裏ぽた・99年4月


4月30日(金)

 東京。
 浅草。
 花やしき。



4月29日(木)

 東京行。



4月28日(水)

 朝、出勤していつものように窓を全開にする。気持ちいい風が通ってくる……と思いきや、寒いではないか。ぶるぶる。仕方なく、窓を半分だけ閉める。デスクに座ってみると、まだ寒い。四分の三閉める。まだ寒い。結局、三センチほど開けておくことにした。
 で、今日がゴウ前最後の出勤日である。とりあえず、今日中に終わりそうな仕事だけ片づけることにした。ややこしそうなヤツは全部ゴウ明けだ。問題は、一週間後にこれらの仕事を覚えているかどうかだが、まあ、私が忘れていてもパソコンが覚えているから大丈夫だろう。というわけで、後顧の憂いなく(ということにしておこう)連休に突入できる、というものだ。

 問題は明日の寒さだな。何を着ていくべきか、ううむ。荷物になっても困るしなあ。
 というわけで、明日の朝に備えて今日は早めに寝ます。グウ。



4月27日(火)

 相変わらず一日中デスクワーク。かなりの上層部まで届くことになる資料を作成中である。一字一句にまで気を使わねばならないので、神経が疲れるのだ。ダジャレを書くこともできないし。←あたりまえだ。
 で、こういった作業をしていると煙草の量が増えて困る。もちろん、フロアは完全禁煙なのだが、ちょっと表現に詰まったりするとすぐに喫煙室へ逃亡して思索に耽るのである。単に窓の外を眺めてぼーっとしているだけという説もあるが。
 そういうわけで、三十分に一度くらいは煙草を吸いに行っていたのではないか。かえって、半日会議、とかの方が煙草の量が減るようである。ま、それもちょっと勘弁してほしいが。

 頭を使いすぎて疲れたので定時で帰宅。
 王将で焼肉定食を食べていると、隣に座っていた男性二人が何やら静かに盛り上がっている。なんだろう、と思ってよく見てみると手話だった。手話のダジャレ、ってのもやっぱりあるんだろうな。ヒマがあったら調べてみよう。

 さあ、あと一日でゴウだ。



4月26日(月)

 相変わらず月曜の朝は眠い。
 でもまあ、あと三日仕事をすれば待望のゴールデンウイーク(以下ゴウと略す)に突入だ、ということで、なんとか目覚まし時計二つの助けを借りて起床し、会社へ向かう。
 デスクに着いて周囲を見回すと、気のせいかいつもより人の姿が少ないような……って、有給休暇を取ってすでに今日から休みに突入してるヤツがおるやんか! いいないいな。
 などとぶつぶつ言いつつ、今日も一日中デスクワーク。しかし相変わらずこのフロアは妙に暑いな。

 帰宅して布団に転がっていると、午後九時頃、ついつい眠り込んでしまった。ヤバいヤバい。こんな時間に昼寝(←?)してしまうと、夜に眠れなくなってしまい、結局また明日の朝がつらいというのに。
 幸い、つけっぱなしのテレビから流れる『ニュースステーション』のテーマ曲で目が覚めたから、被害は最小限に食い止められたようだ。



4月25日(日)

 やっとこたつを片づける。そう、今日まで出しっぱなしだったのだ。さすがに電源は入れてなかったけど。
 まあ、片づけたと言っても掛け布団をはずして押し入れにしまっただけであるが。本体の方は、これからも机として使用しなければならない。机は他にもあるのだが、本棚からあふれ出した本が積み重なっていてとても机としての用はなさない。使える机は、このこたつしかないのである。
 はっしかし、よく見ればこたつの上にもすでに本の山が一つ、二つ……。


今日買った本:
『西遊妖猿伝』9巻・黄風大王之巻(諸星大二郎、潮出版社)



4月24日(土)

