裏ぽた・99年8月


8月31日(火)

 今朝はもう脇腹は痛まないが、やはり念のためエアーサロンパスをスプレーしておく。いや、念のためと言うよりも、これがけっこう爽快で気持ちがいいのだ。しゅわしゅわ。ううむ、癖になりそう。

 後輩Aは昨日今日と研修のため留守にしている。こりゃ静かでいいや、というわけで仕事は結構はかどった。
 最近はどうもデスクワークばかりで、たまには外へ出ていきたいなあ。と思っていたら、出張の話が飛び込んできた。九月十日、倉敷である。まあまだちょっと先の話だが、商談とかセールスとかいうレベルでなく技術的にツッコんだ話ができそうなので期待しよう。

 そういえば名刺が残り少なくなっていたんだっけ、と名刺入れを見ると残り七枚である。これでは出張の際に心許ないなあと思ってさっそく所定の申込用紙に書き込み発注しておく。
 しかし、名刺を発注するのもずいぶん久しぶりである。なぜかというと、使い切らないうちにすぐ次の名刺が来るからだな。私の会社はなぜか組織をいじるのが好きで、いややっている仕事の中身は変わらないのだが部署の名称やら順列組み合わせやら(どこの事業部に属するのか等)がやたらと変わるのだ。ひどいときはほぼ半年ごとに変わっていた程である。で、部署名などが変更された場合は、わざわざ発注しなくても全員に自動的に新しい名刺が届くのである。しかし、これが余るのだ。
 名刺は1セット百枚で来る。これを半年で使い切るのは難しい。営業で新規開拓の仕事でもしていない限り困難だろう。オフミで配ってもまだ余るぞ。
 というわけで、今回は実に久しぶりに名刺を発注した次第。前回発注したのはいつだったかというと……ううむ……ひょっとして、入社以来はじめての発注か?



8月30日(月)

 朝起きると、脇腹の筋肉痛はほとんどおさまっていた。でもまあ念のため、エアーサロンパスをスプレーしておく。くはぁ、効くぅ。ううっ、たまらんっ! ……と、また一人で悶えていた。って、いかんいかん。朝っぱらから悶えている場合ではない。会社へ行かねば。
 この脇腹、普通に生活している分にはまったく痛まなくなったのだが、くしゃみをした時とあくびをしたときだけズキンと痛む。くしゃみはなんだか衝撃が強そうだからまだわかるが、あくびが響くのはなぜだろう。ひょっとして、あくびなんかせずに仕事に集中しろと言う天の声か?

 ところで、先輩Cは無事オーストラリアから帰還。コアラを抱いたりパラセーリングをしたりしていたらしい。
 そしてコアラの形のチョコレートをおみやげにもらった。これがもう、食べてしまいたいくらいかわいいの。当たり前だ。ちなみに実物大ではない。それも当たり前だ。



8月29日(日)

 朝(というか昼)起きてもまだ痛みが残っていたので、昨日の進言に従って薬局へ行き、エアーサロンパスを買ってくる。筋肉痛の薬といえば湿布式とかジェル式とかいろいろあったのだが、迷ったあげく結局噴射式にした。だって、スプレータイプのヤツが一番面白そうだったんだもの。しゅわしゅわ。
 というわけで、帰宅してさっそく脇腹にスプレーする。くはぁ、効くぅ。一気に冷却されてその後じんじんと温まってくるような感じで、ううっ、たまらんっ! ……と一人で悶えていた。ううむ、こんな姿は他人には見せられんぞ。
 さらに、せっかくだからと肩やら足やらにもスプレーしておく。ううっ、これも効くなあ。普段はほとんど薬なんか使わないので、たまに使ったときはその効果は劇的である。って、あたしゃどこぞの未開人かい。

 そして今日は一週間ぶりに「オモテ」を更新。



8月28日(土)

