某重工の工場へ打ち合わせに行ったのだ。ゲートでの厳重な審査をくぐり抜けて社有車で入る。敷地は広く、目指す建物は遠い。
 走っていると、工場の敷地のすぐ外で道路工事をしている。どどどどど、と音がして、何やら水蒸気のようなものが吹き上がっているのが見える。その横を通り過ぎるとき、何やら異臭がした。
 もうしばらく走り、目的の建物に到着した。ドアを開けて車を降りると、異臭の正体がはっきりした。ガスだ。強烈ににおってくる。その建物からも何人かが表に出てきてあたりを見回している。どうやら、さっきの工事現場が発生源らしい。工事中にガス管を傷つけてしまったのだろうか。しかし、100メートル以上離れているこの場所でこれだけにおうということは、漏れたガスの量は尋常ではあるまい。
 不安に思いつつも建物に入り、某重工側の担当者と打ち合わせ。しかし、すぐに館内放送が入った。ガス漏れが発生しているので火気厳禁のこと、である。こりゃ本格的にヤバいのでは? と思って、打ち合わせを早々に切り上げることにして屋外へ。相変わらずガスのにおいがきつい。
 さすがにガス漏れの現場の横を通る気にはなれず、敷地内を車でぐるっと大回りして脱出。ゲートをくぐるときにちらっと見ると、すでに現場には消防車のような赤い車が到着して、「立入禁止」と書かれたロープを張り巡らせている最中だった。

 帰宅してからテレビを見たが、イラク空爆のニュースで持ちきりでガス漏れの件については報道されていなかった。どうやら大事には至らずに済んだようである。



12月16日(水)

 今日は特筆すべきことなし。ううむ、どうも最近、仕事がマンネリ化しているような……。

『黒い家』読了。これは怖いぞ。ディテールの書き込みが凝っているし、舞台が京都であるため風景がありありと脳裏に浮かび、それがさらに迫真性を増している。
 巻末の既刊案内などを見ていると、この角川ホラー文庫、けっこう面白そうな作品が揃っているようだ。今までは鈴木光司くらいしか読んでいなかったが、ちょっと系統的に読んでみるか。


今日買った本:
『魑魅(すだま)』1巻(小山田いく、スコラ) ←で、またホラー買ってるし。



12月15日(火)

 こう寒くなってくると、朝、布団から出るのが億劫でたまらない。できることならこのままずっと布団の中にいたい、と思う自分に鞭打ち、布団から抜け出すためにはまさに鋼鉄の意志が必要とされるのだ。
 これが会社に行くためでなく遊びに行くためなら簡単に起きられるんだけどな。困ったものである。

 というわけで、今日も鋼鉄の意志で出社。パソコンの電源を入れたら、「safemode」とかに移行してしまってまともに立上がらない。ええいビル・ゲイツめ! などと悪態をつきながら詳しい人に教えを請いつつなんとか復旧。これで二時間無駄にした。しくしく。

 特に急ぎの仕事もないので、定時後は早々に退社。もちろん、退社には鋼鉄の意志は必要ないのだ。



12月14日(月)

 昼飯にカツカレーを食べた後東京へ。夕食は竹の塚の件のお好み焼き屋でモダン焼き。なんか、こういう生活パターンも定着してきたような……。

 これから、このミス'99で紹介されていたミステリーをぼちぼちと読んでいこうと思う。金がないので、とりあえずは文庫から……。といいつつ、今日買ったのはこれだ↓。まあ確かに、まったく関係がないわけではないのだが。


今日買った本:
『黒い家』(貴志祐介、角川ホラー文庫)
『二重螺旋の悪魔』上巻(梅原克文、角川ホラー文庫)
『二重螺旋の悪魔』下巻(梅原克文、角川ホラー文庫)



12月13日(日)

 今日もまた、妙な時間に寝て妙な時間に起きたためか時間の感覚がおかしい。このところ、週末になるとこんな生活をしているなあ。悔い改めねば。

 ようやく読めた諸星大二郎の『六福神』。今回は「海」に関する話が多かったな。稗田礼二郎の出番が少なかったので、ちょいと不満。


今日買った本:
『日本語教室』(金田一春彦、ちくま学芸文庫)



12月12日(土)

 妙な時間に寝て妙な時間に起きたためか、時間の感覚がおかしい。

 蓬莱の豚まんなど買ってきたりして。


今日買った本:
『伯林水晶の謎』(太田忠司、祥伝社文庫)
『六福神』(諸星大二郎、集英社)
『このミステリーがすごい!'99年版』(宝島社)



12月10日(木)

 今日の「オモテ」の話は……ううむ、ちょっとうちわうけだったか。反省。

 さて、今日は待望のボーナス支給日である。あちこちの日記を読んでいると、どうも「去年より減った」という記述が目に付くようだが、さて私の場合は、と明細を見る。………………よく考えたら、去年の金額を覚えていないや。