 すでに酔っぱらってます。へろへろ。

 なぜかというと、今日は同僚三人とともに会社の先輩の家に遊びに行っていたのだ。いちおう、名目は「今後仕事を一緒にしていくチームの親睦をはかる」というものだったが、仕事の話などまったくなく、単に飲んで食べて馬鹿話をしただけであった。ううむ、充実した飲み会だったなあ。
 この先輩には二人の子供がいるのだが、中学生の息子はまあどうでもいいとして(←おい)、小学生の娘がすごく可愛いのだ。そりゃもう、誘拐して連れ帰りたくなるくらい。でも、恥ずかしがって自室に引っ込んでなかなか出てこないのである。残念。ほら〜、怖くないからね〜、おじさんのところへおいで〜。
 ……はっ、いかんいかん。話題を変えよう。

 で、どういう馬鹿話が出たかというと、たとえば。
 隣の課の課長は、陰では「ガンツ先生」(『がんばれ!ロボコン』に出てくる、アレである)というあだ名で呼ばれているのだが、この由来については今まで知らなかった。それが今日、やっと明らかになったのだ。後輩のAがある日この課長に呼ばれて、いろいろと説教を受けた。その中で、「この半年間、君のやってきたことは零点だ!」などとひどいことを言われたのだ。で、この後輩Aが落ち込んでとぼとぼと歩いていると、後輩Bが「どうしたんですか?」と声をかけた。そこで後輩Aが事情を話すと後輩Bは「それは災難でしたねえ」となぐさめるかと思ったらさにあらず、「今どき零点をもらうのは、Aさんとロボコンくらいですよ〜」と言って大笑いしたという。それを横で聞いていた後輩Cが「そうか、課長はガンツ先生だったのか!」と思ってこの話をあちこちで吹聴した。それ以来、この課長はガンツ先生と呼ばれることになったのである。
 他にもいろいろと面白い話があったのだが、さすがにヤバすぎてここには書けない。……って、すでにガンツ先生の話で十分ヤバいような気もするが。

 ……あああしかし、調子に乗って私がホームページを持っていることを喋ってしまったぞ。URLは教えてないからたどり着くまでには多少時間がかかるかもしれないが、読まれたらまずいかも。ええと、もしここを読んでも、ガンツ先生には内緒にしておいてくださいね。しくしく。



4月23日(金)

 やっと金曜日。今週はずいぶん長く感じたなあ。
 理由はわかっている。ずっとデスクワークで、変化のない仕事が続いたからだ。これで一日くらい出張が入ればずいぶん違うのだが。まあ、そうそう都合よく出張が入るはずもないので仕方ない。
 来週は三日間出勤すれば、待望のゴールデンウイークに突入。もう少しの辛抱である。

 朝は雨。昼前には降り止んだが、気温は上がらない。昨日と同じように喫煙室へ行って窓を開けると、肌寒いほどだ。中庭を見ても鳥の姿はない。昨日の雀はどこに行ったのか? ←だから仕事しろって。

 ここ数日、通勤電車の中で読んでいるのは別役実の『もののけづくし』だが、これが妙に面白い。妖怪に関する、本当の、あるいはアヤしげな、あるいは明白に嘘とわかるうんちくを淡々と述べた雑文(←おい)である。
 たとえば、一つ目小僧についてだが、夜道で一つ目小僧に出会うと驚く、しかしこのとき、相手の一つ目小僧も同様に驚いているのだ。なぜなら彼は、「二つ目小僧」を見るのは初めてだから。

 考えてみていただきたい。妖怪はそれ自体怖いものであるから、ひとまず我々はそれを見てギョッとするのだが、この場合は、妖怪の方も我々を怖いと思っているから、同様にギョッとし、それに気づいて我々は、あらためてまたギョッとするのである。そして、誰にでもわかるように、妖怪にギョッとするより、妖怪にギョッとされる方が、はるかに怖いのだ。
(64ページより)

 うんうん。こういう、説得力があるんだかないんだかよくわからない話は好きだなあ。
 そしてさらに。
 ある家電メーカーは、座敷わらしがほうきで座敷をはく音を立てる掃除機の開発に成功した。例の「座敷わらしQIII号」であるが、あまり売れていないらしい。
(28ページより)