 ううっ、やられた。
 今日も今日とて、車でダイエーに行ったのだ。そして買ったのは、ビール350ml缶24本、ペットボトルが烏龍茶2本にコーヒー2本、あきたこまち2キロにあとは肉と野菜と酒の肴、いつもより多く買っております、などと言いつつ帰ってきて車から荷物を下ろし両手に抱えて一気に持ち上げたのだ。その時、右脇腹に激痛が走った。いててっ。
 というわけで筋肉痛なのである。しくしく。じっとしていれば大丈夫なのだが、ちょっとでも動くと痛みが走る。仕方ないので布団に寝転がっておくことにしよう。うむ、左を下にして横向きにしているのが一番楽だ。

 誰かさんを見習って、久しぶりに湯船に湯を張ってゆっくりと浸かっていたら、少し楽になった。
 しかし、いくらゆっくり入ろうと思っても、三十分が限度だなあ。



8月27日(金)

 午前中はやたらと暑かったが、午後から気温が下がった。

 最近の平日の食生活のパターンはと言うと、まず朝食は会社最寄り駅前のマクドナルドで食べる場合が多い。時間は、九時から九時半までの間だ。けっこう遅い。すると困るのが、いや別に困りはしないのだが、昼食の時間になってもあまり腹が減らないことだ。
 私の会社の食堂というのは、ただでさえセットメニューに「冷やし中華+唐揚げ+ご飯+味噌汁」などという常軌を逸したものを出すのだ。そんなに沢山食えるか。いや、それ以前に、なぜ冷やし中華とご飯をセットにする。なぜ冷やし中華に味噌汁を付ける。そのうちにつけあがって、チャーハン+ご飯なんてメニューを作るに違いないっ。
 ……などと食堂相手に怒ってみても仕方ないので、昼食はいきおいカレーライスとかスパゲッティとか軽めのものになるのであった。
 そして夕食は、自宅近くの定食屋で。この時はほとんど酒は呑まない。呑むのは家に帰ってきて、風呂あがりである。今日も呑んでいるのだ。ふーっ、ビールが旨い。

 ……ん? そういえば、後輩Aの出張報告はどうなったのだ?



8月26日(木)

 復活。

 三日ぶりの出勤である。これだけ休むと、さぞかし仕事がたまっているだろうと思いきや、それほどでもなかった。
 そうか、右隣の席の先輩Cは今週は一週間休暇を取って家族でオーストラリアに行ってるし(三十歳・三十五歳・四十歳と五年ごとに一週間の「節目休暇」がもらえる制度になっているのだ。先輩Cも若作りしているがもう四十歳か)左隣の席の後輩Aもよくわからないが出張で客先に行っているらしい。周囲は静かなものである。

 パソコンを立上げてメールのチェックなどしていると、上司に手招きされる。
 行って話を聞いてみると、案の定というか何というか後輩Aのことである。今日の出張、客先に提出する資料やら何やらをちゃんと揃えて行ったのかどうか心配しているのだ。うむ、それは私も心配である。本来なら私か先輩Cが事前にチェックしなければならないのだが、二人とも不在だったからなあ。まあ、すでに行ってしまったものは仕方がない。明日、出張報告を聞くとしよう。

 その後は自分の仕事を片づけて、病み上がりだから無理しないようにと定時で帰宅。



8月25日(水)

 ダウン二日目。
 今日も一日、どろどろと眠り続ける。
 夕方を過ぎて、ようやく回復の兆しが見えてきたか。



8月24日(火)

 あえなくダウン。
 会社を休んで、一日中家で寝ていた。



8月23日(月)

 まだまだ残暑が厳しい。午後からは曇ったが気温は下がらず。湿度が増した分、かえって過ごしにくくなったような気が。

 今日は久々に、後輩Aにもその他の雑事にも悩まされることなく仕事に専念できた。そんなわけで、意外とはかどったので定時早々に帰宅。
 ……とまあ、それはいいのだが、帰宅してからなんだか体調が悪化気味。ううむ、遅れてやってきた夏バテか。冷房の当たり過ぎか。何か悪いものでも食べたのか。酒の飲み過ぎか。煙草の吸い過ぎか。って、思い当たることが多すぎるぞ。今日は早めに寝よう。



8月22日(日)

