12月31日(木) 大晦日
今年一年、補陀落通信をお読みいただきありがとうございました。
来年も書き続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。
それではみなさま、よいお年を。
12月30日(木) 大掃除
やっぱり起床は十一時。ううむ、冬休みに入ったとたん、いきなりダレてるなあ。
しかし、ダレてばかりもいられないので今日は大掃除。風呂場トイレ台所はこの前やったので、今日は部屋の方である。これだけ本や書籍や書物があふれているとなかなか掃除する気にもなれないのだが、気力を振り絞って断行。ええと、とりあえず見えている部分だけはなんとか格好がついた。ふう。
夕食は鶏肉を使って、キャベツタマネギピーマンとのオイスターソース炒め。やっぱり変わり映えしないなあ。
そして今日は「オモテ」を更新。
12月29日(水) 買い物
起床は十一時。
そろそろ車を洗おうかと思って近所のガソリンスタンドへ向かうが、なんだかやたらと混んでいる。これは洗車待ちの行列か。みんな考えることは同じだなあ、まあ別に今日洗わなくてもいいかとそのまま通り過ぎる。
そして例によってダイエーへ。アサヒスーパードライを一箱(350ml×24)を購入、年末年始の酒はこれくらいあればいいか。あとは食材、とりあえず牛肉と鶏肉とキャベツとピーマンとタマネギとタマゴとチーズと辛子明太子と肉まんを買う。ううむ、あまり正月らしくないなあ。
夕食は牛肉でカレーチャーハン。これも変わり映えしないなあ。
12月28日(火) 御用納め
本日は御用納め。
御用納めというのは厳密には官公庁役所関係だけに使う言葉らしいが、まあいい、とにかく今年の仕事は今日で終わりだ。
仕事は早めに片づけて、午後二時過ぎから自主的に大掃除モードに突入。早く始めないとゴミ箱がいっぱいになってしまって、ゴミを捨てるに捨てられなくなってしまうのだ。まずは自分のデスク周り、引き出しの中の不要書類やヤバい書類を始末する。不要かどうかいちいち中身を確認しなければならないのでけっこう手間がかかってしまった。ううむしかし、不要書類だけで十センチくらいの高さになってしまったぞ。自分では、パソコンの画面上で見られるものは極力プリントアウトしないようにしているのだが、配られる書類がこれだけ多いということだよなあ。
それからパソコンのディスクの掃除。ここにもけっこう不要なファイルがあった。どんどん捨てまくったのちに、スキャンディスクとデフラグをかけて終了。
実験室の掃除、これは簡単だ。一瞬ですむ。なにしろ、後輩Aに「掃除しとけよ」と言うだけだからなあ。楽なものである。
そうこうしているうちに定時になった。このあとは、年末恒例のカレンダー抽選会である。取引先の会社からカレンダーや手帳などをたくさんもらうのだが、それをセクションでまとめておいて抽選会で分配するのである。不況のせいか、ここ数年は質・量ともに悪化気味であるが。その中でも今年は、なんとか電産の持ってきた手帳がすこぶる評判が悪い。デザインがダサい上に、数だけは大量にあるというからまさにふんだりけったりである。って、なんだかひどいことを書いているなあ。
で、この抽選会、どんな方法でおこなわれるかというと、カレンダーと手帳に番号をふっておき、くじを引いて出た番号と同じ番号のカレンダーもしくは手帳がもらえる、という方法である。だ、か、ら、その方式は合理的じゃないってば。くじで番号を決めて、1番の人から順番に好きなカレンダーもしくは手帳を取っていく、という方式の方が、好みのものを獲得できる人の割合はずっと多くなるんだから。この方式に変えなさい。と、数年来言い続けているのだがいっこうに改善されないなあ。ぶつぶつ。
まあいい。私はすでにカレンダーも手帳も個別に入手しているし、今回は辞退しよう。なんとか電産の手帳が当たってしまっても困るからなあ。