 こういう嘘を平然と書けるところがいい。まさに、雑文書きが手本とすべき人である。
 ……あっ、ひょっとしてホントのことなのかも。



4月22日(木)

 今日もかなり暑かった。
 特に、駅から会社まで歩いた直後、自席に座ったときがもっとも暑いのだ。汗が噴き出すほどなので、立上がって窓を全開にする。三階だから風の通りがいいぞ、ふう涼しい。しかしこの風が周囲の人々のデスクから書類等を吹き飛ばし、非難の視線を集めることになる。結局、すんませんすんませんと小声で謝りながらすごすごと窓を閉めるのだった。しくしく。
 そういう時は喫煙室へ行く。ここなら窓を全開にしても怒られないし、何より眺めがいい。中庭に植えられた欅の木は緑に萌え、その後方では天王山のなだらかな山稜が格好の借景となっている。目を下に落とすと、中庭の芝生では雀が数羽、なにやら忙しそうに跳ね回っている。そして、たった今舞い降りたのは雲雀だろうか。うーん、平和だなあ。←仕事しろよ。

 午後三時過ぎに、突然の驟雨。夕立らしく、すぐにあがる。しかし、この雨で少しは涼しくなるかと思ったけど、全然ならないのね。かえって湿度が高くなった分、暑く感じるぞ。


今日買った本:
『身辺怪記』(坂東眞砂子、角川文庫)
『デビルマンレディー』8巻(永井豪、講談社)



4月21日(水)

 夕暮れの中、駅から家へと向かっていると、視線の端、空中をすっと横切るものがいた。
 ツバメかカラスか、カラスにしては小さいな、と思って見ると、きいきいと鳴いてばたばたと舞っている。コウモリだ。
 ううむそうか、もうコウモリが出てくる季節になったのか。……って、季節があるのかどうか知らないが。

 しかし、こんなことを書いているとよっぽど田舎みたいだな。いちおう周囲は住宅街なんだけど。
 あっ、そういえば数年前にイタチ(だかテンだかオコジョだかマングースだか)も見たぞ。


今日買った本:
『けだもの会社(カンパニー)』1巻(唐沢なをき、集英社)



4月20日(火)

 今日は暑かった。
 朝、駅前で立ち食いうどん(と言いつつ椅子に座ってたけど)を食べてたら汗が出てきた程だ。汗を拭きながら会社に行ったが、ここも暑い。まさか、まだ暖房を入れているのか?
 というわけなので、上着を脱いで腕まくりをして仕事。暑さのせいか、あまりはかどらないなあ。……って、今からそれではこの先どうする?

 家の周囲には猫が多い。いや、姿はほとんど見えないのだが、色っぽい鳴き声があちこちから聞こえるのだ。猫も恋の季節か……いいなあ。



4月19日(月)

 朝家を出るときは降っていなかったのだが電車に乗って駅を降りると雨。念のため折り畳みの傘を持って出てよかった。

 今後の開発テーマについてスケジュール案をまとめて提出したが見事上司にボツをくらってしまった。しくしく。まあいいどうせこのスケジュール案はダミーであり通ればもうけものという程度のものだったのだ。などとここで言い訳してどうする。ううむ修正案は明日考えよう。

 帰るときは晴れていた。ラーメン&チャーハン食べて帰宅。



4月18日(日)

 雨だ。
 こういう日は家でのんびりと未読本の処理にでもとりかかるか。晴れていても行動パターンは似たようなものだが、まあそれはいいとして、さて何か食べようかと冷蔵庫を開けたらどうもかなり中身が寂しくなっている。仕方ないので車でダイエーまで行って肉野菜玉子ビールなどを買い込んできた。
 その後は掃除洗濯(←雨なのにか)を済ませ、読書に没頭していたら一日が終了。



4月17日(土)

 起床したらすでに十二時だった。ううむそんなに疲れていたのかなあと思いつつテレビで吉本新喜劇を見ながらパンを食ったのち、電車で梅田へ向かう。
 本屋とCD屋をあちこちうろついて、いろいろ購入。ううっ、また三冊も買ってしまった。家にある未読本の山の高さはすでに30センチを越えているのに。やはり、自分の読書能力以上の量を買ってしまうからいけないのか。読むには数時間かかるが買うのは一瞬だからなあ。
 などと考えつつ蓬莱の豚まんを買って帰宅。

 そして夜は、ソーセージを茹でてそれを肴にビールを飲みつつ未読本を片づけにかかるのであった。

 ……あっ、『吾輩は猫である』発掘するの忘れた!