 なぜだかちょっと弱気になっている日曜日。こういう日は家でじっとしているに限る。
 というわけで、外出は煙草を買いに出ただけだった。

 夕食はニラレバ炒めを作る。
 鶏レバーはよく水洗いして血抜きをし、塩と胡椒をふっておく。ニラは五センチくらいの長さにざく切り、もやしを一つかみ、くし切りしたタマネギも入れる。これらを炒めたわけだが……ううむ、失敗かも。水っぽくて、さらっと仕上がってくれないのだ。水切りが不足していたかなあ。と言いつつ、全部食べてしまったが。

 そして今日は「オモテ」を更新。



8月21日(土)

 未明に地震があったようだが、まったく気付かずに眠りこけていた。ううむ、ここでも震度2か3くらいはあったはずなんだがなあ。

 そして十一時前に起床。
 例によって車でダイエーへ出掛けて、とりあえず腹ごしらえにとお好み焼きと焼きそばのセットを食べる。その後酒と食材を仕入れていったん帰宅。買ってきたものを冷蔵庫に放り込んで今度は電車で外出。行き先は新大阪である(謎)。
 新大阪をうろついて本屋で新刊を物色したりしたのち、『551蓬莱』で豚まんを買って帰宅。


今日買った本:
『トンデモ創世記2000』(唐沢俊一&志水一夫、イーハトーヴ出版)
『ゲーデルの哲学』(高橋昌一郎、講談社現代新書)
『つかぬことをうかがいますが…』(ニュー・サイエンティスト編集部編、ハヤカワ文庫)



8月20日(金)

 朝から会議があるのでちょっと早めに家を出る。早ければ少しは涼しいかと思ったが、あまり変わらない。

 午前中の会議は後輩Aが主役。前に立ってOHPなどを使って説明しているのが、どうにも心許ない。しどろもどろでよく引っかかるし、いかにも自信のなさそうな喋り方だ。話の内容もなんだかアヤしげである。おまえ、ホントに理解して話しているのか? とツッコみたくなるのだが、工場や企画室の人たちも出席している会議だし、私は一応この場では「後輩Aの味方」という立場なのでツッコめないのだ。
 こういう会議の場で、同じセクションの者、いわば味方から反論があることを「背中から撃たれる」と表現するのだが(私の会社だけか?)……ううむ、撃ちたい。でも撃てない。ストレスがたまるなあ。

 そのストレスがたまる会議もなんとか午前中で終わり、午後は自分の仕事に専念することができた。
 金曜日なので、仕事は定時で切り上げてさっさと帰宅。
 夕方はかなり涼しくなったようだ。



8月19日(木)

 朝は晴れていて暑かったが、昼過ぎからは曇り、気温も下がって過ごしやすくなった。

 どうも夏休み明けからミーティングが多いような気がする。今日も午後から、後輩A関連で二時間、さらに別件で一時間半のミーティング。さらに明日もすでにミーティングの予定が入っているのだ。仕方ない、今週はミーティング週間と割り切ることにしよう。本格的に自分の仕事が再開できるのは来週からだ。
 そんなこんなで、今日もミーティング自体および事前事後処理で一日が終了。『王将』で焼肉定食を食べて帰宅。
 帰ってから布団の上でごろごろしていたら、つい一時間ほど眠り込んでしまった。妙な時間に寝たせいか、なんだか頭がボーッとしてるなあ。



8月18日(水)

 今日は暑い。昼間、雨が何回か降ったが気温はさほど下がらず。

 夏休み明けからは後輩Aのフォローも終了し、自分の仕事に専念できる……はずだったのだが、相変わらずフォローは続いている。今日も、ある仕事のやり方がわからないから教えてくれと相談を持ちかけられた。まあ、その仕事自体はさほど難しいものではないのだが、問題は〆切である。今日中に仕上げなければならないと言うのだ。いかにも泥縄である。もっと早く相談しろって。
 などとボヤいていても仕方ないので、とりあえず仕事のやり方を伝授する。簡単なのでなんとか理解したようだ。いかに後輩Aといえども、時間さえかければ独力でできる仕事……なのだが、やっぱり問題は〆切だなあ。結局私が半分ほど引き受けるハメになった。しくしく。
 というわけで、自分の仕事はまだまだ開店休業状態なのである。