というわけで今年の仕事も終了。王将で焼肉定食+餃子を食べて帰宅。
12月27日(月) 『超常現象の心理学』
四連休後の初出勤。とはいえ、明日はもう御用納めである。今年の仕事はもう終わったようなものだな。などとすっかり休暇モードに突入していたのだが、休んでいる間にいろいろと仕事がたまっていた。
仕方がないのでまずは仕事の分類から始める。来年にまわしてもいいものを選り分けて、残りの量を確認。うむ、二日間あれば大丈夫だろう。というわけで今日は一日デスクワーク。
帰り道に先日購入した『超常現象の心理学』(菊池聡、平凡社新書)を読み始めたのだが、これがまた(本題以外のところで)妙に面白い。各章冒頭に引用されている文章の出典は『銀河英雄伝説』『ウルトラセブン』『機動戦士ガンダム』などだし、UFOの正体を云々するくだりでは、「茶釜である可能性も、手足を引っ込めたガメラである可能性も、円盤生物シルバーブルーメである可能性も、決して否定できないのである」などと書いている。しかもご丁寧にシルバーブルーメには「(誰もそんなの知らない?)」などという自己ツッコミ付きで。
たとえが妙にマニアックだぞ、と思って著者紹介を見ると、1963年生まれ。ううむ、同世代だったか。
今日買った本:
『空想科学大学』(江田康和、宝島社)
12月26日(日) 八景島
品川から京浜東北線で新杉田まで行き、そこからさらにシーサイドラインに乗って八景島まで。今日は八景島シーパラダイスでイルカショーを見る日である。
とりあえずメリーゴーラウンド横の崎陽軒でシウマイを食べ、それでは足りずにさらにレストランでサービスランチを食べたのちにアクアミュージアムに入場。まずはアクアシアターでサンダーバード4号に似たシーパラダイス号という潜水艇が活躍する映画を見、その後は水族館の中をうろうろしてシロクマの昼寝やラッコの食事やトドの背泳ぎなどを鑑賞し、時間になったのでアクアスタジアムに移動。ここではシロイルカのコーラスやトドの高飛び込みやアシカの逆立ちやイルカの後方二回転半ひねり伸身宙返りなどを堪能した。
新横浜まで戻り、そこから新幹線で帰阪。
12月25日(土) ボリショイサーカス
品川駅前『WING』にある『アンナミラーズ』で昼食を食べたのち、水道橋へ。今日はボリショイサーカスを見る日である。
場所は東京ドーム前の特設ステージ。招待券で入場したので指定席(椅子席)でなく、ステージ脇の砂かぶりというかなんというか、畳敷きの桟敷席である。そう、やはり日本人はこうでなくちゃ。空中ブランコや前足で逆立ちして鼻と後ろ足で輪を回す象やまるで人間が中に入っているかのようにひょこひょこ歩く熊の芸などを見て、けっこう楽しめた。
その後は浅草まで移動し、『京たこ』でタコ焼きなど食べたのちに『浅草演芸ホール』へ。ここの寄席は合間にコント漫才講談などがあるが、メインは落語である。そう、やはり日本人はこうでなくちゃ。
夜の部を中入りまで見てから上野へ移動。『叙々苑』で焼肉を食べる。って、またかい。帰り道、酔った勢いでゲームセンターのUFOキャッチャーに挑戦するも収穫なし。これはあまり日本人とは関係ないが、しかしううむ、腕が落ちたなあ。
12月24日(金) クリスマスケーキ
京都駅から新幹線に乗り、昼前に東京駅に到着した。
京浜東北線快速で品川に移動し、夕方になると混むだろうということで駅前の『鎌倉ニュージャーマン』でクリスマスケーキを購入。イチゴが山盛り載ったデコレーションケーキである。
いったん荷物を置いてから駅前の『更科利休』の鴨南そばで昼食を食べ、山手線で有楽町まで移動。大島渚監督の映画『御法度』を観るためである。映画館の前まで来たときに前売り券を忘れてきたなどといって一騒ぎあったが、結局バッグの底から見つかり無事に入れた。で、内容はというと……面白くないことはなかったけど、前評判ほどではなかったなあ。まあ、ビートたけしの殺陣が見られたからよしとするか。
