裏ぽた・99年3月


3月31日(水)

 今日も今日とて一日中デスクワーク。ううむ、帰任三日目にして早くもルーチンワークに突入か。ここに書くことがなくなってきたぞ。というわけで、なべて世は事もなし。

『ファイナルファンタジー8』の攻略本を発見、購入。欠けていたG.F.が何なのか、ようやく判明した。さて、これを入手するためにもう一度プレイすべきか否か……遭遇し損ねたイベントもけっこうあるしなあ。

『世にも奇妙な物語・春の特別編』。中島朋子の話が一番好き。しかし、中島朋子って大阪弁喋ってるときが一番可愛く見えるぞ。←なんでやねん!


今日買った本:
『FINAL FANTASY VIII UTLIMANIA』(スタジオベントスタッフ編、デジキューブ)



3月30日(火)

 四月も近いというのにやたらと寒い。朝、玄関を出たとき、一瞬「コートを取りに戻ろうか」とも思ったが、すでにクリーニングに出して片づけてしまったのでまた引っぱり出すのも面倒だなあ、ということで結局そのまま出勤。ぶるぶる。

 そろそろ仕事の勘を取り戻さねば、と思えども、どうにも情報が不足している。東京に行っていた間、こちら(京都研究所)でどんな開発テーマが走っていたのかほとんど把握していないのだ。忙しそうな周囲の人々にあまり聞き回るのも気が引けるので、共用ハードディスクに格納されている膨大な資料をこそこそとチェックしていくことにする。
 ……って、いや、別にこそこそすることもないのだが。しかし、これが読んでいるとなかなか興味深い。ある日突然、中断という形で終了してしまったテーマがある。なぜこんな中途半端な終わり方をしたのだ、と思ってあちこち探した末ついに発見した資料には、驚愕の真実が書かれていたのだった! ←完全に楽しんでます。
 そんなことをしているうちに昼休み。京都研究所には安い食堂があるのはいいのだが、これがあまり美味しくないのだ。料理も冷めていることが多いし。もう少し高くてもいいから、美味しい料理は出せないものか。ああ、熊本研究所で食べた昼食は美味しかったなあ。同じ業者が入っているはずなのに、なぜこんなに差がつくのだろう。
 などと考えながら昼食を済ませ、再び情報を求めて社内ネットを彷徨う。すると、総務の掲示板で「一週間の食堂メニュー」なるものを見つけた。中華丼、おでん、豚汁、肉じゃが、牛肉と山菜のピラフ、そしてもちろんカレーライスと、料理名だけ見ればすごく美味しそうなんだけどなあ。しくしく。

 というわけで、なんとなく仕事をした気になって今日は定時で帰宅。



3月29日(月)

 長かった赴任休暇も終わり、今日から京都研究所へ出勤。ううむ、やっぱり東京と比べると通勤が格段に楽だ。電車に乗っているのは十数分だし、ずっと座っていけるからなあ。

 会社に着いたら、まずパソコンの設定。梱包箱から出してネットワークに繋ぎ、メールやWWWがちゃんと動くかどうか確認する。よし、成功。その後、デスクの上に山ほどたまった書類を処理したり、メールを読んで返事を書いたり、帰任に伴う様々な雑事を処理していたら、あっという間に定時になった。急激な変化は身体に毒だから、今日はとりあえず出勤するだけでよしとして実際の業務は明日からにしよう、と考えてとっとと帰ろうとしたら、課長に捕まってしまった。定時過ぎてからミーティングを始めるなよお。しくしく。
 ミーティングの内容はというと、99年度上期のスケジュールについて、だった。現在、私のチームは私を含めて三人。この三人で微妙に関連する三つのテーマをこなしていくことになる。で、三つともテーマ終了は九月に予定されているのだ。ううむ、しかしこれはどうも業務の量が三人の手には余るような気がするが……まあその辺は、今後テーマを具体的な作業レベルにまで分解してスケジュールを引いていく過程でいろいろと交渉の余地はあるだろう。というわけで、明日からさっそくそれに取りかかることになった。ああ、もっとのんびりしたかったなあ。←十分しただろうが。

 そうそう、明日予定されていた平塚への出張だが、諸般の事情で中止になったのだ。しくしく。……いや、別に泣くことはないか。



3月28日(日)