8月17日(火)

 夏休みも終わり、今日から出勤である。
 急激な環境変化は身体によくないから、今日はとりあえず会社に行くだけでよしとして、仕事の方は明日からでも徐々に……と思っていたのに、いきなりミーティングである。しかも後輩A関連の。しくしく。
 十一時半から始まって、昼休みをはさんで延々四時過ぎまで。このミーティングだけですっかり仕事をした気になってしまい、定時早々に帰宅。いかんいかん、すっかり怠け癖がついているなあ。

 夕食を取ろうと駅前の『王将』に向かったが、今日は夏休みだった。仕方がないのでちょっと歩いて『らーめんふぁみりー』へ。今日はそれほど暑くないので熱いラーメンでもいいかと思い、ちゃんぽんと餃子を注文。しかし、食べると汗が吹き出てきたのだ。ううっ、やっぱり冷やし中華にすればよかった。
 急いで家に帰ってクーラーをガンガンに効かす。ついでにビールも飲む。いかんなあ、こんな生活をしていては。しかしビールは旨いぞ。



8月16日(月)

 夏休み最終日。暑い。

 起きてみると筋肉痛である。両足のふくらはぎが痛い。ううむ、そんなに無理をしたかなあ。やっぱり熱海の海岸を散歩したのがまずかったのかなあ。それともアレかなあ。あるいはコレかなあ。
 などとあれこれ言いつつ、車で外出。マクドナルドでダブルチーズバーガーセットを食べたのちにダイエーへ。ビールと烏龍茶と、今日の夕食のカレーチャーハンのために牛肉を購入。なんだかカレーばかり食べているようだが、まだニンジンとタマネギが残っているんだもの、仕方ないじゃない。それでもさすがにカレーライスではなくカレーチャーハンにしたところに残っているわずかな理性を認めてほしい。
 とにかく今日は英気を養おうと、読書をしつつだらだらと過ごし、さらに久しぶりに「オモテ」を更新。



8月15日(日)

 昼前に東海道線に乗って沼津から熱海へ移動。熱海はえらい雨である。
 せっかく熱海の海岸を散歩して寛一お宮ごっこでもしようかと思っていたのだが、とりあえずはバスに乗って山を登りMOA美術館まで行く。ここでレーザー光線ショーやら黄金の茶室やら地蔵菩薩立像やら古伊万里やらを鑑賞しつつ、雑文界の発展を祈願し警備員の人に怒られたりしたのちに山を下りる。ちょうど雨もやんだので熱海の海岸を散歩。
 ううむ、しかし「お宮の松」とやらはどこにあるのだ? この辺に生えているのは、どう見てもシュロの木だよなあ。
 そして海岸で砂に埋められた少年が助けを求めているのを聞き流しつつ、しばらく海をながめて物思いに耽ったのちに熱海駅へ戻る。上り坂ばかりで汗まみれである。だらだら。(注:だらけているのではなく汗の流れる音)
 熱海駅から新幹線で帰阪。



8月14日(土)

 せっかく沼津に来たというのに雨である。しくしく。
 ということで、今日は『となりの山田くん』を見ることに決定。ラーメンなどを食べたのち、昨日調査しておいた映画館・ピカデリーへ向かう。ところが、そこで上映されていたのは『山田くん』ではなく『アイズワイドシャット』だった。昨日までは『山田くん』だったのだが今日から『アイズ』に変わってしまったのだ。またもやしくしく。
 窓口で聞いてみると、『山田くん』はもう一箇所、有楽座でも上映しているとのことだが、上映は四時十分からである(それまでは『ポケットモンスター・ルギア爆誕』をやっているのだ)。ということで、ちょっと時間が空いたので沼津御用邸記念公園を見学し、雑文界の発展を祈願し虫に刺されたりしたのちに『山田くん』を見る。けっこう気楽に見られて面白い映画だった。しかし、上岡龍太郎と笑福亭鶴瓶はどこに出ていたのだ? ミヤコ蝶々と中村玉緒はわかったんだけど。
 夕食は居酒屋『あん舟』でビールを飲みつつ焼き鳥やらかき揚げ天やら揚げ出し豆腐やら。おなか一杯です。ぽんぽん。(注:おなかをたたく音)