それからちょっと銀座をうろついて日産の販売店前でやたら頭のデカいリカちゃんのコスプレ(?)に遭遇したりしたのちに品川に戻り、駅前でおにぎりやいなり寿司やわかめとキュウリの酢の物やヨーグルトやウーロン茶や緑茶やレモンとカルピスやミートパイやアサヒスーパードライやニッカシードルなどを買い込んで帰還。
さあ待望のクリスマスケーキを食べるぞ、と思ったらフォークがないではないか。さっき買ったヨーグルトに付けてもらったスプーンは紙製の物で頼りないし。こうなったら仕方がない、寿司に付けてもらった箸で食べよう。とくれば、当然飲み物は緑茶である。やはり日本人はこうでなくちゃ。
12月23日(木) 洗車せず
午前十時に起床。今日はちょっと暖かい。
例によって車でダイエーへ……と思ったら、ずいぶん汚れている。あちこちにほこりが積もり、さらにその上に雨の流れた跡がついて見苦しい。ううむ、最後に洗車したのはいつだったかなあ。と、覚えていないくらい昔のことなのだ。今日洗おうかとも思ったが、それだとまた正月までに汚れてしまうだろう。正月休暇に入ってからでいいか。とりあえず走るのに支障はないし。というわけで、そのままダイエーへ。
酒と食材をちょっとだけ仕入れて帰宅。その後は洗濯などをして、あとはごろごろと過ごす。
そして今日は「オモテ」を更新。
12月22日(水) 暖房
相変わらず今日も外は寒い。
午後からは後輩A関連+αの会議。会議自体はさして問題もなく終わったのだけれど、この会議室がやたらと暑いのだ。暖房が効きすぎである。上着を脱いでも窓を細目に開けてもまだ暑い。
フロアは快適な気温なのに、なぜこの会議室だけがやたらと暑いのかと考えてみると……ううむ、やはり構造上の問題だろうな。実はこの会議室、元から部屋として存在していたものではなく、フロアの一角を天井まで届くパーティションで区切って後から作られたものなのだ。そして、この会議室の天井にはちょうど暖房の吹き出し口がある。もともとはフロア全体を暖めるための吹き出し口の一つだ。そこから出る暖気がすべて、この会議室に溜まっていくのである。本来暖めるべき体積よりはるかに小さな会議室に。つまり、部屋の体積に比べて暖房の能力が大きすぎる、ということだったのだ。よくわかった。
まあ、わかったからといって暑くなくなるわけではないが。
そんなこんなで定時早々に帰宅。いよいよ明日から、待望の四連休に突入である。
今日買った本:
『超常現象の心理学』(菊池聡、平凡社新書)
『天皇の影法師』(猪瀬直樹)
12月21日(火) カレンダー
午前四時頃にいったん目が覚めたが、とりあえずトイレに行ってから二度寝。ううむ、やっぱり寒い。
仕事の方はここのところデスクワーク続きで特に書くこともないのだが、今日はいくつかの資料を作成して終了。帰宅してみると、マツダの販売店からの「謹呈」と書かれた封筒がポストに入っていた。中身はカレンダーである。スイスのアイガーの山並みの写真。
この店は毎年律儀にカレンダーを持ってくる。この店で車を買ったのは……ううむ、もう七年前か。去年一昨年あたりは「そろそろお買い換えの時期では……」などという電話もよくかかってきたのだが、私の答はいつも「まだちゃんと走ってるから」だったので今年は電話もなくなった。でもカレンダーを持ってくるということは、まだあきらめてはいないということか。あ、いや、あきらめずに来年も持ってきてください。
あとは朝日新聞の集金のおばさんが持ってきたカレンダーがある。二つあれば十分で、今年も買わずにすむだろう。
横山ノックの後任の府知事候補、西川きよしとか上岡龍太郎とかの名前まであがっているそうだが、ここはひとつ意表をついて青芝フックにしてはどうか。って、あの人は今どこに?