 ルーぴょんの車で送ってもらって、帰宅したのが午前三時過ぎ。そのままネットにも繋がずに寝てしまい、起床したのは午前十一時だった。
 とりあえずなんか食おうと、買い置きのラーメンにキャベツやらタマネギやらをぶち込んで煮る。そのラーメンをすすりながら見てたのは『なんじゃそりゃ三人組』である。ああ、やっぱり大阪っていいなあ、などとしみじみしてみたり。
 その後例によって車でダイエーへ買い出し。一週間分の酒と食材を買い込む。帰宅してからは『さよならトゥナイト』の緊急生特番などを見ながらのんびりしていた。

 昨日の大阪雑文オフ、詳細なレポートは主催者のジャッキー大西氏にまかせることにして、とりあえず一点のみ。
 一次会ではなぜか『アンパンマン』の話題になり、メロンパンナちゃんのお姉さんの名前はなんだったっけ? という話になる。しかし、誰も覚えていない。オープニングだかエンディングだかの歌詞の中に出てきたはず、というのだが。
 そして二次会はカラオケ。先ほどのあいまいな情報に基づいて、アンパンマンの曲を手当たり次第リクエストする人々。それらの聴いたこともない曲を、勘だけを頼りに歌いまくる人々。そして歌うこと数曲目、ついにお姉さんの名前が歌詞に登場したのだった。その名前とは……? 以下次号。←おい。


今日買った本:
『爆笑問題の学校VOW』(爆笑問題、宝島社)
『爆笑問題の日本原論』(爆笑問題、宝島社文庫)
『黒鳥(ブラックスワン)』(山岸凉子、白泉社文庫)



3月26日(金)

 なんとなく物足りないな、と思っていたのだ。
 東京の宿を引き払い、大阪に戻って四日。荷物はすべて持ち帰ったはずなのに、何か足りないものがある。なんだろう、とずっと考えていて、今朝起きたときに気がついた。新聞がないのだ。
 去年の夏までは、ずっと朝日新聞を取っていた。出向が決まったとき、大阪に戻って来るのは不規則になるだろうから、ということで一時契約を解除していたのだ。これは再契約せねばなるまい、ということで、さっそく販売店に電話。明朝からめでたく新聞が読めることになった。
 で、なぜ朝日新聞かというと、現在の家に移ってきたときにちょうど筒井康隆といしいひさいちが連載していたから、という単純な理由である。いしいひさいちはまだ載ってるから、まあ朝日でいいか。

 さて、次なる課題は、というと。
 このこたつを、いつ片づけるか、だな。


今日買った本:
『西遊妖猿伝』8巻・紫金鈴之巻(諸星大二郎、潮出版社)



3月25日(木)

『風雲児たち』30巻を購入。
「コミックトム」に連載された分は29巻までにすべて収録されていたのに「以下続刊」となっていたので、どうするつもりかいぶかしんでいたのだが、まさか書き下ろしで外伝を出してくれるとは。嬉しい。
 これで『風雲児たち』も完結である。関ヶ原から幕末までの、江戸時代の歴史群像を描いた大河長編ギャグ漫画、私のお気に入りはやっぱり最上徳内と田沼意次・意知親子だなあ。意外と(←?)感動するので、歴史に興味のある人は読むのが吉。

 感動するといえば、本日の『リング最終章』最終回である。
 ラスト近くでは、柄にもなくうるうるしてしまった。どのシーンかというと、黒木瞳のラジオでの語りと、名もなき高校生たちの言動の場面だ。やっぱりギバちゃんの登場シーンは泣けないなあ……。


今日買った本:
『風雲児たち』30巻・宝暦治水伝(みなもと太郎、潮出版社)



3月24日(水)

 十時に起床。
 さて、今日は何をしようかなあと考え、そういえば梅田にジュンク堂が開店したんだっけと思い出し、行ってみることにした。本屋しか行くところがないんかい、とツッコまれそうだが、連れがいなけりゃこんなものである。しくしく。
 阪急電車で梅田に到着。所在地がはっきりわからなかったが、「堂島アバンザ」とかいうビルに入っているとのことなので、まあ堂島の方向だろうとあたりをつけ、ディアモールを通り抜けて西梅田へ。地上に出て、目に付いた新しげなビルに入ってみると、そこが当たりだった。
 ジュンク堂は、このビルの3フロアを占めている。1Fは漫画と文具、2Fは一般書、3Fは専門書。書店というより図書館のような雰囲気である。品揃えは充実しているが、床の造りが粗雑で歩くと音が響くのが欠点か。梅田駅から遠い、ということもあるし、紀伊国屋や旭屋に目当ての本が見つからなかった場合の保険として、場所だけは覚えておこう。
 というわけで、せっかく来たのだからと滅多に手に入らない唐沢兄弟の単行本を買って帰宅。