8月13日(金)

 そして私は、午前十時五十五分、東海道新幹線三島駅に降り立ったのであった。
 改札を抜け、南へ少し歩いて楽寿園へ。ここで遊園地やら動物園やらをひととおり見物したのち、近くの『変わりそば飯嶋』で昼食。せっかく変わりそば屋へ来たのだから変わりそばを食べればいいものを、無難に二八そばのざるを注文。だって、変わりそばってお品書きからは実物が想像できないものが多くて、注文するのが怖かったんですもの。しくしく。
 少し歩き、三嶋大社にお参りして雑文界の発展を祈願し境内で鳩に脅かされたりしたのちに東海道線で沼津に移動。夕食は駅南の鰻専門店『うな浜』で鰻丼など。ここの鰻丼はタレが上品でけっこううまかった。



8月12日(木)

 夏休み六日目。また暑さが戻ってきたようだ。

 相も変わらずだらだらと過ごす一日。まあ、今日までは充電期間ということでお許し願いたい。って、別に願うことはないか。
 というわけで、ずっと『家畜人ヤプー』などを読んでごろごろしていた。

 さて、今日は早めに寝るか。



8月11日(水)

 夏休み五日目。雨が降ったりやんだり。

 幻冬舎から発売された『家畜人ヤプー』全5巻を買う。
 角川文庫版(1972年発行)は持っていたのだが、これに収録されているのは前半部、第二十八章までである。今回の幻冬舎文庫版は全四十九章収録の完結版なのだ。だから3巻以降を買えば事足りるという話もあるが、せっかくだからすべて読み返してみようということで全巻購入した。ううむ、こういうことをしているから金がなくなるのだよなあ。

 そして今日はカレーを作る。
 数日前にも作ったような気がするが、そんな昔のことは覚えちゃいない。……じゃなくて、実は、前回作ったときのタマネギ・ニンジン・ジャガイモがまだ余っているのだ。これを無駄にするわけにはいかないだろう。ならばカレーを作るしかないではないか。ごく当たり前の結論である。何もやましいところなどないのだ。
 とはいえ、流石に目先を変えようと思って、今回はチキンとマッシュルームを使ってみた。これもなかなかうまいな。マッシュルームは、もう少し煮込んだ方がよかったようだが。
 というわけで、明日もカレーなのだ。


今日買った本:
『家畜人ヤプー』1巻(沼正三、幻冬舎アウトロー文庫)
『家畜人ヤプー』2巻(沼正三、幻冬舎アウトロー文庫)
『家畜人ヤプー』3巻(沼正三、幻冬舎アウトロー文庫)
『家畜人ヤプー』4巻(沼正三、幻冬舎アウトロー文庫)
『家畜人ヤプー』5巻(沼正三、幻冬舎アウトロー文庫)



8月10日(火)

 夏休み四日目。今日の暑さは少しマシか。

 とは言え、なかなか徒歩で外出する気にはなれないので車でダイエーへ。たまにはジャスコやサティにでも行ったらいいのにという声もあろうが、相変わらずダイエーなのである。
 本屋を物色するも収穫なし。とりあえず酒と食材は足りているので、スニーカーを買う。その後は店内をうろうろし、小さめのフライパンが一つ欲しいなあと思ったがどうも適当なのがなかったのであきらめ、ティッシュペーパーとトイレットペーパーを買って帰宅……しようと思ったら、突然の豪雨だ。
 当然傘など持ってきていないので、駐車場に行くまでに濡れてしまう。まあ、すぐやむだろうと思って喫煙コーナーで煙草を吸って待っていたら、案の定十五分ほどでやんで日が照ってきた。帰るなら今だ、と思って車に乗り込み、しばらく走らせるとまた突然の豪雨。もう少し待つべきだったかと思ったが、家に着くころにはまたやんでいた。というわけで、結局濡れずにすんだのである。
 帰ってからは掃除と洗濯、そして読書などしつつだらだらとすごす。ううむ、なんだかすっかり怠け癖がついてしまったような気がするなあ。だらだらしているくらいならオモテを更新すればいいのに。すまん。