12月20日(月) 天下一品
ここ二、三日、急激に冷え込んできた。やっぱり布団から出るのが寒い。休日だったらこのまま一時間ほどうだうだしているのだが平日だとそういうわけにもいかず、十分で布団から這い出した。
いつものように仕事を終え、会社から駅へと向かう。途中にけっこう交通量の多い道路があって、ここは横断歩道はあるけど信号がかなり遠くにしかないのでいつもなかなか渡るタイミングがむずかしいのだが、今日はいつにもまして車の量が多いようである。仕方なくその道路に沿って歩き出した。最悪、信号のあるところまで歩いても距離的にはさほど遠回りにはならないはずだ。ときどき背後を見て車の流れが切れたかどうか確認しながら歩いていくと、『天下一品』が見えてきた。そうか、そういえばここにあったっけ。
『天下一品』はラーメン屋のチェーン店で、大阪京都近辺ではよく見るけどその他の地域ではどうなのだろう? 東京では、蒲田にあるのは発見したが。とにかく、ここのこってりラーメンは尋常ではないこってりさで有名である。今日の夕食はここにするか。
中に入り、唐揚げ定食を注文。ラーメン+唐揚げ+白飯のセットである。美味しかったのだが……ううむ、やっぱりこのこってりさは伊達じゃないなあ。なんだか胃にもたれる感じがするので、今日は休肝日にしよう。
12月19日(日) 大掃除
午前十一時に起床。今朝はこの冬一番の冷え込みだったらしい。
ラーメンを食べ、午後からは大掃除第二弾に突入。風呂を掃除して、台所も掃除して、今日のノルマは終了。肝心の部屋の方は……ううむ、いつ掃除できるだろうか? この本の山と格闘するのはなかなか面倒くさそうである。
夕方に豚まんを食べたのだが、やっぱりお腹がすいてしまい、結局夜食にたまご雑炊を作ってしまった。いかんなあ。
12月18日(土) こたつ
午前十時ころ目が覚めたが、布団から出るのが寒くてうだうだしていたら十一時。例によって車でダイエーへ向かう。
酒と食材を仕入れ、そろそろ大掃除を始めんといかんなあと思ってレンジクリーナーやガラスクリーナーなどを購入した。そうそう、蛍光灯も買っておかねば。
帰宅してからは洗濯、そして大掃除開始。しかし、トイレと玄関を掃除したらなんだか疲れてしまったので第一弾はこれで終了。風呂と台所は明日にしよう。
あまりに寒かったので、ついにこたつ布団を出す。こたつ自体は一年中出ていてテーブルとして使用しているのだが、今日やっとこたつ布団をかけて電源を入れた。ああ、あったかいなあ。ぬくぬく。
今日買った本:
『徳利長屋の怪』(はやみねかおる、講談社青い鳥文庫)
12月17日(金) マツバラ先生
今朝も寒い。会社へ向かう道でほんの少しだけ雨がぱらついたが、傘をさすほどではなかった。
今日は一日中デスクワーク。以前書いた資料にあちこち手を入れたり、後輩Aの書いた資料にツッコミを入れたり。特に事件も問題も発生しなかった。
と思ったが、帰宅してみるとまたもや留守番電話に二件もメッセージが。どうせこれも間違い電話だろうと思ってさっそく再生してみると、一件目は無言、午前十一時前の録音。二件目は十一時過ぎで、メッセージが入っていた。
「シミズくんですか? マツバラ先生が亡くなりました。至急連絡してください」
……それはご愁傷様です。しかし、私に言われてもどうしようもないのである。
なるほど、そういう事情で昨夜からシミズくんに連絡を取ろうとしていたのか。電話番号くらいちゃんと教えておけよ、シミズくん。恩師の先生(かどうかわからないが)が亡くなったというのに、告別式に出席できなかったら後悔するぞ。すぐに連絡しなさい。
って、ここに書いても読んでないよなあ。
今日買った本:
『まぐまぐVOW』(まぐまぐ編集部編、宝島社)
『デビルマンレディー』11巻(永井豪、講談社)
12月16日(木) 間違い電話
帰宅してみたら、留守番電話に四件もメッセージが入っていた。
さっそく聞いてみると、一件目はトヨタカローラからである。「タカハシさんのお宅ですか? トヨタカローラのタツミと申します」で始まって、一分以上も続いている。タツミ氏が今度転勤することになり、後任者も引き続きよろしく頼む、という内容だ。ううむ、私はタカハシさんではないのだけどなあ。そういえばタツミ氏からは、今年の夏ごろにも間違い電話が入っていた。冬になっても間違い続けているのか。そんなことだから左遷されるのでは? いや、左遷かどうかはわからないが。
そして残りの三件は無言だった。これもタツミ氏かなあ、しつこいなあ、と思っていたら、八時前に再び電話。しかし、ちょうどトイレに入っていたので取れなかったのだ。残念。まあ、タツミ氏ならまたかかってくるかもしれない。直接話せば間違いだとわからせることもできるだろう。とりあえず入浴してビールを飲んでいると、九時ころにまた電話がなった。よし、タツミ氏だ、と思って急いで電話を取る。
「もしもし、シミズさんのお宅ですか?」
ええい、違うというのに!