今日買った本:
『原子水母』(唐沢俊一&唐沢なをき、ぶんか社)
『ぶんかノ花園』(唐沢俊一&唐沢なをき、ぶんか社)



3月23日(火)

 平日だが休日、赴任休暇である。今週いっぱい、赴任休暇を取っているのだ。さあ、これで好きなだけ遊べるぞ。何をしようかなあ。わくわく。
 ……などと浮かれていてはいけないのだ。本来、赴任休暇というのは、引っ越し自体やそれに伴う様々な手続きを処理するための休暇なのだ。遊び呆けていてはいけないのである。
 というわけで、本日は荷物の整理と部屋の掃除を実施。段ボール箱を開けて衣類等を取り出し、押し入れとタンスとクローゼットに格納する。山ほど出てきた本は……ううむ、収納場所がないぞ。とりあえずその辺に積み上げておこう。
 その後、何カ月ぶりかに掃除機をかけ、風呂とトイレを掃除して一日が終了。夕食には例によって例の如く野菜炒めを作成。ええと、野菜炒めといっても、決して野菜のみを炒めるのではなく、ちゃんと肉も入っているのだよ。覚えておくように、りねさん。

 というわけで、本日は赴任休暇らしい過ごし方をした。これで赴任休暇に対する義理は果たした、というものだ。さあ、明日からは何をして遊ぼうかなあ。


今日買った本:
『石神伝説』2巻(とり・みき、文藝春秋)
『超少女明日香』1巻(和田慎二、白泉社文庫)
『超少女明日香』2巻(和田慎二、白泉社文庫)
『超少女明日香』3巻(和田慎二、白泉社文庫)
『超少女明日香』4巻(和田慎二、白泉社文庫)



3月22日(月)

 というわけで、引っ越しの当日である。
 起床は七時半。洗面と着替えを済ませた後、最後の荷造りに取りかかる。
 引っ越しのトラックが来たのが十時。荷物は段ボール箱十箱程度なので搬出はすぐに終わった。トラックが発車すると同時に宿を出る。風が強い。
 竹の塚から東武で北千住へ。JRに乗り換えて上野。上野駅でカレーを食べてから東京駅へ。新幹線で帰阪した。

 東京でやり残したことはいくつかある。仕事でも私生活でも。
 仕事の方は出張で対応することになる予定だし、それ以外にも何度か東京に来ることになるだろう。

 今日はなんだか疲れたので早めに寝よう。



3月21日(日)

 起床は例によって十一時過ぎ。ロッテリアで昼食を食べた後、荷造りにとりかかる。明日はいよいよ東京の宿を引き払う日だ。
 といっても、もともと大したものは持ってきていないので荷造りも楽である。布団や衣類程度だ。そうそう、こっちで買った本が段ボール箱二箱分あった。ううむ、かなり多いなあ。すでに大阪の家も書籍類で飽和状態だというのに、これだけ収納できるのだろうか?
 というわけで、荷造りは夕方には終了。洗面道具やテレビなどは明日の朝梱包することにして、引っ越しの準備は終わりである。あとはビールでも飲んでくつろぐことにしよう。



3月20日(土)

 雨の土曜日、今日は待望のガメラオフミの日だ。参加者は、りねさんと私の二人。……だ、だって、参加表明したのがりねさんだけだったんだもの。びくびく。

 新宿の紀伊国屋で待ち合わせ。りねさんは宣言どおりピンクの傘で登場。その後さっそく映画館へ。それほど混んでいないし、なにより子供の姿が少ないのがいい。
 で、『ガメラ3』は傑作である。見て損はない。なにしろ、ふと隣を見ると、りねさんが涙をぽろぽろこぼしているのだ。それほど感動的なラストシーンだ、ということである。

 その後は寿司屋で夕食など。りねさんは、「たみおさんって、新屋さんより二才年上なんでしょ?」とか「すずきようこの正体ってたみおさんでしょ?」とか「にゃんじらさんって、いっしょうさんの彼女でしょ?」とか妄想を爆発させていた。いやあ、面白い。
 それから、新宿夜景巡りなどしたり、肩を揉めという命令に卑屈に従ったりしつつ、お手々つないで(←赤面!)電車に乗る。亀戸駅でお別れした後、帰宅。

 りねさんは、とっても素敵な女性でしたよ。



3月19日(金)