今日買った本:
『葦と百合』(奥泉光、集英社文庫)
『クリムゾンの迷宮』(貴志祐介、角川ホラー文庫)
『もののけづくし』(別役実、ハヤカワ文庫)



4月16日(金)

 電車の中で、久世光彦の『ニホンゴ キトク』を読む。
 うんうんそのとおり私もかねてからそう思ってたんだよな、と思うところあり、そうかそういう見方もあったのか、と感心するところあり、それはまったく知らなかったううむ勉強になるなあ、と驚くことあり、なかなか有意義な本である。
 で、この本の夏目漱石に関する一節を読んでいると、久しぶりに『吾輩は猫である』が読みたくなった。確か新潮文庫版があったはず、と思って家に帰ってから本棚を漁るが見あたらない。すると押し入れの中か。これはちょっと、発掘するのは面倒くさそうだな。ううむ、明日にしよう。

 ところで、「無人島に一冊だけ本を持って行くとしたら?」というよくあるアンケートに、久世光彦と向田邦子は『吾輩は猫である』と答えたそうである。……そうか、その手があったか!



4月15日(木)

 一日中デスクワーク。特筆すべき出来事なし。

 そうそう、書き忘れていた。清涼院流水の『カーニバル』について、である。
 この小説の一節に、JDC(日本探偵倶楽部)の新人イロモノ探偵の呼称が列挙されている。こんな連中だ。

 旅探偵、滝探偵、祭探偵、TV探偵、麻雀探偵、接待探偵、逆上探偵、同情探偵、温泉探偵、座禅探偵、方言探偵、芸術探偵、禁煙探偵、学者探偵、浪費探偵、取材探偵、三択探偵、……(以下延々と続くが省略)
 (760ページ参照)

 このくだりで、声を出して笑ってしまった。なんだか発想法が私と似てるんだよなあ。列挙型のギャグといい、アヤしげなうんちくといい、まじめな顔して放つ大ボラといい……まあ、だからこそ私が清涼院作品に惹かれるのだが。
 ところで、私もダジャレ探偵をはじめとして、撲殺探偵、セクハラ探偵、開腹探偵、右翼探偵、左翼探偵、爆弾探偵、こたつ探偵、みかん探偵、紅白歌合戦探偵などのイロモノ探偵を考えてきたのだが、これらと一つもカブってないのはさすがである。……というか、ひょっとして清涼院流水は私のページ読んでるのか? びくびく。
 いや、別にびくびくすることはないか。もし読んでたらメールください。ファンです。


今日買った本:
『怪獣王』(唐沢なをき、ぶんか社)
『ニホンゴ キトク』(久世光彦、講談社文庫)



4月14日(水)

 出社するなり、またもやいきなり緊急会議とやらに引っぱり出される。「技術的観点から、何か対策案を出せ」と言われてもなあ。そうぽんぽんと斬新なアイデアが出てくるなら誰も苦労はしないのだ。仕方なく、あまり効果のなさそうな対策案を二つ三つひねり出し、なんとか解放してもらう。ふう。
 午後からはようやく、本来の仕事に集中できる……と思いきや、隣の席の人が「シミュレーションプログラムの使い方がわからない」などと言って何度も質問してくる。マニュアルを読みなさい、マニュアルを。
 そして、さすがに定時後なら落ち着いて仕事ができるだろう、と思ったが、これも甘かった。近くのミーティングデスクに座った人々が数人、何が面白いのか馬鹿笑いをしている。あくまで私の仕事の邪魔をする気なのね。しくしく。

 しかし、私は負けはしない。いかなる妨害にあおうとも、業務遂行のために日夜戦い続けるのであった。完。
 ……って、終わらないんだけどさ。



4月13日(火)