そして今日は「オモテ」を更新。
今日買った本:
『氷雨』(山田正紀、ハルキ文庫)
『広辞苑を読む』(柳瀬尚紀、文春新書)
12月15日(水) 横浜
朝はゆっくり眠って、午前十時にビジネスホテルをチェックアウト。
京浜東北線に乗って横浜まで来たが、まだ時間はたっぷりある。何しろ、横浜営業所には午後に入ればいいのだ。時間をつぶそうと思って、駅前のデパートや本屋をぶらぶらする(上司はパチンコへ……)。十二時ちょっと前、店が混む直前に昼食を取り、もう一度本屋などをぶらぶらしてから横浜営業所へ。ほどなく後輩Aも到着した。
今日の主役は後輩Aだ。客先向け技術セミナーということで、前に立って話す。私は横で見てるだけ、後輩Aには手に負えなくなったときだけ助け船を出す役目だったが、結局出番はなかった。いつもこんな出張だったら楽でいいのにな。(って、最近は楽な出張が多いような……)
後輩Aの講師はどうなることかと心配していたのだが、事前に何度も練習したためか特に間違いもなく終了した。ただ、口調がちょっと砕けすぎて友人にでも話しているような言葉がちょくちょく出てきたのは良くなかったなあ。今後の課題としよう。
セミナーが終わってから出席者たちと軽い飲み会を開催、その後新横浜から新幹線で帰阪した。
12月14日(火) 東京
三連続出張の二日目、今日は東京。
朝、京都から新幹線に乗って東京へ。午後一時に東京支社へ入ればいいので、それほど早起きしなくてもすんだ。東京駅に到着したのは十二時ちょうど、駅のカレースタンドでカツカレーを食べて昼食とし、山手線に乗って東京支社へ。今年の六月に完成したばかりの新しいビルに引っ越した東京支社、行くのは初めてである。ビルは新しくて綺麗でよかったのだが、なぜか見た目が「バブルの絶頂期に建てました」という感じのゴージャスさだぞ。
東京支社で上司および営業担当者と待ち合わせ。今回の担当者は、この四月まで二年ほどシンガポールに駐在していたという女性である。年齢は私より少し上くらいか。世代的には今までどこかで顔を合わせていてもいいはずなのだが今日が初対面である。ううむ、世間は狭いが社内は広い。
今日は客先への訪問ではなく、東京支社にあるショールーム(みたいなところ)での打ち合わせである。いろいろと事前の準備や調整をすませたところで、午後二時前になってお客さんが到着。技術的な話やら商談やらを織り交ぜて二時間ちょっと、打ち合わせは無事終了した。今日の仕事はこれだけである。いつもこんな出張だったら楽でいいのだが。
ああしかし、せっかく東京へ来ているというのに上司同行だからなあ。
明日は横浜。
12月13日(月) 宇治川
三連続出張の一日目、今日は宇治の某客先である。
会社へはいつもどおりの時間に到着、メールや書類などを少し処理したのち、午前十一時に出発。同行者は上司と、急遽連れていくことになった後輩Aである。阪急電車で烏丸まで行き、駅前のうどん屋で昼食を食べて京都営業所に入る。ここで営業担当者と待ち合わせだ。
その営業担当者の運転する車に乗って南下し、宇治市の客先へ。三階の窓からはすぐそこに宇治川が見え、いい景色である。ううむ、冬の宇治川というのもなかなかいいなあ。って、別に観光に来たわけではないのでさっさと会議室にこもり、いろいろと話をする。話していたのは、私が六割、上司が二割、営業担当者が二割、といったところか。結局後輩Aの出番はなかった。
打ち合わせは二時間強、当初のもくろみと違ったところもあったけどなんとか話をまとめて客先をあとにした。
さあ、明日は東京だ。
12月12日(日) 在宅
十時過ぎに起床。外出する用事は昨日すべて片づけてしまったので今日は在宅の日である。
部屋の掃除をして、洗濯をして、ついでに台所のシンクも掃除して、さすがに一歩も外に出ないのは問題だなあと思って夕方に外出、煙草とタコ焼きを買ってきた。
夕食は例によって野菜炒めを作成、そして風呂に入ってのんびりとテレビなど見る夜。
そして今日は「オモテ」を更新。
12月11日(土) いろいろ買い物
午前十時頃にいったん目覚めたが、もう一度眠ってしまい再び起きたのは十一時半。