 今日がいよいよ東京支社への最終出勤日である。すでに業務の方は終わっているので、今日はデスク周りの片づけだけだ。
 例によってフレックスで九時半出社。パソコンを立上げ、のんびりとメールなどを読む。何通か返事を書いた後、デスクの上と引き出しの中の整理にかかる。なんだか不要な資料が多いなあ。共用のハードディスクに入っているものをわざわざプリントアウトして配るからこうなるのだ。研究所の方ではすでに絶滅しているとはいえ、まだ東京支社などの営業拠点には「届いたメールをプリントアウトして読む」ような管理職が生き残っているからなあ。などと考えつつ、どんどん捨てていく。おかげで京都研究所へ送る資料は、『週刊少年ジャンプ』一冊分程度になった。あとはすべてハードディスクの中である。
 途中、上のフロアや下のフロアなどへの挨拶まわりを織り交ぜつつ資料や小物を片づけて、パソコンに取りかかる。これは京都研究所から持ってきたもので、梱包して送り返すのである。デスクの下に潜り込んで電源やらイーサネットやらのケーブルをはずし、本体とディスプレイを分けて箱詰めして隙間に梱包材を詰める。すべての作業が終わったのは四時過ぎだ。
 ……はっ、定時まで何もすることがないぞ。仕方ない、ぼーっとしていよう。ぼーっ。



3月18日(木)

 午後、デスクで仕事をしていると、一人の社員がフロアに入ってきた。階下にある私の会社のショールームに勤務する社員である。彼はあたりを見回すと、一番近くにいた私に向かって言った。
「すいません、○○○○(商品名)のサンプルって、置いてありますか?」
 ええと、それは私の担当じゃあないな。誰が担当だったっけ?
「実はですね、警視庁の人が来てまして、○○○○が時限爆弾の一部に使われたみたいで、型式を特定するためにサンプルと比較したい、と言ってるんですが」
 それを聞いて一人の男が立上がると、キャビネットからノートパソコン程度の大きさのケースに入ったサンプル一式を出してきた。
「すいません、お借りします」
 その社員はフロアを出ていく。

 おいおいおい。なんだか、すごく面白そうな話じゃないか。
 聞きたい。その話に参加したいぞ。私も入れてくれ。なあに、サンプル照合などというまどろっこしいことをする必要などない。私なら、話を聞いただけで犯人を指摘してあげるのに。なあに、簡単なことだよワトソン君。
 ……と言いたいのを必死の思いでこらえながら、デスクで黙々と仕事をしていたのだった。なにしろ私の担当商品じゃないからなあ。顔を出したところで、専門的なアドバイスができるわけでもなし。しくしく。ああ犯人よ、なぜ私の担当商品を使ってくれなかったのだ?

 あとでその社員に聞いたところによると、遺留品と照合することで型式はある程度絞り込めた、ということだ。しかし、汎用品だから流通ルートを特定するのは難しそうである。
 それと、「時限」爆弾ではなく、振動・衝撃を加えると爆発するタイプの爆弾で、その振動検知装置の一部に使われていたらしい。

 ……って、これここに書いてよかったのか?


今日買った本:
『世紀末中国のかわら版』(中野美代子&武田雅哉、中公文庫)
『タウンページのなぞときたい』(丸谷馨&夏目房之介、朝日文庫)



3月17日(水)

 本日も昼休みに書店に寄る。ううむ、やっぱり『コズミック』『ジョーカー』『カーニバル・イヴ』が平積みになっているなあ。←しつこい。

 東京での業務も大詰めである。いや、引き継ぎ用の書類をあと一つか二つ書けばいいだけで、ほとんど終わっているのだ。というわけで、今日はのんびりとその書類を作成していた。せっかくだから少しは凝ってみようかと思い、Excelに入力したデータを意味もなく棒グラフや円グラフや折れ線グラフや立体グラフにしてみたり。うむ、やはり棒グラフが一番見やすいな。って、何をしているんだか。しかし、Excel97のヘルプは鬱陶しいぞ。
 今日すべて書いてしまうと明日する事がなくなるので適当なところで切り上げて帰宅。

 あああ、またこんなに↓買ってしまった……。


今日買った本:
『アスカ・ファイルV 巨大惑星ケツアルコアトルとハルマゲドンの謎』(飛鳥昭雄、アスペクト)
『アスカ・ファイルセカンドI 古代日本と失われた環太平洋文明の謎』(飛鳥昭雄、アスペクト)
『アスカ・ファイルセカンドII ノストラダムス最後の警告』(飛鳥昭雄、アスペクト)
『近代絵画の暗号』(若林直樹、文春新書)
『象徴天皇の発見』(今谷明、文春新書)
『清張ミステリーと昭和三十年代』(藤井淑禎、文春新書)
『日本国憲法を考える』(西修、文春新書)