 明日は帰阪。



12月9日(水)

 本日は午後から健康診断。
 採血検査をするので、血糖値に誤差が出ないように、とかいう理由で「昼食を食べないように」との指示が出ている。ジュース類もダメで、口にできるのは水と茶のみ。それも、午後一番に採血するというのならまだしも、午後3時にならないと始まらないのだ。ううっ、腹減った。ひもじい。しくしく。
 そうか、いっしょうさんはいつもこんな苦労をしているんだなあ、などとしみじみしてみたり。

 で、健康診断が終わると即座に会社を出てラーメン食ってきた。こんな時間に食べたら夕食が食べられなくなるぞ、との不安をよそに、夕食は先日のお好み焼き屋でモダン焼きなど。

『QED 百人一首の呪』読了。
 それなりに面白かったのではあるが……ううむ、(北村薫はああ言っているが)百人一首の謎と殺人事件の謎が乘離している感は否めないなあ。これはやはり、高木彬光の『邪馬台国の秘密』等のように殺人事件を出さずに純粋歴史推理に徹するか、あるいはノンフィクションとして書いた方がよかったのではないか。もっとも、そうするとあちこちボロが出そうな気がするが。
 しかし考えてみれば、ノンフィクションとして書いたとしても無名の新人の発表する場などそうはないよなあ。すると、手っ取り早く世に出すためにはこういう形にした方がよかったのかもしれない。


今日買った本:
『今夜は眠れない』(宮部みゆき、中公文庫)



12月8日(火)

 今日は浅草方面の某所へ遠征。到着するのにちょっと迷ってしまった。
 いちおう、駅からの地図はもらっていたのだが、この地図が正確じゃないのだ。すべての道が縦横直角に交わるように書かれている。ホントの道は、下町だからけっこう入り組んで曲がりくねっているのに。そりゃ、直角に交差していた方が見栄えがいいのは確かだが、こんなところで正確さより見栄えを優先するなって。
 しかしまあ、なんとかたどりついて秘密会談も無事終了。

 地下鉄で新橋駅に着いたところでちょうど昼食時となった。なにはさておき、探すのはカレー屋である。駅ビルの地下で発見したカレー屋は、おばさんが一人で切り盛りしている小さな店だった。
 注文したのは、カレーライス580円+コロッケ90円。和風というか、わりとあっさりめのルーでなかなかいける。私が食べていると、隣のおじさんが席を立った。おばさんが声をかける。
「580円です」
 おじさんは千円札でお釣りをもらって去っていったが……ん? このおじさんの皿にも、コロッケが乗っていたような気がしたが……ううむ、気のせいか。
 ところが、私が500円玉一枚と100円玉二枚を渡したときも同じだった。
「580円ですが」
「いや、コロッケ付けたけど」
「……ああ、はい」
 しまった、言わなければコロッケ代はゴマかせてたのに! ←こらこら。

 ううむしかし、大丈夫かおばさん? そんなに毎回間違えていて、商売やっていけるのか?



12月7日(月)

 朝夕は降っていなかったが、昼間は雨。なんだか十二月になってから急に雨が増えたようだ。十一月はほとんど降らなかったのに。
 というわけで、今日は一日デスクワーク。明日はまたもや浅草方面の某所へ遠征だが。

 北千住の書店で『QED 百人一首の呪』を購入。これもメフィスト賞受賞作ということだが……ううむ、メフィスト賞ってのは当たり外れが大きいからなあ。これは大丈夫だろうか。
 と思いつつも買ってしまったのは、百人一首という題材に興味があったからだ。「百人一首の謎解き」といえば織田正吉が有名だが、それに匹敵するだけのネタになっているかどうか……。

 ↑上にもリンクを貼ったが、「第2回雑文祭」が開催されます。第1回は雑文六歌仙(←って、自分で書いてて恥ずかしくないのか?)による競作でしたが、今回は公募制。我と思わん方は是非ご参加を。


今日買った本:
『QED 百人一首の呪』(高田崇史、講談社ノベルス)



12月6日(日)

 晴れだ晴れだ。こういう日は、家でのんびりしているに限るな。
 ……って、雨でも晴れでも一緒なのか。

 ようやく、小説現代増刊『メフィスト』を入手できた。ふう。竹の塚の書店では発見できず、西新井まで出向いてSATY内の書店でようやく発見。長い道のりだった。
 今回は読むところがたくさんあるな。とりあえず、何はさておき、清涼院流水を読む。あとは興味をひかれた順に、京極夏彦・綾辻行人・西澤保彦・我孫子武丸・二階堂黎人・太田忠司・柄刀一と読み進む。……といったところで、今日はこれまで。基本的に連載小説は雑誌では読まないことにしているので(特にメフィストは発行間隔があいているので前回までの話を忘れてしまうのだ)あと読むのは歌野晶午くらいか。
 清涼院流水の『カーニバル』は、来春発売らしい。ううっ、待ち遠しいぞ。