 今日も今日とて会議が二つ。雑事に追われてとっぴんしゃん。ううっ、本来の仕事が全然進まないよお。
 ……などと嘆いていても仕方ないのだ。とにかく、ひとつひとつ片づけていかなければ。

 で、帰宅して『補陀落通信』の表紙のカウンターを見てみると、妙に少ない。17000代である。確か昨日までは67000代だったのに、なぜ突然50000も減ってしまうのだ? と考えつつ、バックアップファイルから復旧させる。
 ううむ、謎だなあ。リセットされてゼロに戻るのならまだ理解できるのだが。……はっ、ひょっとしてこれが、今話題の2000年問題? ←違います。



4月12日(月)

 仕事の都合で、昔作ったソフトを引っぱり出すことになった。

 もう十年近く前、PC98・MS-DOSのN88BASIC上で作ったプログラムである。某シミュレーションで使用するパラメータの、けっこう複雑な数値計算をさせるソフトなのだが、ここ5年ほどは使用していなかった。しかし、金曜日に書いた「突発的な仕事」のために必要になり、やむなく引っぱり出すことになったのだ。
 とは言ったものの、まずこのソフトを発掘するところから始めなければならない。同時期に作ったソフトでも、使用頻度の高いものはVISUALBASICに移植したりCで組み直したりしてWindowsで動くようにしていて、自分のパソコンや共有のディスクに格納しているのだが、このソフトは使用頻度が低いため放置されていた。ううむ、どこにあったかなあ、とふらふらと実験室へ降りていき、あたりを見回すと隅の方にほこりをかぶったPC98が2台。これだったっけ、と思ってまず比較的新しそうな方の電源を入れてみると、Windowsが立上がった。違う、これじゃない。もう1台の方の電源を入れると、こちらは無事にMS-DOSが立上がった。ハードディスクの中身を見てみると、ほとんどのファイルがLZHで圧縮されている。ええと、これを解凍するにはどうすればいいんだっけ、いや、そもそも何て名前のソフトだったっけ、などとマヌケに悩みながらようやく動かせるところまでこぎ着けるのに30分もかかってしまった。ふう。
 で、種々の変数やファイルを設定してやっと走らせたのだが、これがものすごく遅い。いちおう、途中経過を画面に表示させているのだが、これの進行状況を見るとまだまだかかりそうである。というわけで、ぶらぶらと喫煙室へ歩いて行きそこで煙草を2本。帰ってきてもまだ終わらない。仕方ない、終わるまでぼーっとしていよう。ぼーっ。

 このソフトもWindowsに移植しておいた方がいいのかなあ。でも今はちょっとヒマがないしなあ。まあ、いずれそのうち。
 ……などと言いつつもすぐに忘れてしまい、数年後にまたこのソフトが必要になってあたふたすることになるのである。



4月11日(日)

 帰阪。

 ダイエーに買い物に行くと、アサヒスーパードライの「がんばれ!阪神タイガース缶」を発見。ついつい1ケース買い込んでしまう。
 毎年、プロ野球の開幕シーズンになるとこのタイガース缶が発売されるなあ。で、いつ頃まで売っているかというと……ううむ、記憶にない。去年はどうだったっけ。例年の如く阪神の調子が下降するに従って、自然消滅していくようである。どうも、あまり霊験あらたかとは言えないようだ。
 でも呑むぞ。ぐびぐび。



4月10日(土)

 東京行。

「ぽたに書いちゃダメ☆」と命令されているので、詳細は記述できません。しくしく。



4月9日(金)