3月16日(火)

 昼休み、書店に寄ってノベルスのコーナーを見ると、なにやら異変が起きていた。清涼院流水の旧作『コズミック』『ジョーカー』『カーニバル・イヴ』が平積みになっていたのだ。
 こ、これはもしや、待望の新作『カーニバル』発売に合わせて大増刷したのでは? と思って探したが、肝心の『カーニバル』が見あたらない。ううむ、まだ並んでいないのか、と書店内をうろつき、台車に置いてある新刊本の箱の中までのぞき込んだが、やっぱり見あたらない。仕方なく『カーニバル・イヴ』を手に取って巻末の広告を見るが、「カーニバルは1999年春に発売!」と書いてあるだけで、新しい情報はなかった。
 春だから、もう発売されてもいいはずだ。この書店には、なんらかの事情で入荷が遅れているに違いない。旧作の増刷だけが一足先に入荷されたのだ。そう考えて、帰りに別の書店で探すことにした。

 で、帰宅途中。上野駅構内の書店に寄る。経験によれば、私の通勤経路ではこの書店がもっとも新刊の入荷が早いのだ。さっそくノベルスのコーナーに行くが、『カーニバル』の影も形もない。旧作も平積みになっていない。ううむ、昼間見たのは幻だったのか。しくしく。
 まあ、いずれにせよ発売は近いはずだから、楽しみに待とう。


今日買った本:
『ブラックスワン』(山田正紀、ハルキ文庫)



3月15日(月)

 昼から定時まではずっと会議。いや、会議というか発表会というか、とにかく他人が入れ替わり立ち替わり前に立ってOHPを使って発表するのをひたすら謹聴するだけである。質疑応答の時間さえない。こういう「会議」が、もっとも眠くなるのだ。
 それでもまあなんとか休憩時間にコーヒーを飲んだり煙草を吸ったりして、意識が失うことだけは避けられた。しかし、発表内容をちゃんと聞いていたかというと……ううむ。

 というわけで、残業する気力もなく定時早々帰宅。予報どおり雨である。けっこう強く降っていて、持ってきた折り畳みの傘では心許ない。ズボンの裾が濡れるなあ。
 竹の塚でラーメン+餃子を食べる。暖かい上に湿度も高いので、ラーメン食べると汗をかくのだ。ああ、はやく冷やし中華を始めてほしい。



3月14日(日)

 昼過ぎから新幹線で東京へ移動。これが最後の東京行である。……いやまあ、おそらく最後ということはなく、出張やらオフミやら(←ううむ)で来るだろうが、しばしのお別れだ。

 それにしても、ずいぶん暖かくなった。もちろんコートは不要だし、コートがなくても暑いほどである。このまま春に突入してくれたらうれしいのだが、まだ何回かは寒の戻りがあるのではないだろうか。フランス語でも、サンカンシォンと言うからなあ。
 暖かくなってよかったのは、静電気が発生しにくくなったことだ。どうやら静電気がたまりやすい体質らしく冬の間は大変だった。ドアのノブなどをさわると、ほぼ確実にバチッとくる。指先で触るとけっこう響くので、まずは手の甲で触れておいてからドアを開ける、などという涙ぐましい努力をしていたのである。
 そういえば、高校時代にしていたこんな遊びを思い出した。
 静電気がたまりやすい服を着て動き回る。十分たまったな、と思ったら、いきなり相手の手をつかんで、
「おしおきだっちゃ〜!」
 バリバリバリッ。
「ぎゃああああ!」
 ただし、このワザはかけた方にも同じくらいダメージがあるのが欠点である。



3月13日(土)

 起床は十二時。ううむ、ちょっと寝過ぎかも。
 外は雨模様だが、電車に乗って梅田と日本橋を徘徊。十三駅構内の『蓬莱』で豚まん買って帰宅。

 ……あああ、また飛鳥昭雄の本を買ってしまった。病みつきになりそう。


今日買った本:
『アスカ・ファイルIII 超巨大大陸パンゲアとスフィンクスの謎』(飛鳥昭雄、アスペクト)
『アスカ・ファイルIV 巨大彗星メノラーとイエス・キリストの謎』(飛鳥昭雄、アスペクト)



3月12日(金)

 一晩寝たら、どうやら体調は元に戻ったようだ。
 でもまあ、今日は自重してあまり無理をしないようにしよう。だらだら。
 ……ああいかん、最近どうも怠け癖がついているような。