8月9日(月)

 夏休み三日目。暑い。

 十一時前に起きて、昼食に昨日のカレー(うまい!)を食べたのちに外出。しかし、駅前まで歩いただけで汗が吹き出してくる。とりあえず銀行へ寄って冷房にあたったのだがなかなか汗が引かない。
 ホントは梅田にでも行って本屋のハシゴをしようかと思っていたのだが、この暑さのせいであえなく挫折。駅の売店で『週刊少年ジャンプ』だけ買って帰ってくる。ええい、軟弱者。
 しかし、大阪では最高気温37度だぞ。私の平熱より高いんだぞ。まあ、ここは高槻だからそれより1〜2度は低いだろうが、強烈な暑さであることには変わりないのだ。こんな日に外出するとは正気の沙汰とは思えない、と自己正当化しておこう。
 そして相変わらず一日中自宅でだらだらと過ごす。夕食はまたしてもカレー。夏だし、あまり置いておくわけにもいかないだろうということですべて平らげる。満腹。

 こういう生活をしているから、あかんのだよなあ。



8月8日(日)

 夏休み二日目。今日はカレーを作る。

 材料は牛肉・タマネギ・ジャガイモ・ニンジンとオーソドックスに。これを適当な大きさに切って炒めるのだが、タマネギは半分は大切り、半分はみじん切りにするのがコツである。炒めたあとに弱火で煮込む。ここでブーケガルニを一袋、これでいい香りがつくのだ。
 煮込むこと一時間、いったん火を止めてルウを入れる。ヱスビーゴールデンカレーの中辛をベースに、チャツネとガルキマセラ。……じゃなくて、ガラムマサラだ。ガルキマセラはファイナルファンタジーに登場するモンスターである。そんなものを入れてはいけない。そして隠し味に醤油。これで再び三十分ほど煮込んで完成。
 ご飯はあきたこまち。水はほんのちょっぴり少な目で炊く。
 そして食う。う〜む、うまい。
 だが本当にうまいのは一晩寝かせたあとなのだ。明日が楽しみである。

 しかし、このカレーを食べてくれる人が横にいないからなあ。ぐすん。


今日買った本:
『ギヤマン壺の謎』(はやみねかおる、講談社青い鳥文庫)
『ぞろぞろ』(唐沢俊一+唐沢なをき、アスペクト)



8月7日(土)

 夏休み初日。午前十時に起きて、今日はひたすらだらだらすることに決定。

 まずは車でダイエーに行き、冷やし中華を食べてから買い物。食材と酒を買い込んで、昼前に帰宅。
 その後はテレビの高校野球を横目でながめつつ、京極夏彦を読みながらときおり昼寝などもしてだらだらとする。

 材料は買ってきたので、明日はカレーでも作るか。



8月6日(金)

 今日は少し涼しい。いい風が吹いていて過ごしやすかった。

 そして今日は夏休み前最後の出勤日。今日を乗り切れば待望の夏休みに突入である。今年は十連休。ホントは九連休なのだが、十六日の月曜日は有給休暇を取得して十連休にしたのだ。ううむしかし、前半は何の予定もないなあ。
 というわけで、今日は新たに手のかかる仕事を始めることはせずに、積み残しのこまごました仕事を片づけることに専念する。そして夕方からは実験室と自分のデスクの掃除。きれいさっぱり整理して、これでもう思い残すことはない。さらば会社よ。また会う日まで。

 そして夏休み明けからは、後輩Aにわずらわされることなく自分の仕事に専念できる……予定である。


今日買った本:
『風の挽歌』グイン・サーガ67巻(栗本薫、ハヤカワ文庫)



8月5日(木)

 どうやら台風が近づいて来ているらしい。朝に一度、昼に一度、夕方に一度、にわか雨が降る。
 しかし、気温は全然下がらないのだ。むしろ湿度が高くなった分不快指数は増している。むしむし。

 実に久しぶりに『週刊少年サンデー』を買う。
 なぜかというと、現在各所で話題沸騰中の『男どアホウ甲子園』を読むためだ。表紙にはこう書いてあった。

 20世紀最大の読切シリーズ第6弾!! 感動のリバイバル32ページ!!