とりあえず車に乗ってダイエーへ向かう。本屋で新刊を物色したのち、酒と食材その他を購入。一度家へ戻ってから、今度は電車で高槻駅まで。駅前のチケット屋で新幹線の回数券を買い、ついでに散髪もする。そして西武高槻で買い物。あー恥ずかしかった(←?)。
夕食を食べてから布団に転がって本を読んでいたらついつい眠り込んでしまい、目が覚めたのは午後十一時だ。うっ、いかんいかん。
今日買った本:
『天魔の羅刹兵』二の巻(高瀬彼方、講談社ノベルス)
『修羅』グイン・サーガ69巻(栗本薫、ハヤカワ文庫)
『彼方から』10巻(ひかわきょうこ、白泉社)
12月10日(金) ボーナス
昨日に続いて暖かい。そして今日は、お待ちかねのボーナス支給日である。
午前中に明細書をもらった。すぐに封を切り中身を確認、うふふふふ。さあ何に使おうかなあ、って、特に大物で欲しいものも今のところないし、堅実に貯金しておこう。
午後からは先輩C主催のミーティング。先輩C作成のソフト関連資料に対するレビューである。開催案内はもっとたくさんの人に出していたらしいが、忙しいとか手が放せないとか言って結局出席したのは私と先輩Cほか一名の三人である。人数が少ないから早く終わるかと思いきや、午後四時終了予定のはずが五時過ぎまでかかってしまった。ううむ、なんだか喋りすぎて疲れたなあ。出席者がもっと多ければ適当に休めたのだが。
というわけで、疲れたしボーナスも出たことだし、定時早々に帰宅。
12月9日(木) 出張準備
今日はちょっと暖かかった。でもコートは着て行く。
デスクワークの合間に、来週の火曜日水曜日の東京(と横浜)出張の準備。客先に提出する資料や説明用のOHPシートなどを揃える。まあこの辺は、過去に使ったものがいろいろとあるのでそれを引っぱり出してきてまとめるだけである。
あとは宿と切符の手配。宿の方はホテルに電話予約して終わりなのだが、問題は切符である。これが、以前に比べてものすごく面倒くさくなっているのだ。以前は、社屋内のコンビニに隣接しているトラベルサービス(子会社が運営)でその場で切符が買え座席指定もできたのだが、このトラベルサービス事業は採算が取れないとか言って撤退してしまったのである。今年の夏のことだ。で、今はどうしているかというと、まず切符手配依頼書を書き、これを某旅行代理店にFAXで送る。午前十一時までに送らねばならない。さもないと処理が翌日回しになってしまうのだ。で、旅行代理店の方では依頼書に基づいて切符を手配する(満席だったらふりだしに戻る)。そして、依頼書のコピーを総務に持っていって(原紙は自部門で保管)担当者に渡しておく。切符は毎日午後四時にまとめて総務に届けられるから、それをまた自分で取りに行くのだ。受け取るときはサインを忘れずに。そして、定時を過ぎると切符は金庫にしまわれて鍵がかけられるので注意。その場合は翌日まで待たなければいけない。
しかし、こう書いてみてあらためて思ったのだが、いちいちFAXを送ったりコピーを取ったり、ものすごい手間である。トラベルサービス事業は採算が取れなかったとか言っているが、今のやり方の方がはるかに経費がかかっているのではないのか? 少なくとも、利便性は大幅に低下しているぞ。だいたい、出張時の切符の手配などというものは会社のインフラの一つであり、たとえ採算が取れなくても続けるべきだろう。この分だと、そのうち採算が取れないから社員食堂は閉鎖しますとか採算が取れないからトイレ掃除は廃止しますとか言い出しかねない。困ったものである。
……とまあ愚痴を言っても仕方がない。切符は無事入手できたのですっかり仕事も終わった気になって定時早々に帰宅。
12月8日(水) 半日
コート着用二日目、今日も寒い。
デスクに着いてパソコンを立ち上げると、部のシステム管理者から同報メールが来ていた。二千年問題対応のバージョンアップ要請第二弾である。これが終われば対応は終了、とのことだ。しかし、バージョンアップしなければならないソフトがずいぶん多い。インターネットエクスプローラーと、マイクロソフトオフィスの幾つかと、あれとこれとそれと。親切にも共有ディスクにバッチファイルが用意されているので基本的にはそれを実行すればいいだけなのだが、それでも数が多けりゃ時間もかかる。全部終了するのに結局半日かかってしまった、ふう。