 それはそれとして、各方面との調整も終わって帰任のスケジュールが決定。東京支社に出勤するのは19日まで。東京の宿から荷物を搬出するのは22日。その後、23日から26日までは赴任休暇。京都研究所出勤は29日から。
 ううむ、こんなに休むとまた怠け癖が……。


今日買った本:
『それはエノキダ!』1巻(須賀原洋行、講談社)
『アスカ・ファイルI 火星には人類がいた!』(飛鳥昭雄、アスペクト)
『アスカ・ファイルII ノアの大洪水と天空を飛翔する町エノクの謎』(飛鳥昭雄、アスペクト)



3月11日(木)

 む〜ん、今日は朝起きたときから体調が悪かったなあ。なにしろ、まったく食欲がないのだ。朝食を食べる気にならない。
 それでもなんとか三十分遅れで出勤したが、仕事にまったく身が入らない。ディスプレイを眺めてぼーっとしている時間の方が長かったかも。
 昼食はかろうじてうどんを食べる。午後になると、少しは回復してきたようだ。でも、仕事には身が入らない。……はっ、これはひょっとして体調とは無関係かも。
 夕方からは新幹線で大阪へ移動。

 ううっ、今日は早めに寝よう。



3月10日(水)

 みょ〜ん。
 ハードディスクがクラッシュしてしまったのだ。
 昨夜(というか今日だが)午前一時前のことである。

 少し前から、MacintoshPowerBookG3の挙動がおかしかったのだ。Finderがよくハングアップして、そのたびに再起動を繰り返していた。そしてついに、何度目かの再起動時、ハードディスクを認識しなくなった。画面にはフロッピーディスクのアイコンと「?」マークが出るだけで、まったく立上がらない。
 こりゃまずい、と思ってMacOSのCDを入れて再起動。これでOSは立上がったが(当たり前)相変わらずハードディスクは認識しない。「MacOSのフォーマットではありません。初期化しますか?」などという恐ろしいメッセージが表示されるのである。ううむ、ついにクラッシュしてしまったか。こりゃもう、タウンページを頭に載せて踊るしかないな。と思ってタウンページを探したが見つからない。ああ、踊ることさえ許されないのか。しくしくしく。
 いや、泣いている場合ではない。こんなときこそ、NortonUtilitiesの出番である。さっそくNortonのCDを入れて再起動。……なんとかハードディスクは認識できた。ほっ。
 問題は中味がどうなっているかだ。NortonDiskDoctorを起動して診断すると、出るわ出るわ、Finder周りのエラーが山ほど検出された。これを何度か繰り返し、ようやくエラーがなくなる。さて次の問題は、データが失われているかどうかである。見てみると、最近のファイルがかなりなくなっているような気が……。
 しかし、ここであわててはいけない。こういうときこそ、NortonFileSaverの出番である。チェックしてみると、日曜日にバックアップしたデータが残っていた。これを使ってなんとか復元。しかし、月曜以降に作成・変更したファイルは救いようがない。幸い、これは自分のページにアップした分だけだったので改めてダウンロードして復元した。これでほぼ完璧である。
 でも、メールが何通か失われてしまったなあ。まあ、読んだぞメールとメーリングリストだけだった(はず)だからまだしも被害は少なかったが。

 というわけで、寝たのは午前二時半。おかげで今朝はものすごく眠かった。


今日買った本:
『連合艦隊大死闘』新・太平洋戦記7(田中光二、光文社文庫)



3月9日(火)

 朝だ。雨が降っている。
 たいした降りではないが、こういう雨だと悩む。駅まで行ってしまえば、あとは屋根のあるところだけを通って会社までたどり着けるので、傘は邪魔になるだけなのである。結局、こんなこともあろうかと思って用意していた折り畳みの傘をさして駅まで行く。駅に着いたら畳んで鞄にしまうのだ。

 で、今日も今日とてデスクワーク。昨日八割方書き上げた書類の続きである。これは九割五分ほど書き上げたところでとりあえず置いておくことにする。←とっとと仕上げろ!←いや、でも〆切は明日だし……。
 そろそろこの東京支社を引き上げるときが近づいているので、その算段を始める。いちおう、19日までは必ずこちらに出勤せよ、との命令である。で、その後は業務の整理や引き継ぎが終われば自由に京都に戻ってよし、という「流れ解散」だ。ううむ、なんとか19日までにすべてを整理してとっとと帰るか。こっちに赴任するときはなんだかどたばたして赴任休暇も一日しか取れなかったから、今回はたっぷり取ってやるぞ。ふふふ。……などと画策しながら各方面とのスケジュール調整に入る。ああしかし、なぜこんなに赴任時に提出する書類が多いのだ?