 ああそうか、読切なのね。新連載だと思っていたのに。って、まあよく考えてみれば主人公が投手コーチでは連載にするほどのネタはできないだろう。なぜ新連載だと思いこんでいたのか?
 で、ストーリーはといえば、かつて阪神タイガースでその名を馳せた伝説の剛球投手・藤村甲子園が野村監督に招聘されて投手コーチとなり、低迷する阪神の建て直しを図る、というもの。そして藤村甲子園の気合が阪神投手陣にのりうつり、みごと試合に勝利。「今日でもう負け犬根性の阪神は消えましたで」「今年の阪神、ひょっとしたらひょっとするかも知れまへんで」 そうだ、今年こそ優勝だ!

 ……ええと、この漫画はフィクションであり実在の球団とは一切関係ありません。しくしく。


今日買った本:
『屍蘭 新宿鮫III』(大沢在昌、光文社文庫)



8月4日(水)

 今日もやたらと暑い。
 なんだか毎日同じようなことを書いているような気がするが、ホントに暑いのだから仕方ないのだ。

 おまけに喫煙室まで暑い。ドアを開けて入ると熱気が押し寄せてくる。なぜかというと、窓が開いているからだなあ。誰だよ、開けたのは。ちゃんと空気清浄機があるから窓を開ける必要などないと言うのに。霊気が逃げるじゃないか。いや冷気だ。
 窓を閉めて煙草を吸う。ところが数時間後、煙草を吸いに来てみるとまた窓が開いているのだ。仕方なくまた窓を閉める。しかし次に来たときもまた開いている。また閉める。ええい、きりがないぞ。
 というわけで今日は一日、まだ見ぬ敵との戦いが続いていたのだ。明日も続くだろう。この戦い、長くなりそうな予感がする……。

 後輩Aのフォローも一段落したので、今日は定時で帰宅。



8月3日(火)

 相変わらずの暑さが続く。午後二時ころに突然の驟雨があったが、すぐにあがった。地面もすぐに乾いた。気温はほとんど下がらない。

 最終チェックをおこない、ブツの工場への引き渡しも終了。まあ、引き渡しといってもプログラムのソースファイルなので、メールに添付して送っただけなのだが。とにかくこれでめでたく後輩Aのフォローも終了……と思ったら、まだ残っていた。あと二、三、私が作成しなければならない資料があったのだ。
 話が違うぞ、などとぶつぶつ文句を言いつつ資料作成を始める。これはなんとしても今週中に仕上げて、すっきりした気分で夏休みに突入してやるぞ、と天に誓ったのであった。

 というわけで、今日は「オモテ」を更新。



8月2日(月)

 昨夜は助言に従って冷房を切ってドライにして寝たのだが……ううむ、暑くていつもより早く目が覚めた。覚めてしまったものは仕方がない、ということでいつもより早く出社。体調はなんとか回復したようだ。

 後輩Aのフォローは峠を越えたようだ。実作業はほぼ終わり、あとは最終チェックをおこなって工場に引き渡すのみ。引き渡しは明日の予定で、これが終了すればめでたく後輩Aから解放され、ようやく本来の自分の仕事に専念できることになる。夏休み前に片づいてよかった。
 とはいえ、なんらかのアクシデントが発生すればまた私が引っぱり出される可能性はあるのだが……ううむ、考えまい考えまい。

 というわけで、今日は定時で帰宅。



8月1日(日)

 起きたときから体調不良気味。
 風邪ではないようだが、なんとなく倦怠感があって元気が出てこないのだ。疲れているのかなあ。
 特に予定のない休日なので、この時間を利用して「オモテ」を更新しようと思ったのだが気力が湧かない。二、三行書いてはみたものの、どうにも言葉が出てこない。ううむ、こりゃダメだ。
 何をする気も起きないまま、それでもなんとか洗濯だけはしてあとはゴロゴロして過ごす。今日は早めに寝よう。

 まあ、一晩寝れば元気になるだろう、と期待。





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