12月5日(土)

 雨だ雨だ。こういう日は、家でのんびりしているに限るな。
 というわけで、外出して食料と本を買い込み、あとは家でのんびりしていた。


今日買った本:
『空想非科学大全』(柳田理科雄、メディアワークス)
『平行植物』(レオ・レオーニ、ちくま文庫)
『彼方から』9巻(ひかわきょうこ、白泉社)



12月4日(金)

 というわけで、今日ははるばる幕張まで遠征。
 東京駅まで出てから京葉線に乗り換え。海浜幕張で降りて会場へ。結局、コートは着ていかなかった。ちょいと寒い。

 で、疲れた。立ってるか歩いてるかで、座ってた時間がほとんどなかったからなあ。けっこう面白いのでまわっている最中はあまり疲れを感じなかったのだが、終了間際になって足に来た。腰に来た。しくしく。
 しかしこのセミコンジャパン、半導体関連の展示会ということで、個人的な「実入り」はほとんどないのだ。せいぜい粗品のボールペンをもらえる程度で。これがジャパンプラス(プラスチック成型機の展示会)なんかだと、コップやスプーンや洗面器なんかをその場で製造してどんどん配っているのでありがたい。でも、いままでで一番よかったのは、やっぱり食品工業展だな。これもその場で製造してどんどん配っていたので昼食が不要だった。

 帰りは別ルートを通ってみようと思い、南船橋で京葉線から武蔵野線へ乗り換え。さらに西船橋で総武線に乗り換えて亀戸まで。ここで東武に乗り換えて帰ってきた。乗り換えが多かったが、かかった時間は同じくらいか。運賃はこっちの方が安かったぞ。

 竹の塚で夕食を取ろうとうろうろしていると、最近開店したらしいお好み焼き屋を発見。「大阪風」と書いてあったので、ほんまかいなと思いつつ入ってみると……おおっ、店のおばさんが大阪弁だ! 客のおばさんも大阪弁だ! 当然、お好み焼きも大阪風だ! やっぱり、青海苔と鰹節は必須である。この店は大当たり。今後は贔屓にしよう。
 しかし、なんだか落ち着くなあ、この店。


今日買った本: 『ことばの歴史学』(小林千草、丸善ライブラリー)


12月3日(木)

 午後から雨。
 まあ、今日は特に外出する用事もなかったし、会社から竹の塚駅まではずっと屋根があるのでかまわないのだが。ちゃんと傘も持ってきたし。
 しかし、かなり寒くなってきた。それでも、なかなかコートを着て出勤する踏ん切りがつかないのは、電車に乗ってしまえば暑いからだ。暖房が入ってなくても、人がたくさん乗ってるだけで暑いからなあ。
 明日は幕張。ううむ、コートはどうしよう? ←まだ迷ってる。

 今日はジャンプコミックスの発売日だ、ということで、さっそく『ONE PIECE』を購入。挟まっていた新刊案内に諸星新刊の予告が出ていた。ようやく確実な情報に出会えたか。ほっ。諸星大二郎『六福神・妖怪ハンター』ヤングジャンプコミックスから12月11日発売、定価620円。


今日買った本:
『ONE PIECE』6巻(尾田栄一郎、集英社)



12月2日(水)

 今日は特筆すべき出来事なし。
 北千住LUMINEのレストラン街にあるお好み焼き屋でモダン焼きを食べたが……ううむ、これはいまいち。蕎麦も太すぎるし、青海苔と鰹節がかかっていないのが致命的か。これが東京風……ってことはないよなあ。

 金曜日は幕張メッセに出没予定。半導体関連の展示会、セミコンジャパンに行くためだ。某社(←ってバレバレだけど)のブースに行けば、私に会えるかも。ただし、スケブは持って来ないように。
 竹の塚から幕張までどういうルートで行けばいいのか検討中だが、ううむ、あまり近道はなさそうだなあ。ここは素直に東京駅まで出て京葉線に乗るか。



12月1日(火)

『ポタTOKYO』ってのは、いったい何の雑誌だ?

 それはそれとして、本日は浅草方面の某所へ直行。十時に入ればいいので、朝はゆっくりできた。
 密談は午前中で終わり、昼飯食ってから会社へ。午後はひたすらデスクワーク。
 年末年始にどれだけ有給休暇が取れるか、そろそろ各方面との調整に入らねばなるまい。まあ、最低でも正月休みにプラス2日はくっつけたいからな。

 定時後は早々に帰宅。東武には暖房が入っていた。入れんでもいいのに。暑いぞ。しくしく。





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