 む。なぜだか知らないが、30日に平塚の客先へ行くなどという予定が入っているぞ。どうするんだこれ。



3月8日(月)

 例によって月曜日の朝は眠い。
 今日はなんだかちょっと寒いようだ。コートを着ていこうか。でも、電車に乗ると暑いしなあ。と迷うことしばし、結局着ずに出ることにする。
 電車が北千住駅に着くと、なんだかいつもよりずっと人が多い。アナウンスを聞いてみると、人身事故のため常磐線が止まっている、とのことである。ううむ、迷惑な話だなあ、と思いつつ人混みをかき分けて乗り換え。会社に着いたのはいつもどおりの時間だった。
 そして、今日も一日中デスクワーク。10日に提出予定の書類をだらだらだらと八割方書き上げたところで定時。月曜だし、これで帰るとするか。……って、最近ほとんど定時に帰っているような気がするなあ。

 で、今日の「オモテ」は……うーむ、展開もオチも決めずに書き始めるとこうなる、という見本である。



3月7日(日)

 十時過ぎに起床。
 朝食兼昼食を食べて帰ってきたあと、テレビをつけると「探偵!ナイトスクープ」をやっていた。そうそう、関東では日曜の昼間に放映しているんだよなあ。この時間だと、ついつい見逃してしまうことが多いのだ。東京で見るのは久しぶりである。
「探偵!ナイトスクープ」が終わったあと、ベッドに寝転がって本を読んでいると眠り込んでしまう。起きたのは四時過ぎ。ううむ、寝過ぎかも。
 で、読んでいたのはあすかあきおの本↓である。これがまたなかなか面白いというかなんというか、いちおう「あすかあきお」が主人公のドキュメンタリータッチの漫画なのだが、人知れず仁徳天皇陵に潜入して失われたユダヤの十支族が日本に来ていた証拠を見つけたりとか、邪馬台国の時代には日本列島が九十度東へ回転していて九州が一番北にあったとか、トンデモない話が続出する。天皇家の者に会って調査の許可を得たり、南朝の末裔の女性が出てきたり、このいかがわしさは好きだなあ。


今日買った本:
『ショックサイエンスR』1巻(あすかあきお、アスペクト)
『ショックサイエンスR』2巻(あすかあきお、アスペクト)
『ショックサイエンスR』3巻(あすかあきお、アスペクト)



3月6日(土)

 う〜む、今日はpotalaka.comが一日中調子悪かった。「potalaka.comが見あたりません」となって繋がらないのだ。Digiwebの不調が原因のようである。
 で、そういうときはどうすればいいかというと。
 http://www.potalaka.com/で繋がらないときは、http://www.digiweb.com/~tamio/だと繋がることがあるので、是非とも私のページが読みたいという奇特な人は試してみると吉かも。

 本日は昼前に起床。
 昼食はマクドナルドで。新発売のカレーバーガーをさっそく食べてみるが、ううむ、これはちょっといまいちかもしれない。
 夕食を食べに外出した以外は、ずっと家にいてひたすら未読本を読み続ける。

 FF8が読書に変わっただけで、生活パターンは変わらないなあ……。



3月5日(金)

 どうやら今日は春一番が吹いたようだ。
 これが春二番、春三番と吹くにつれてどんどん暖かくなっていき、春九千番が吹く頃にはデイジーが咲き乱れるだろう。
 まあそれはともかく、この四日間コートを着ていない。そろそろクリーニングに出してもいいだろうか。……いや、まだ油断は禁物だ。来週まで待とう。

 というわけで、今日は一日中デスクワーク。ひたすら書類作りに没頭していた。
 帰りの電車の中で、ようやく山田正紀の『人喰いの時代』を読み始める。満州事変から数年後の小樽が舞台の推理小説で、ううむこういうレトロな雰囲気もいいなあ。しかし、今からは想像もつかないことだが、戦前の小樽というのはけっこう栄えていたようである。大銀行の支店が建ち並んで、「北海道のウォール街」とまで呼ばれていたとか。本土と樺太を結ぶ交通の要衝ということで、ううむ、やはり樺太の存在は大きかったんだなあ、などと妙なところで感心。