あとの半日ゃ寝て暮らす、というわけにもいかず、午後からはデスクワーク。午後七時過ぎまでうだうだとしてから帰宅した。
12月7日(火) コート
朝、いつものようにジャケットだけで玄関を出たのだが、あまりの寒さに引き返してしまった。コートを引っぱり出して着込む。この冬一番の冷え込みである。
廊下のロッカーの前でコートを脱ぎながら考えた。うむ、コートを着て来たことはちゃんと覚えておかねば。ついうっかりして忘れて帰りそうだからなあ。と思ってロッカーを開けると、どこかで見たような傘が置いてあった。これは確か私の傘、どこかでなくしたのかと思っていたがこんなところにあったのか。このロッカーはコートを掛けるくらいしか使っていないので、少なくとも九ヶ月はここに置いたままになっていたはずだ。ううむ、これだからなあ。
今日も一日中デスクワーク。途中、後輩Aの書いた報告書にツッコミを入れたり、来週月曜日にまたまた出張の予定が入ったりしたが、他には特に事件もなく平穏な一日である。それにしても、来週は三日間出張か。あまり寒くないことを祈ろう。
午後七時前、そろそろ帰ろうかと思ってデスク周りを片づけていると、後輩Jがやってきて昔私が作ったソフトについてあれこれと質問してきたので十分ほど相手をする。いちおう納得して戻っていったようだが、また質問に来られてはかなわない。今のうちに逃げよう。こそこそ。
ちゃんとコートを着て会社を出ると、またもやものすごい寒さである。これならコートを忘れる心配などなかったな。
六甲山には初雪が降ったようだ。寒いはずである。
12月6日(月) 落ち葉
晴れてはいるが風が強い日。
三階にある喫煙室で煙草を吸っていると、わずかに空いた窓から突風とともに落ち葉が舞い込んでくる。この窓は中庭に面していてすぐ目の前には桜の木があるのだ。その木の、すっかり茶色になった葉が強風でちぎられて舞い込んでくるのである。む。まだ地面に落ちていないのだから、正確には「落ち葉」じゃないのか? などとくだらないことを考えていた。
昼休みにちょっと中庭を歩いてみる。芝生の上は落ち葉でいっぱいだ。通路にはほとんど落ちていず、芝生の通路脇の部分に特に多く積み重なっているということは、ちゃんと掃除をしている人がいるらしい。しかし、わずか三本の桜の木からこれほど多くの葉が落ちるものか、と思ってあらためて桜の木を見上げてみてもまだ半分も落ちていないようだ。ううむ、これからしばらく掃除が大変だろうなあ。
夕食は『らーめんふぁみりー』で味噌ラーメン+チャーハンを食べて帰宅。
12月5日(日) 雨
昼前に起床。外は曇り空で今にも降り出しそうな感じだが、かろうじてまだ降り出してはいない。外出しようかどうしようかと悩みながら掃除と洗濯。終わっても空模様は相変わらずである。
天気予報は「雨」だからそのうち降り出すだろうと思って遠出は避け、駅前まで。本屋を物色し、煙草を買って帰宅。しかしまだ雨は降らない。
夕食はカレーチャーハンを作成。先週と同じじゃないかと思われるかもしれないが、先週は豚肉、今日は牛肉とちゃんと変化を付けているので大丈夫である。
しかし、結局雨は降らなかったなあ。
そして今日は「オモテ」を更新。
今日買った本:
『トンデモ本 女の世界』(と学会、メディアワークス)
『一日江戸人』(杉浦日向子、小学館文庫)
『ケンペーくん』(ならやたかし、幻冬舎アウトロー文庫)
12月4日(土) 豚まん
いったん午前十時頃に目が覚めたが、布団から出るのが寒くてごろごろしていたら眠り込んでしまい、再び目覚めたのは十一時半。なんとか起き出して車でダイエーへ向かう。
例によって例のごとく酒と食材を仕入れる。『551蓬莱』の豚まんの3個入り冷蔵パックが置いてあるのを発見、そうか店頭売りだけじゃなくてこういうところにも流しているのかと思って買ってみた。
家に帰って布団に転がり清涼院流水などを読んでいると再び眠り込んでしまった。起きたのはすでに夕方。ううむ、ちょいと寝過ぎかも。