 会議が始まる前の待ち時間に、同期の女性(既婚←それは書かんでもええって)と話をしていて、私が東京に行っている間に出たうわさ話をいろいろ聞いた。
 たとえば。岡山工場には私と同じ名字の「うえだ」という人がいるのだが、この人が先般結婚した。こっちの「うえだ」さんは四十を過ぎてもまだ独身で、それゆえ結婚したというのはけっこうビッグなニュースだったのだが、それをなぜか、この同期の女性は、私が結婚したと勘違いしてしまったのだ。そして、「ひぇぇぇぇ〜、たみちゃんが結婚したのか〜、やるぅ〜♪」などと盛り上がって楽しんでいた。ところが、ここへあらわれたのが後輩の男。冷静な口調で「いえ、そんなことはありえません(きっぱり)」と断定し、この同期の女性もやっと勘違いに気付いた、ということだ。
 そりゃまあ、確かに結婚なんてしてないけどさ。でも「ありえません(きっぱり)」はないだろうに。ナメられてるなあ。しくしく。

 で、この会議の議題は何だったかというと、緊急対策協議会といったもので、二億円の売り上げが維持できるか失うかというけっこうデカい話なのである。開発部門でも早急な対応が必要になるだろう、ということで、突発的な仕事だけどなんだか急に忙しくなりそうだ。……ええと、来週からにしよう。

 明日のために、今日は早めに寝ます。


今日買った本:
『鷹とイリス』グインサーガ65巻(栗本薫、ハヤカワ文庫)



4月8日(木)

 午前と午後に、それぞれ打ち合わせが一件。その後、四時半からはセクションのレイアウト変更である。
 といっても、セクション自体が別の場所に移るわけではない。セクションの中の、各人のデスクを入れ替えるのだ。春と秋はちょうど開発テーマの変わり目で、終了するテーマ・始まるテーマが多い。それまで組んでいたチームを解散し、次のテーマのために新たにチームを編成し直す。それに伴ってのレイアウト変更なのだ。
 もっとも、デスクを入れ替えるというのは言葉のアヤで、机自体は移動しない。移動するのは、キャスター付きの引き出しとデスク上のパソコン類のみである。
 移動先のデスクが余りに汚かったので雑巾を持ってきて拭き(デスクに直接用件をメモするなっての!)、荷物を運んで、パソコンをネットに繋ぎ直して所要時間は約一時間。私の席は2メートルほど移動した。
 しかし、慣れない肉体労働をすると疲れるなあ。というわけで今日は速攻で帰宅。

 帰ってからは讀書に没頭。もちろん、清涼院流水の『カーニバル』である。本日452ページまで。
 ……ああっ、もう半分も読んでしまった。←悲観主義者。



4月7日(水)

 朝、駅から降りて腕時計を見ると、六時過ぎだ。そんなハズはない、と思ってよく見直すと、秒針が動いていないのだ。すなわち、止まっているのである。
 ううむすると、止まっていたのに気付かずに腕にはめたわけか。ちょっとマヌケである。でもまあ、自分で気付いてよかった。会社に行って他人に指摘されたらもっとマヌケだからなあ。というわけで、腕時計ははずしてポケットに入れ証拠隠滅。電池入れ替えねば。

 今日も仕事では特筆すべき事なし。いつもどおりの日常である。
 帰ってナイターを見ていると、阪神が逆転勝ち。これもいつもどおりの……ううむ。



4月6日(火)

 午前十一時頃から空がどんどん暗くなり、突然の驟雨。雷まで鳴っている。降り続くかと思ったが午後一時過ぎにはぴたりとやんで陽が照ってきた。というわけで、持っていった傘は使わずじまい。

 そして、ようやく発売となった清涼院流水の『カーニバル』、帰宅途中に購入。
 ううむ、長かった。「1998年春発売」といううわさを聞いて以来一年余、一日千秋の思いで待ち続けた甲斐があったというものだ。これはゆっくりと味わって読まなければ、と思って帰宅してみると……ああっ、今日は「古畑任三郎」があるじゃないか! これは見なければなるまい。しくしく。
 いや、別に泣くことはないけど、とにかくそういうわけでもう少しお預けである。


今日買った本:
『カーニバル 人類最後の事件』(清涼院流水、講談社ノベルス)



4月5日(月)