 ガメラ3は明日公開、ということらしい。まあ、初日は混むだろうからいきなり見に行くようなことはないが。
 事前情報によると、どうやら今回は京都が舞台(の一つ)のようだ。京都駅ビルの模型の写真があったから、これを破壊することになるのだろう。そう、京都の文化財を壊すのは許せないけど、京都駅ビルのような見苦しい建物はどんどん壊してもらいたいものである。どうせならついでに、すぐそばにある私の会社の本社ビルも……って、ああいかん、何を書いておるのか。



3月4日(木)

 今日も一日中デスクワーク。……と思ったら、営業担当者からの依頼で急遽、前に何度か行った某客先へ出向くことになった。昼食後すぐに出発。どれくらい時間がかかるかわからないので、直帰ということにしておく。
 山手線の浜松町で降りて少し歩いたところに某客先のビルはある。その地下にある秘密の実験室で妖しげな実験を密かに実施。……ううむ、液体窒素のボンベがこれだけ並んでいると壮観だなあ。
 実験は結局五時過ぎまでかかってしまった。というわけで、予定どおり、というかなんというか、直帰することに決定。北千住でラーメン&餃子を食べて帰ってきた。

 どうも最近テレビを見ていると、エバラのCMとハウスのCMが目に付くなあ、と思っていたのだが、その理由がわかった。この2社は、テレビ局との契約形態が他社と違っているようだ。すなわち、一日に何本流す、という契約ではなく、あいている時間があればいくらでも流す、ということらしい。すなわち、この2社のCMが多いということは、他社のCMがそれだけ減っているということである。ううむ、これも不況の一側面なのか。
 しかし、これがどんどん進行して、CMが「いただきま〜す北海道♪」や「茹でた野菜とお肉のサラダ♪」ばっかりになったらイヤだなあ。



3月3日(水)

 今日も一日中デスクワーク。今月はほとんど外出はなく、デスクワークがメインになる予定である。
 うーむしかし、やっぱり一日中パソコンに向かいっぱなしだと飽きてくるなあ。気分転換にネットに繋いでも、なぜかプロクシサーバーの調子が悪くて社外のページを見られない。仕方がないので、社内のいろいろな部署のページを見て回る。なるほど、この部署はこんな仕事をしているのか。けっこう知らないところがあるなあ、などと感心したりして。
 そんなわけで、本日も定時で帰宅。

 そういえば、『ガメラ3』はもう公開されていたんだっけ?
 第1作・第2作が(ゴジラシリーズとは違って)けっこう出来がよかったので『3』にも期待しているのだ。見に行かねば。
 しかし、一人で見に行くってのはちょっと抵抗があるなあ。誰か一緒に見に行く人はいないだろうか? ←ガメラオフミ?



3月2日(火)

 久しぶりに東京支社へ出勤。一週間近くも留守にすると、さすがにメールやら書類やら回覧やらが溜まりまくっている。こいつらを処理しつつ、さらに出張旅費の精算(けっこうややこしいんだこれが)などの雑用もこなしていると、たちまち定時になってしまう。今日は速攻で帰宅。

 帰り道本屋に寄ったら、奥泉光の『「吾輩は猫である」殺人事件』がすでに文庫になって発売されていた。せっかくハードカバーで買ったのに。そう簡単に文庫にするなよ。しくしく。
 ……ってまあ、ハードカバーで買っていない本だと「早く文庫にしろ!」などと思ってしまうのだから勝手なものであるなあ。

 ファイナルファンタジー8、今晩クリア。
 見事なハッピーエンド。エンディングのCGは圧巻だった。
 しかし今回は、メインのストーリーを追うだけで精一杯だったなあ。G.F.にも取り忘れが多いし、カードゲームなど一回もやっていないし、風の噂で聞いたこ〜んなアイテムやあ〜んなイベントも見ていない。というわけで、さっそく二周目を……。←やめれ!


今日までのFF8プレイ時間:
73時間54分(最終セーブ時)



3月1日(月)

 朝は京都研究所へ出勤したあと、午後から東京へ向かう。
 結局、またもやプレイステーションを持っての移動である。予定ではこの週末にFF8をクリアして、プレステは大阪に置いていくはずだったのだが、最終(たぶん)ボスが倒せずに今日以降に持ち越しである。

 今日はかなり暖かかった。いちおうコートを着て出たのだが、暑く感じるほどである。明日はもっと暖かくなる、ということなので、そろそろコートはクリーニングに出してもいいかもしれない……と考えて出した途端、また寒さがぶりかえす羽目になるんだよなあ。もう少し様子見か。


今日までのFF8プレイ時間:
72時間22分





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