お腹がすいたので、先ほど買ってきた豚まんを食べてみることにした。袋から出してみると、店頭売りのものとは違って表面がやけにつるつるしている。店頭売りの方はもっと凸凹があって、いかにも手作りという感じがしたのだけどなあ。これは機械で作られているのだろうか? と思いつつ電子レンジで暖める。
食べてみたが……ううむ、明らかに味が違う。店頭売りの方がはるかに美味しいぞ。日持ちさせるためにいろいろと処理をしているのかなあ。やっぱり豚まんは店頭売りに限る、と思った土曜の夜だった。
12月3日(金) 一応
いつもより三十分早く起きて午前九時に出社。パソコンの電源を入れる間もなく、いきなり後輩A関連の会議に突入である。この会議は予定どおり十時半で終了した。
昼からは別の会議。会議というよりは報告会といった方が近いか、あるプロジェクトについてとなりの課の課長と先輩Iが前に出て説明して最後に質疑応答をおこなう、というものである。一時間の予定だったが、となりの課長が喋ること喋ること、まるまる一時間喋りっぱなしで先輩Iの出番が来た頃にはすでに終了予定時刻になっていた。仕方なく先輩Iは手短かに説明しその後手短かに質疑応答をして、結局二十分オーバーで終了である。
しかしこの先輩I、発言中に「一応」という言葉が異常に多いのだ。気になって仕方がない。こんな感じである。
「はい、一応すべて調査しまして、まとめました。一応、これでOKではないかと。この資料は、一応、後ほど回覧します。ええ、一応、今日中には」
これだけ「一応」が多いとホントに調査したのかホントにOKなのかちょっと疑わしくもなってくる。まあもちろん本人はホントにOKだと思っているのだろうが……ううむ、この口癖は気になるなあ。
他にもいろいろと口癖を持った人がいる。必ず「えーと」と言ってからでないと発言できない人、やたらと「なんか」を連発する人、人を誉めるときは必ず「さっすっが!」と言う先輩C、何でも「ちょろいっすわ」と安請け合いする後輩A。いったん気になり出すとこういう口癖ばかりに気を取られてしまって肝心の話の内容に集中できなくなってしまうのだ。何回「一応」というか数えてみたりして。
……などと他人の口癖をネタにしているが、ううむ、私にも自分では気付いていない口癖があるかもしれないなあ、ううむ。ううむ、私の口癖って何だろう? ううむ。
12月2日(木) 連日会議
夜の間に雨が降ったらしく、朝の地面は濡れていた。午前中は曇り、昼からは晴れ。
今日は後輩A関連の会議が一本。二時間の予定がちょっと長引いて三時間かかったが、思ったよりは紛糾しなかった。その後はずっとデスクワークの平穏な一日である。夕食にカレーライス+サラダを食べて帰宅。
ああ、そういえば明日も後輩A関連の会議があるのだった。午前九時から。ちょっと早起きせねば。
今日買った本:
『ユウ 日本国民全員参加テレビ新企画』(清涼院流水、幻冬舎ノベルス)
『妖雲群行』アルスラーン戦記10(田中芳樹、角川文庫)
12月1日(水) バージョンアップ
気温は昨日と同じくらい、とりあえずはまだコートなしでも大丈夫である。こたつ布団もまだ出していない。暖房は入れているけど。
今日は一日中デスクワーク。後輩Aの出張報告書にツッコミを入れたり、あちこち朱書きされて部長から帰ってきた書類をどう修正しようかと悩んでいたり、二千年問題対応で回ってきたCD-ROMでソフトをバージョンアップしていたり。すぐそばに座っている上司は、その辺にいる人に聞きまくり電話もかけまくりCD-ROMと半日格闘してようやくバージョンアップを完了させたようだ。うむ、他人に丸投げせず自分でなんとかしようという考えがあるだけまだマシか。噂では、これから年末にかけてこういうCD-ROMがたくさん回ってくるらしい。ううむ、大変だなあ。
後輩Aは、一昨日の行方不明騒ぎの件をどう部長に謝ろうかと悩んでいたようであるが、まあ悩ませておこう。
夕食にお好み焼き+サラダを食べて帰宅。
今日買った本:
『カラサワ堂怪書目録』(唐沢俊一&唐沢なをき、学陽書房)
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