 月曜日。何か物足りないと思ったら、今日は新聞の休刊日か。まあいい、これで電車の中では週刊少年ジャンプを読むのに専念できるというわけだ。とはいえ、電車に乗っている時間は十分ちょっとしかないので、ジャンプにしろ新聞にしろ読み終われないんだけどね。
 ううむしかし、最近ジャンプもだんだん読むところがなくなってきたなあ。『るろうに剣心』も『封神演義』もちょっとダレ気味だし、楽しみなのは『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』『シャーマンキング』くらいか。でも結局、惰性というか何というか、買ってしまうのだ。

 仕事の方は特筆すべきことなし。定時で帰宅。
 今のところはけっこう余裕を持って仕事ができるけど、これもおそらくゴールデンウイークまでだろうなあ。



4月4日(日)

 特になんということはない一日。掃除して、洗濯して、買い物に行って、食事作って、風呂入って、ビール飲みつつ阪神巨人戦を見る。ううむ、あまり有意義でない週末だったなあ。
 来週末は東京行の予定。これはきっと、有意義な週末になるだろう、うん。

 今日も阪神が勝ったな、よしよし。



4月3日(土)

 九時過ぎにいったん目が覚めたものの二度寝して起床は十一時。トーストとゆで卵を食べた後、例によって例の如く車でダイエーまで買い出しへ。
 ……行こうと思ってエンジンをかけると、どことなく違和感が。そう、音楽が聞こえてこない。CDチェンジャーが止まっているようだ。先週まではちゃんと動いていたのになあ、と思ってとりあえず電源リセットしてみたが変化なし。ううむ、修理が必要かなあ。考えてみれば、車と同時に購入したからもう七年か。
 というわけで、静かな車を運転してダイエーへ。酒食材等購入して帰宅。その後は『メフィスト』など読みつつのんびりと過ごす。

 今日は阪神が勝ったな。よしよし。


今日買った本:
『電脳炎』マック版Ver.1(唐沢なをき、小学館)
『電脳炎』ウィン版Ver.1(唐沢なをき、小学館)



4月2日(金)

 夕方から雨。風も強く、さしていた折り畳みの傘が吹き飛ばされそうになる。歩きにくい。
 その雨の中、駅前の書店に寄ると、待望の『メフィスト』(小説現代5月増刊号)を発見。1500円か、高いなあ、などと文句を言いつつも購入。……はっしかし、今回は清涼院流水が載っていないぞ! しくしく。でもまあ、はやみねかおるが初登場しているから許すか。

 帰宅してからさっそく読み始める。まずは漫画とエッセイと評論を片づけ、それから小説に移行。せっかくだから巻頭から順番に読んでいこうと思って目次を見ると、おおっ、巻頭は西村京太郎の十津川警部ものではないか。お懐かしい。

 というわけで、この『死を運ぶ運転手』を、読み始めたのだが、……五ページで、挫折した。内容云々の、話ではなく、文章が、読みにくい、からだ。読点が、異常に、多い。無駄な、読点が、随所に、散りばめられていて、気に障る、こと、甚だしい。西村京太郎って、こんなに、文章が、下手くそだったっけ? あまり、そんな記憶は、ないのだが。でも、考えて、みれば、西村京太郎を、読むのは、五年ぶり、くらい、だなあ。いったい、何が、あった、のか、西村、京、太、郎、に、?


今日買った本:
『鴉』(麻耶雄嵩、幻冬舎ノベルス)
『ドカベン・プロ野球編』23巻(水島新司、秋田書店)



4月1日(木)

 午前中は会議。議題は、今年度上半期のスケジュールについて。
 一応、上層部の方針の説明など受けたのだが、ううむしかし、まだ「タイトルだけしか決まっていない」も同然だな、これは。まあ、その方が自分の裁量で決められる分が多くていいんだけど。これからぼちぼちと具体化していくか。

 午後はひたすらデスクワーク。途中、気分転換に社内ネットワークを彷徨っていると(←なんか、そんなのばっかりだな)法務のページで、掲示板の名前をどうするか、という議論を発見。で、どんなネーミング案が出ていたかというと。

 My法務(まいほうむ)
 法務欄(ほうむらん)
 法務ページ(ほうむぺーじ)
 お履行さん
 @法務(あっとほうむ)

 ……ええい、みんなマジメに仕事しなさい!





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